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ムーミン谷の十一月
ムーミン小説シリーズの 最終巻なのですが、 前の巻でムーミン一家は 島に移住してしまったため はじめからおわりまで 主役不在という凄い内容♨︎ ムーミン一家に会いに スナフキン、ホムサ、ヘムレン、 フィリフヨンカたちが ムーミン谷を訪れるも、 一家は既に谷を去ってしまったため 偶然集まった個性の強い人々が ひと時の共同生活を送るという物語。 なにかを求めて集まった人たち。 クセの強い面々なだけに 共同生活も上手くいかない。 しかしそんな暮らしの中で 求めていたものに気づき またひとりひとりに戻っていく。 味わい深い一冊でした。
小説 トーべ・ヤンソン 講談社kaikai
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ムーミンパパ海へいく
ムーミン原作小説シリーズの 最後から2番目にあたる作品。 平和で快適な生活のなかで ムーミンパパは父親として やるべきことがないことに苛立ち、 自分主体の家族生活を求めて 住み慣れたムーミン谷から 灯台がひとつあるだけの島に移住し そこで暮らしていく物語です。 自分で何でもやりたがる割に 大抵空回りしてばかりのムーミンパパ、 家事や庭の手入れなどの趣味を奪われ 心が徐々に壊れていくムーミンママ、 うみうまへの恋や独立心に駆られて 家族から距離をとるムーミントロール。 濃密なドラマが詰め込まれるなかで 離れ離れになる家族の在り方について 考えさせられるストーリーです。 …よりにもよってこの本から 原作ムーミンを読み始めたので イメージとのギャップに かなりビックリしましたが キャラクターの心理がよくわかり ますますムーミンが好きになる いい作品でした。
小説 トーべ・ヤンソン 500円 講談社kaikai