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Root Down, Jimmy Smith Live / Jimmy Smith
素晴らしきかなオルガンJAZZ 昔々もう30年くらいになる(汗)飲み会の帰りに三茶にある会社の先輩の家に寄った時にかけてくれたLPがJimmy Smith初体験でした。このハモンドオルガンの音色にビビッと来て、熱い演奏とそのサウンドにやられました。 今聴いても全く古くないし、この雰囲気を上手く再生するのもなかなか難しい。できるだけ重心の低いチューニングが必要ですね。 とりわけ4曲目と5曲目のgrooveの盛り上がりが最高で、ついついボリュームが上がってしまうのです。ご近所迷惑要注意!
JAZZ VERVE 1972年Furuetti
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Harlequin / Dave Grusin & Lee Ritenour
何を隠そう(隠していませんがw)10代の頃に雑誌の推薦盤としてプッシュされていたのに惹かれて購入したけれど、良さが全くわからずに手放したアルバムです。アナログリターンズ生活になって再び気なって買い直したのがつい最近(笑) いや〜素晴らしい! Ivan LinsのvocalがfeatureされたA-1が特筆ものですが、オーディオ的にも録音が良く、とても見通しの良いサウンドステージが展開されます。Lee Ritenourはアコースティックギターなので期待外れかと思いきや、聴かせる聴かせる。弦の弾く様が見えるようなプレイです。ブラジル音楽との相性ヨシ! まあ、これは10代には無理があるか。。。大人の音楽だな。 P.S. ジャケットデザインも秀逸です。インテリアとしてもGoodです。 曲目: A1 Harlequin (Arlequim Desconhecido) A2 Early A.M. Attitude A3 San Ysidro A4 Before It´s Too Late (Antes Que Seja Tarde) B1 Cats Of Rio B2 Grid-Lock B3 Silent Message B4 The Bird
JAZZ GRP 1985年Furuetti
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The Man withThe Horn / Miles Davis
電化されただけならまだしも、軟弱なFUSIONみたいになったMilesなんて堕落だ!なんて悪態をつかれることもあるアルバムだそうですが(笑)僕は電化されて軟弱になったことで、こんなに格好良いアルバムができるのなら大歓迎です。 1曲目イントロのMarcus MillerのBassからゾクゾクします。そしてお待ちかねのミュートTpが、ヒュルッ、ヒュリュッ、ヒュリュ♪ときたらもう堪りませんね。CoolにバッキングするMarcusのBassとAl FosterのDrumが後半どんどん跳ねて、オープニング曲が終わります。Fat Time格好良すぎますね。 復帰1作目だからまだまだ本調子ではないらしいのですが、じゃあ本調子ってどんだけ凄いねん!と空恐ろしくなるMilesの後半戦はDecoyでの完全復活に向けてスタートを切りました。そんなマイルストーンとなるアルバムでした。 オーディオ的にはElectric Bassのゴリゴリ感とスラップの跳ねる感じや、Tpから放たれる音の拡散をいかに上手く出してやれるかがポイントになる結構再生が難しいアルバムでもあります。
JAZZ Columbia 1981年Furuetti
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Bop City / Ben Sidran
仕事帰りにディスクユニオンで宝探しをしていたら、その筋では泣く子も黙る(笑)Ben Sidranの名前が目に飛び込んできました。見ると新品同様のAランク、しかも「見本品」の文字が。 早速家に連れて帰って驚いた!サポートメンバーも素晴らしいけど、曲も演奏も音質も素晴らしくて幸せな気分になります。あ、レコード盤も肉厚でヨシ! うーん、いい買い物をして気分も良いぞ! Alto Saxophone – Phil Woods Bass – Eddie Gomez Drums – Peter Erskine Guitar – Steve Khan Piano, Vocals – Ben Sidran Producer – Ben Sidran, Mike Mainieri Vibraphone – Mike Mainieri
JAZZ Baybridge records ディスクユニオンFuruetti
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Hand on the Torch / US3
多くの人が書いていますが、とにかく初めて聴いた時はビックリした。Cantaloopのリフに夢中になった。そんなエポックメイキングなアルバムは時々引っ張り出されてその度に感動を与えてくれます。しかしこの手のアプローチは長続きするものでは無いのか、その後彼等の名前を聞くことは無かった。 1 Cantaloop (Flip Fantasia) 2 I Got It Goin' On 3 Different Rhythms, Different People 4 It's Like That 5 Just Another Brother 6 Cruisin' 7 I Go To Work 8 Tukka Yoot's Riddim 9 Knowledge Of Self 10 Lazy Day 11 Eleven Long Years 12 Make Tracks 13 The Darkside
JAZZ BLUE NOTEFuruetti
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TRIO IN TOKYO / Michel Petrucciani, Steve Gadd, Anthony Jackson
始まった瞬間からブルーノート東京の客席にワープします。(行ったことないけど笑) とてもハッピーな気分で聴けるピアノトリオで何度も聴きたくなる演奏のクオリティで虜にしてくれますね。"Home" での3人のグルーヴ感、"Little Piece in C for U" でのSteve Gaddの鳥肌もののドラミング、そしてアンコールの "A train" まであっという間に終わってしまいます。 それにしても、Michel Petrucciani、生まれついての身体的ハンディキャップ、ブルーノートと契約した初めてのフランス人など1999年に35歳で夭逝した生涯は、いつの日か映画化されるのではないでしょうか? でも、一番痛快なのは、そんな彼のバイオグラフィーを知らず、そのサウンドだけでファンになってしまうこと、そしてこのアルバムはまさにそんな目的に敵う作品なのではないかと思うのです。 ライブアルバムですが録音がとても良く、ありきたりですが眼前で彼ら3人のパフォーマンスが繰り広げられます。あ、そうそう、僕はオープニングのMCで「あ、これは良い」と確信しました(笑)ちょっとベースの音が控えめにも聴こえますが、それは僕のオーディオシステムのせいかも知れません(汗) 最後に、タワーレコードオンラインの紹介文より引用しておきます「上原ひろみも“ジャズ史上におけるライヴ作品ベスト5”の1枚に挙げる、問答無用のライヴ名盤。」
JAZZ DREYFUS JAZZ 2009Furuetti
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Solstice / Ralph Towner
ECMレーベルってハズレなしの宝くじみたいなものなのかな?と時々思います。その筋では支持者も多いと感じるRalph Townerですが、初めて聴くまで長い時間かかりました。結局このアルバム1枚しか持っていないのですが、これ1枚でイイわと思わせる美しい音の詰まった作品です。 1曲目の "Oceanus" が白眉ですが、主役のギターよりも他の3人のインタープレイが格好良すぎて耳が持っていかれます。Ralph Townerはアメリカ人ですがサポートの3人のお陰で(?)サウンドは完全に北欧の色付けがなされているようです。(時々主役を食ってしまう程の)スペーシーなsaxが目立ちますが、細かなパッセージのベースとドラムの繊細さが美しいですね。 BGM向きでもなく、一人の夜にじっくり浸るアルバムです。 Ralph Towner – 12-string and classical guitar, piano Jan Garbarek – tenor and soprano saxophone, flute Eberhard Weber – bass, cello Jon Christensen – drums, percussion
JAZZ ECM 1975年Furuetti
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Chet / Chet Baker
20代の頃にタワレコの試聴コーナーで惹かれて買ったのですが、この時期はどんなジャンルでもいいから「聴いたことのない音」を体験したくて何でも聴いていた最中でした。今は更に自由な聴き方ですが(笑)そんな時にこの直球勝負なトランペットが新鮮だったんですね。Chet Bakerと言えば「歌」ですが、このアルバムは歌っていません、悪しからず。でも、'Tis Autumn" を聴いてみて下さい、そこには確かに彼の歌が聴こえます。 Chet以外のメンバーも豪華絢爛、特にBill Evansとの共演が取り上げられますが、それを理由に買うような感じでもありません(素人目に、Bill Evansはサイドメンに徹している印象です) - Chet Baker : trumpet - Herbie Mann : alto flute - Pepper Adams : baritone saxophone - Bill Evans : piano - Kenny Burrell : guitar - Paul Chambers : bass - Connie Kay : drums - Philly Joe Jones : drums 結局、彼のアルバムはこれ1枚しか持っていませんが、これで十分なのです。 晩年の彼の物語は知りませんでした。辛いですね。 https://youtu.be/xaotB4aHWBE
JAZZ Riverside 1959年Furuetti
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Blacks and Blues / Bobbi Humphrey
見て下さい、このジャケット。悪かろうはずがございません(笑) コンピレーションの名作「Free Soul」シリーズに入っていた "The Good Life" に衝撃を受けて買ったアルバムです。肝心のThe Good Lifeは入っていないのですが、Larry MizellのSky High Production作品として気持ちの良いサウンドが満載です。 Track 3 "Just a Love Child" 聴いてみて下さい。Linda Lewisばりのコケティッシュな歌声にDavid T. Walkerによる「お得意の」バッキングが絡んで「ああ、この曲終わらないで〜」と祈りたくなります。 フルートJazzと言えばHerbie Mannしか知らなかったので何だか得した気分です。 https://youtu.be/GELeVZpj29c
JAZZ BLUE NOTE 1973年Furuetti
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FUTURE2FUTURE / Herbie Hancock
Dis is Da Drumで完結した(枯渇した?)かと思ったら、またしても10年周期のrevolutionを起こしてきました。やっぱり凄いです、この人は。時代と共に変化し続ける、まるでカメレオン(笑)のような彼ですが、こんなにサウンドが電化されてもやっぱりJAZZなのです。それにしてもカッコイイです。
JAZZ Victor 2001年Furuetti
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Dis Is Da Drum / Herbie Hancock
Head Hunters 〜 Future Shockの次はアフリカンビートとの融合でした。このアルバムが電化された(笑)彼の作品の中で最も好きです。色んな要素がごった煮のように入っているのに、それがスッキリとひとつの味にまとまっているから、どんな切り口でも楽しめます。あ、今日はファンクだな、別の日はDJ MIXだな、Acoustic Jazzだな、とか。 打ち込みと生ピアノの融合は気持ち良いということを教えてくれる作品です。
JAZZ MERCURY 1994年Furuetti
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Future Shock / Herbie Hancock
当時は度肝を抜かれたスクラッチ音も、今となっては大人し目に聴こえますね(笑) さておき、曲は今でもカッコいいです。特に2曲目、言わずと知れたCurtis Mayfieldのカバー "Future Shock" が好きです。約10年ごとに革命を起こし続けるハービーハンコック、この次は "Dis is Da Drum" で再び皆を驚かせてくれます!
JAZZ Sony Music 1983年Furuetti
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Head Hunters / Herbie Hancock
20代前半にころ「ジャズファンクとか聴きたい」と言ったらこれが出てきました(笑)でも、乗っけから知らない世界が展開されてしまい、ちょっとビビりました。2曲目に入ると、瓶の口をフーフー吹いて出しているような音が始まり、ますますカオスになって、次のSlyに至ってはもう何が何だか、、、で、リピートが止まらなくなりました。 演奏がすごいのは勿論の事、バリバリのジャズメンであったHerbie Hancockがいきなりこれかよ!(さまぁ〜ず風に)すごいなお前!と、その自由さにホント痺れました。必聴です(よね?)
JAZZ Columbia 1973年Furuetti
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Jasmine / Keith Jarrett and Charlie Haden
写真仲間と一緒に、HADEN BOOKSという素敵なカフェに訪れた時のこと。店内で流れる「気になって仕方がない」BGMがこのアルバムでした。 いつ聴いても、どこから聴いても優しく柔らかに流れるピアノとベースに癒されます。眠れぬ夜にはプレーヤーにセットするだけで安眠できますし、休日の午後に聴いたりしたら大変、そのままお昼寝してしまいます(笑) そのカフェは2019年1月末に閉店したのち、別のロケーションで再スタートしています。また行きたいな。
JAZZ ECM 2010年Furuetti
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Tenderness / Al Jarreau
僕の選ぶ最も歌唱力の高いシンガーは、おそらくアル・ジャロウです。誰?と思った人は "Mornin'" を聴いてみて下さい。ほら、知っていますよね。どんなジャンルでも変幻自在に歌いこなし、しかも音程は絶対に外さない(外れない?)それだけ聞くとただのバカうまシンガーですが、彼の歌はとにかく心に響きます。 これは、2017年に逝ってしまった彼の晩年1994年の作品ですが、スタジオライブレコーデイングで、最高のバッキングを従えた魅力的なアルバムです。もはや歌と一心同体、何にも代えられない素晴らしいパフォーマンスの記録です。ジャケット写真そのままの世界が楽しめます。素晴らしいです。 https://youtu.be/kzXNdLVZs3k
AOR JAZZ Warner Bros.Furuetti