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The Hunter / Jennifer Warnes
Jennifer Warnesと言えば、愛と青春の旅立ちでJoe Cockerとデュエットしていた人という印象しかありませんでしたが、そうじゃなかったというのを知ったのがこのアルバムでした。ここには商業音楽とは一線を画した「大人色の音楽」が凛としてあります。更にオーディオ的にも良質に作られていて、聴いていてとても気持ちが良いアルバムです。(発売当時はオーディオ雑誌のリファレンスディスクとして度々登場していたようです) 上手いぞ〜と歌い上げるシンガーよりも、ちょっとこもり気味で抑えつつも芯がある歌い方が好きです。作り手が良質な音楽を届けたいと思い、それを実現するスタッフやレーベルがあると、こういう作品ができるんだなと感心します。
Rock BMGビクター 1992年Furuetti
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SPACY / 山下達郎
J-POPの輝きと洋楽テイストのブレンドが心地よい傑作です。最後の"Solid Slider"を聴くためだけにプレーヤーにセットして、その前の9曲を聴いても構いませんけど、どっちみち飛ばして聴くなんてできないので全曲聴いてしまうんですけどね(笑) クレジットされているミュージシャンの豪華さも溜め息モノですが、この頃から達郎さんの歌声は完璧で、本当に参ってしまいます。もし未聴の方がいたら是非聴いて欲しいアルバムです。
POPS Rock BMGビクターFuruetti