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Elvis Presley with the Royal Philharmonic Orchestra / The Wonder of You
(2016) エルヴィス・プレスリーとザ・ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラとの共演アルバムの第2弾。ドン・リードマンとニック・パトリックのプロデュース。 勝手な想像だが、このアルバムは前作に漏れた録音ではないかと思える。いくら売れたからと言っても、新たに選曲したりアレンジを考えていることは難しいと思う。最低でも40曲くらいは録音していた中から、第1弾の14曲、第2弾の14曲の28曲を選んでいるのだろう。 まぁそんなことはどうでも良く、今回もエルヴィスの歌声に聴き惚れてしまう感じがする。“Let It Be Me”〜“Always on My Mind”と続く流れがホントにいい。 ジャケがちょっとダサいのが残念かもしれない。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. A Big Hunk o' Love 02. I've Got a Thing About You Baby 03. Suspicious Minds 04. Don't 05. I Just Can't Help Believin' 06. Just Pretend 07. Love Letters 08. Amazing Grace 09. Starting Today 10. Kentucky Rain 11. Memories 12. Let It Be Me 13. Always on My Mind 14. The Wonder of You
RCA Recordsk-69
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Elvis Presley with the Royal Philharmonic Orchestra / If I Can Dream
(2015) 生誕80周年を記念してリリースされた、エルヴィス・プレスリーとザ・ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラとの共演アルバム。と言っても一緒に録音しているわけでは無く、エルヴィスの歌声にオーケストラが合わせて演奏しているものだ。 プロデューサーはドン・リードマンとニック・パトリックで、アビイ・ロード・スタジオでの録音となっている。 企画ものとしてはかなり冒険的な感じもするが、2人のプロデューサーの“エルヴィス愛”がひしひしと伝わってくる感じがする。 エルヴィスと言うと敷居が高い感じもするが、聴きやすい仕上がりになっているので多くの人に受け入れられると思っている。多彩なジャンルの歌だが、どれを聴いてもエルヴィスの歌になっている感じがする。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Burning Love 02. It's Now or Never (II Volo Mix) 03. Love Me Tender 04. Fever 05. Bridge Over Troubled Water 06. And the Grass Won't Pay No Mind 07. You've Lost That Loving Feeling 08. There's Always Me 09. Can't Help Falling in Love 10. In the Ghetto 11. How Great Thou Art 12. Steamroller Blues 13. An American Trilogy 14. If I Can Dream
RCA Recordsk-69
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Wilson Pickett / Mr. Magic Man
(1973) RCAに移籍しての第1弾となるウィルソン・ピケットの12枚目のアルバム。ブラッド・シャピロとデイヴ・クロフォードのプロデュース。 このアルバムの聴きどころは1963年にソロモン・バークがヒットさせて、1964年のザ・ローリング・ストーンズのアルバム“12×5”に収録されていた“If You Need Me”だろう。ピケットもデビュー・アルバムで歌っているが、年月を重ねて再び歌われたこのヴァージョンには奥深さを感じる。 全10曲中、5曲がシャピロとクロフォード、ピケットの3人の共作になっている。 シャウターのスタイルが時代にそぐわない感じになっていたので、チャートが振るわなかったのが残念。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Mr. Magic Man 02. Only I Can Sing This Song 03. Love Is Beautiful 04. I Sho'love You 05. Baby Man 06. Sin Was the Blame 07. What It Is 08. If You Need Me 09. I Can't Let My True Love Slip Away 10. I Keep Walking Straight Ahead
RCA Recordsk-69
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Lou Reed / Metal Machine Music
(1975) ルー・リードのセルフ・プロデュースによる5枚目のアルバム。 アナログでは2枚組で、各面に“Metal Machine Music”というタイトルの曲が1曲だけの合計4曲が収録されている。 ギターのノイズだけの演奏に何の価値があるのだろうって感じもするが、これはこれで聴いていて面白い。好き嫌いがはっきりするだろうし、世間の評価はかなりよろしくない。ホントにルー先生のファンだけのアルバムかもしれない。 このアルバムを作ったルー・リードはスゴいが、いちばんスゴいのはレコード会社のような気がする。ってよか、リリースする時期が早すぎた感じがする…。 2008年に、メタル・マシーン・トリオとしてライヴを行い、ライヴ・アルバム“The Creation of the Universe”をリリースしている。 《songlist》 01. Metal Machine Music, Pt. 1 02. Metal Machine Music, Pt. 2 03. Metal Machine Music, Pt. 3 04. Metal Machine Music, Pt. 4
Sally Can't Dance Coney Island Baby RCA Recordsk-69
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Waylon Jennings / Ol' Waylon
(1976) ウェイロン・ジェニングスの24枚目のアルバム。チップス・モーマンのプロデュース。 3作連続カントリー・チャートで1位となったアルバムで、全米チャートでも15位とトップ20にランクインした。ジェニングスのキャリアで1番多く売ったアルバムとなった。 チップス・モーマンがプロデュースして、1969年にニール・ダイアモンドがヒット歌った“Sweet Caroline”のカヴァーは優雅な感じで歌われている。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Luckenbach, Texas (Back to the Basics of Love) 02. If You See Me Getting Smaller 03. Lucille 04. Sweet Caroline 05. I Think I'm Gonna Kill Myself 06. Belle of the Ball 07. Medley of Elvis Hits: That's All Right / My Baby Left Me 08. Till I Gain Control Again 09. Brand New Goodbye Song 10. Satin Sheets 11. This Is Getting Funny (But There Ain't Nobody Laughing)
RCA Recordsk-69
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Waylon Jennings / Lonesome, On'ry and Mean
(1973) ウェイロン・ジェニングスの18枚目のアルバム。ジェニングスとロニー・ライトのプロデュース。 全米のカントリー・チャートで8位となったアルバムだが、カントリーの枠の中に入っているのが残念。歌心もたっぷりあるし、演奏もバッチリ決まっている。 個人的には“Me and Bobby McGee”を歌っているので評価が高い。他にもジョニー・キャッシュ、ウィリー・ネルソンやダニー・オーキフのカヴァーもある。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Lonesome, On'ry and Mean 02. Freedom to Stay 03. Lay It Down 04. Gone to Denver 05. Good Time Charlie's Got the Blues 06. You Can Have Her 07. Pretend I Never Happened 08. San Francisco Mabel Joy 09. Sandy Sends Her Best 10. Me and Bobby McGee
RCA Recordsk-69
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Lou Reed / Coney Island Baby
(1976) ミック・ロックが撮ったジャケが大好きなルー先生の6thアルバム。アナログのサイズだと、かなりいい感じである。ゴドフリー・ダイアモンドとルー先生のプロデュース。 今後に繋がるルー先生らしい曲が並んでいるアルバム。まだギターを弾きまくるって感じではないが、半分の曲でリード・ギターを弾いている。ルー先生を支えるバンドではないだけに、こじんまりした感じあるが、曲のクオリティは上がっていると思う。 囁くように歌う“A Gift”や“Coney Island Baby”はルー先生の新しい魅力といえるだろう。 聴いておきたいルー先生のアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Crazy Feeling 02. Charley's Girl 03. She's My Best Friend 04. Kicks 05. A Gift 06. Ooohhh Baby 07. Nobody's Business 08. Coney Island Baby
Metal Machine Music Rock and Roll Heart RCA Recordsk-69
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Lou Reed / Sally Can't Dance
(1974) ルー・リードの4thアルバム。ルー先生とスティーヴ・カッツのプロデュース。 このアルバムは世間的にかなり評価の低いアルバムだが、個人的には好きなアルバムのひとつ。“Kill Your Sons”や“Sally Can't Dance”といったルー先生を代表する曲が入っているし、初めて自分の色を出したアルバムのようで、このアルバムがソロとしてのキャリアのスタートだと思っている。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Ride Sally Ride 02. Animal Language 03. Baby Face 04. N. Y. Stars 05. Kill Your Sons 06. Ennui 07. Sally Can't Dance 08. Billy
Berlin Metal Machine Music RCA Recordsk-69