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The Three Degrees / The Three Degrees
(1973) フィラデルフィア・インターナショナル・レコードに移籍してリリースされた、ザ・スリー・ディグリーズの2ndアルバム。ギャンブル=ハフのプロデュース。 このアルバムからシングル・カットされた“When Will I See You Again”は、多くのカヴァーを生んでいる。全米のポップ・チャートで2位、R&Bチャートで4位となったが、全英のチャートでは1位となった。 アルバムもアメリカよりイギリスでの評価が高く、全英チャートで1位となった。 MSFBの生み出すサウンドと、ザ・スリー・ディグリーズのヴォーカルがたまらなく良い。 2010年の再発ではMSFBの“TSOP (The Sound of Philadelphia)”と“Love Is the Message”、“Dirty Ol' Man”の12インチ・ミックスが収録されている。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Dirty Ol' Man 02. Can't You See What You're Doing to Me 03. A Woman Needs a Good Man 04. When Will I See You Again 05. I Didn't Know 06. I Like Being a Woman 07. If and When 08. Year of Decision
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MFSB / Love Is the Message
(1973) MFSBの2ndアルバム。ギャンブル&ハフ、ヴィンセント・モンタナ・Jr.、ブルース・ハウズ&ジャック・フェイスのプロデュース。 このアルバムではやはり“TSOP (The Sound of Philadelphia)”だろう。音楽TVショーの“Soul Train”のテーマとして使われ、全米のR&Bチャートとポップス・チャートで1位となった。何気にザ・スリー・ディグリーズの曲と思われているが、クレジットは“MFSB featuring The Three Degrees”となっている。多くの楽器が鳴っているが、各楽器の音がきちんと聴こえてくる音作りが素敵な曲。聴いていてワクワクして、高揚感を感じられるのもいい。 ギャンブル&ハフがプロデュースしている曲では、ボビー・マーティンがアレンジを行なっている。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Zack's Fanfare 02. Love Is the Message 03. Cheaper to Keep Her 04. My One and Only Love 05. TSOP (The Sound of Philadelphia) 06. Zack's Fanfare 07. Touch Me in the Morning 08. Bitter Sweet
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MFSB / MFSB
(1973) フィラデルフィア・インターナショナル・レコードからリリースされた、MFSBのデビュー・アルバム。ギャンブル&ハフのプロデュース。 シグマ・サウンド・スタジオに所属しているミュージシャンによって結成されたMFSBだが、バンドという感じではなくオーケストラと呼ぶべきだろう。 彼らが生み出すソウルフルな洗練されたサウンドは、ストリングスやヴィブラフォンが鍵を握っている感じがする。 このアルバムではカーティス・メイフィールドの“Freddie's Dead”、スライ&ザ・ファミリーストーンの“Family Affair”、オージェイズの“Back Stabbers”の馴染みのある曲を演奏しているので、聴きやすいかもしれない。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Freddie's Dead 02. Family Affair 03. Something for Nothing 04. Back Stabbers 05. Lay in Low 06. Poinciana
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Billy Paul / 360 Degrees of Billy Paul
(1972) ビリー・ポールの4thアルバムでフィラデルフィア・インターナショナル・レコードで2枚目となる。ギャンブル=ハフのプロデュース。 全米シングル・チャートのポップ部門R&B部門で1位となった“Me and Mrs. Jones”は、翌年のグラミー賞の男性部門のベスト・R&B・ヴォーカル賞を受賞する時代を代表する1曲となった。 ギャンブル=ハフの書いている曲が4曲で、残りはカヴァーとなる。キャロル・キングの“It's Too Late”やアル・グリーンの“Let's Stay Together”、エルトン・ジョンの“Your Song”はビリーの独特な解釈により、オリジナルとはかなり違った仕上がりになっている。それが、かなり良い仕上がりとなっている。 聴いておきたい時代を代表するアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Brown Baby 02. I'm Just a Prisoner 03. It's Too Late 04. Me and Mrs. Jones 05. Am I Black Enough for You? 06. Let's Stay Together 07. Your Song 08. I'm Gonna Make It This Time
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Harold Melvin & the Blue Notes / I Miss You
(1972) ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルー・ノーツのフィラデルフィア・インターナショナル・レーベルからのデビュー・アルバム。ケニー・ギャンブルとレオン・ハフのプロデュース。 圧倒的な迫力を持つテディ・ペンダーグラスをリード・ヴォーカルに据えて、録音されたこのアルバムはソウル部門で4位、ポップ部門で53位のヒット・アルバムとなった。 中でもシングル・カットされた“If You Don't Know Me by Now”はR&B部門で1位、ポップ部門で3位を記録した。1989年にシンプリー・レッドがカヴァーして、この曲が再評価された。 スタイリッシュなサウンドとペンダーグラスのヴォーカルと、それを繋ぐコーラスが絶妙なバランスで響いてくる。 時代を代表するアルバムのひとつ。 《songlist》 01. I Miss You 02. Ebony Woman 03. Yesterday I Had the Blues 04. If You Don't Know Me by Now 05. Be for Real 06. Let Me into Your World 07. Let It Be You
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The O'Jays / Back Stabbers
(1972) フィラデルフィア・インターナショナル・レーベルに移籍して初のスタジオ・アルバムは、ギャンブル=ハフとバニー・シグラーによるプロデュースのもと録音された。 洗練されたメロディーと演奏が、3人のヴォーカルと見事な調和を果たしている。このアルバムはチャートの3位まで上がり、T-2やT-10のシングルは1位を記録し彼らの存在を世に知らしめた。 フィラデルフィア・ソウルの代表作は、時代を超えたアルバムのひとつでもある。 《songlist》 01. When the World's at Peace 02. Back Stabbers 03. Who Am I 04. (They Call Me) Mr. Lucky 05. Time to Get Down 06. 992 Arguments 07. Listen to the Clock on the Wall 08. Shiftless, Shady, Jealous Kind of People 09. Sunshine 10. Love Train
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