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Motoharu Sano & The Hobo King Band / 自由の岸辺
(2018) 2011年の“月と専制君主”に続く、佐野元春のセルフ・カヴァー・アルバムの第2弾‼︎ 個人的には“The Hobo King Band”とクレジットされているのが嬉しく、古田たかし(ds)、井上富雄(b)、Dr. kyOn(key)、長田進(g)が高いクオリティのサウンドで支えている。 元のアレンジと大きく変わっていたり、ベースは同じだが新しく作り直した音作りが楽しめる。 特に“ブルーの見解”は一時期のライヴで演奏されていたスリリング・ヴァージョンで収録されていたり、タイトル曲の“自由の岸辺”も好きな曲なので嬉しい。 レゲエ・ヴァージョンにアレンジされた“ グッドタイムズ&バッドタイムズ”の後に“Christmas Time In Blue”をプレイリストに足したらいい感じになった。 新しく生まれ変わった曲たちだが、サウンドだけではなく歌詞にも注目しておきたい気もする。 素敵なアルバムをありがとう‼︎ 《songlist》 01. ハッピーエンド 02. 僕にできることは 03. 夜に揺れて 04. メッセージ 05. ブルーの見解 06. エンジェル・フライ 07. ナポレオンフィッシュと泳ぐ日 08. 自由の岸辺 09. 最新マシンを手にした子供達 10. ふたりの理由、その後 11. グッドタイムス&バッドタイムス
Daisy Musick-69
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Motoharu Sano & The Coyote Band / Maniju
(2017.07.19) 約2年ぶりとなる佐野元春の17枚目のアルバム。ザ・コヨーテ・バンドとの4枚目のアルバムで、セルフ・プロデュース。 カラフルなジャケは1996年のアルバム“Fruits”を思い出してしまうが、“Fruits”とは違い内容は何気にヘヴィーな感じがする。 過去の曲で使っていたワードを、使っているのが特徴かもしれない。久しぶりにバイクも登場していたりする。 キャッチーなメロディーが少ないので、じっくり聴きこんでいきたいアルバムかもしれない。 《songlist》 01. 白夜飛行 02. 現実は見た目とは違う 03. 天空バイク 04. 悟りの涙 05. 詩人を撃つな 06. 朽ちたスズラン 07. 新しい雨 08. 蒼い鳥 09. 純恋(すみれ) 10. 夜間飛行 11. 禅ビート 12. マニジュ
Daisy Musick-69
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Motoharu Sano / 月と専制君主
(2011.01.26) “元春クラシックを現代(いま)に鳴らせ”とのコピーが付いた佐野元春のセルフ・カヴァー・アルバム。 レコーディング・メンバーは、歴代のバンドの中から古田たかし(ds)、井上富雄(b)、Dr. kyOn(key)、長田進(g)の4人が参加している。 元歌とかなりアレンジを変えているので、感覚的には新曲のようでもある。曲によっては歌詞の一部を変えたりしているのも、そう思わせる要因のひとつかもしれない。 個人的にはアルバム・タイトルにもなった“月と専制君主”には、思い入れがあるのでかなり嬉しかった。この曲は当時TBSラジオに元春がゲスト出演した時にリクエストして、オン・エアーされたことがあるからだ。 長い年月が経って新たな息吹が吹き込まれた曲たちだが、初めて聴いた時以上の驚きと興奮を持った気がする。 《収録曲》 01. ジュジュ 02. 夏草の誘い 03. ヤングブラッズ 04. クエスチョンズ 05. 彼女が自由に踊るとき 06. 月と専制君主 07. C'mon 08. 日曜の朝の憂鬱 09. 君がいなければ 10. レインガール
Daisy Musick-69
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Motoharu Sano & The Hobo King Band / The Sun
(2004.7.21) 前作から約5年。佐野元春の13枚目のアルバムは、自ら設立した新しいレーベル“Daisy Music”からの第1弾となった。 “月夜を往け”から始まり“太陽”で終わるこのアルバムは、暗いことが多い時代・現実が大きく反映されている感じがする。しかし、そのサウンドは力強く明日に進むためのパワーを与えてくれている気がする。 ジャケの青空が少ないのが現実なのかもしれない…。 《収録曲》 01. 月夜を往け 02. 最後の1ピース 03. 恵みの雨 04. 希望 05. 地図のない旅 06. 観覧車の夜 07. 恋しいわが家 08. 君の魂 大事な魂 09. 明日を生きよう 10. レイナ 11. 遠い声 12. DIG 13. 国のための準備 14. 太陽
Stones and Eggs Coyote Daisy Musick-69
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Motoharu Sano & The Coyote Band / Coyote
(2007.06.13) 約3年振りとなる14枚目のアルバムは、新しいバンド“ザ・コヨーテ・バンド”との録音でセルフ・プロデュースとなった。 今までとは違って世代の離れたメンバーによって作られたこのアルバムは、若いエネルギーがサウンドから感じられる。はち切れんばかりの音に、うまく乗るような言葉や歌声が心地よい。 アルバム制作のペースが落ちているのが、ちょっと残念な気がする。 《収録曲》 01. 星の下 路の上 02. 荒地の何処かで 03. 君が気高い孤独なら 04. 折れた翼 05. 呼吸 06. ラジオ・デイズ 07. Us 08. 夜空の果てまで 09. 壊れた振り子 10. 世界は誰の為に 11. コヨーテ、海へ 12. 黄金色の天使
The Sun Zooey Daisy Music れk-69
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Motoharu Sano & The Coyote Band / Zooey
(2013.03.23) 6年の長いスパンでリリースされた15枚目となるセルフ・プロデュースのアルバム。“The Coyote Band”とクレジットされていて、メンバーは前作に参加していた深沼元昭(g)、小松シゲル(d)、高桑圭(b)に、渡辺シュンスケ(kb)、藤田顕(g)、大井洋輔(per)の6人。 ツイン・ギターとなって音に厚みが増しているのが大きな特徴かもしれない。“ポーラスタア”でのギターが絡むサウンドはたまらないものがある。 《収録曲》 01. 世界は慈悲を待っている 02. 虹をつかむ人 03. La Vita è Bella 04. 愛のためにできたこと 05. ポーラスタア 06. 君と往く道 07. ビートニクス 08. 君と一緒でなけりゃ 09. 詩人の恋 10. スーパー・ナチュラル・ウーマン 11. 食事とベッド 12. Zooey
Coyote Blood Moon Daisy Music rk-69
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Motoharu Sano & The Coyote Band / Blood Moon
(2015.07.22) 佐野元春の16枚目のアルバム。ザ・コヨーテ・バンドとの2枚目のアルバムで、セルフ・プロデュース。 バンドとの成熟度が増してきているようなサウンドで、ツアーやフェスと精力的な活動をこなしてきた結果だと思える。あまり見に行くことが出来なかったのがホントに残念でならない。佐野元春の書くヴァラエティに富んだ曲を見事に自分たちの音にしている感じだ。 ここに書き始めた頃にアルバムがリリースされて、このアルバムを聴くのが半年後になってしまったが今ではいちばん聴いているアルバムとなっている。 《収録曲》 01. 境界線 02. 紅い月 03. 本当の彼女 04. バイ・ザ・シー 05. 優しい闇 06. 新世界の夜 07. 私の太陽 08. いつかの君 09. 誰かの神 10. キャビアとキャピタリズム 11. 空港待合室 12. 東京スカイライン
Zooey Daisy Musick-69