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Tony Joe White / Bad Mouthin'
(2018) 2016年のアルバム“Rain Crow”以来となる約2年ぶりのトニー・ジョー・ホワイトのアルバム。ジョディ・ホワイトのプロデュース。 低く深みのある味わいのある歌声を聴かせてくれているホワイトだが、このアルバムではさらにディープな感じの曲が並べられている感じだ。オリジナルが6曲とカヴァーが6曲で、タイトル曲の“Bad Mouthin'と“Sundown Blues”は1964年頃に書いた未発表曲を録音している。カヴァーは“Baby Please Don't Go”や“Boom Boom”などが並び、アルバムのラストにはエルヴィス・プレスリーの“Heartbreak Hotel”が収録されている。意外な選曲だったが、そのブルージーな仕上がりに悶絶の一歩手前だった。ホワイトのギターがたまらなく良いのだ。 バンドはブライアン・オーウィングス(ds)とスティーヴ・フォレスト(b)のリズム隊を従えたトリオ編成で、ホワイトはハーモニカも吹いている。 深まりつつある季節にぴったりの、聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Bad Mouthin' 02. Baby Please Don't Go 03. Cool Town Woman 04. Boom Boom 05. Big Boss Man 06. Sundown Blues 07. Rich Woman Blues 08. Bad Dreams 09. Awful Dreams 10. Down the Dirt Road Blues 11. Stockholm Blues 12. Heartbreak Hotel
Rain Crow Yep Roc Recordsk-69
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Aoife O'Donovan / In the Magic Hour
(2016) イーファ・オドノヴァンの2ndアルバム。タッカー・マーティンのプロデュース。 聴くたびに深みにハマっていくような内容で、“I'm with Her”の2人のサラとは違った魅力を秘めている感じがする。2人がルーツ的な要素を感じられるのに、どちらかと言えば、ポップだったりする。 “Hornets”はサラ・ジャローズと共作していて、ワトキンスがフィドルで参加している。 他にもクリス・シーリーがゲスト参加していたりする。 発売当初はジャケに惹かれていたのに、スルーしていたことを後悔しながら聴いていたりする。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Stanley Park 02. Magic Hour 03. Porch Light 04. Hornets 05. Magpie 06. Donal Óg 07. The King of All Birds 08. Not the Leaving 09. Detour Sign 10. Jupiter
Yep Roc Recordsk-69
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Tony Joe White / Rain Crow
(2016) 60年代の終わりから活動を続けている、トニー・ジョー・ホワイトのアルバム。ジョディ・ホワイトのプロデュース。 あまり注目されることは無いが、1968年のデビュー以来、コンスタントにアルバムをリリースしている。 ブライアン・オーウィングス(ds)とスティーヴ・フォレスト(b)の生み出す力強いリズムに乗って、タイロン・ロジャース(key)とホワイトのギターがディープな彩りを重ねている。 湿地帯の中に建てられた小屋の中で聴いているような、錯覚に落ちてしまう感じがする。 ホワイトの弾くギターがかなり良く、曲によっては多重録音を行なっている。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Hoochie Woman 02. The Bad Wind 03. Rain Crow 04. The Opening of the Box 05. Right Back in the Fire 06. The Middle of Nowhere 07. Conjure Child 08. Where Do They Go 09. Tell Me a Swamp Story
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