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Isaac Hayes / Joy
(1973) ライヴ・アルバムを挟んでアイザック・ヘイズの6枚目のアルバム。 ジ・アイザック・ヘイズ・ムーヴメント、ザ・ムーヴメント・ホーンズ、ザ・メンフィス・ストリングスの演奏とバッキング・ヴォーカルのホット・バタード・ソウル・アンリミテッドが一体となった大きなグルーヴ感に包まれて、圧倒されていく感じがする。これだけ大所帯でレコーディングしているのに、その音を構築しているヘイズと、まとめ上げるプロデューサーのランディ・スチュワートの実力の凄さを感じる。 この時期のヘイズは、安定したクオリティの高いアルバムを作っている感じがする。 《songlist》 01. Joy 02. I Love You That's All 03. A Man Will Be a Man 04. The Feeling Keeps on Coming 05. I'm Gonna Make It (Without You)
Black Moses Enterprise Recordsk-69
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Isaac Hayes / ...To Be Continued
(1970) アイザック・ヘイズの4thアルバムは、セルフ・プロデュース、演奏がザ・バーケイズと前作と変わらない環境で録音された。このアルバムも全米のソウル・チャートで1位となり、ジャズの部門でも1位となった。 3回目となるバカラック=デヴィッドのカヴァー“The Look of Love”は、オリジナルの魅力を損なわずに、ディープに仕上げている。ザ・メンフィス・ホーンズとザ・メンフィス・シンフォニー・オーケストラが、壮大なスケール感を出している。 T-3は、ヘイズの書いた“Ike's Mood I”とフィル・スペクター、バリー・マン、シンシア・ワイルの“You've Lost That Lovin' Feelin'”のメドレーになっている。これも、アレンジ絶妙の仕上がり。 アイザック・ヘイズの壮大な世界観を感じられるアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Monologue: Ike's Rap I 02. Our Day Will Come 03. The Look of Love 04. Medley: Monologue / Ike's Mood I / You've Lost That Lovin' Feelin' 05. Runnin' Out of Fools
The Isaac Hayes Movement Black Moses Enterprise Recordsk-69
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Isaac Hayes / The Isaac Hayes Movement
(1970) セルフ・プロデュースで、前作の流れを受けて録音されたアルバム。そのため長尺の曲が4曲収録と少ないが、充実した内容にアレンジされている。 ザ・バーケイズがバックを務めて良い演奏をしている。ヘイズのディープな世界を表現するのに、欠かせないバンドとなっている。 ジョージ・ハリスンが書いた“Something”のカヴァーの意外な展開には驚かされた。ストリングスやホーン、コーラスを効果的に使い音の厚みを増している。この曲も多くのカヴァーをされているが、世界観が全く違う感じがする。 “I Just Don't Know What to Do with Myself”は、またもやバカラック=デヴィッドのカヴァーで良いアレンジで演奏されている。 このアルバムは全米のソウル・チャートで1位となった必聴盤だろう。 《songlist》 01. I Stand Accused 02. One Big Unhappy Family 03. I Just Don't Know What to Do with Myself 04. Something
Hot Buttered Soul ...To Be Continued Enterprise Recordsk-69