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Priscilla Coolidge Jones / Flying
(1979) 約9年ぶりとなる、プリシラ・クーリッジの2ndアルバム。ブッカー・T・ジョーンズのプロデュース。 時代を感じられるポップでキャッチーなサウンドとなっている。中でも、デヴィッド・リンドレーのギターが異色であったり曲に合っていたりと、らしさが満点の面白さがある。 他にもジェイ・グレイドン(g)やデヴィッド・ペイチ(key)が参加している。“My Crew”ではウィリー・ネルソン、“Goin' Throug These Changes”と“Sweet Bad Of Feeling”ではエミルー・ハリスがコーラスとして参加している。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Down to the Wire 02. You Got Me Spinnin' 03. If You Don't Want My Love 04. Woncha Come on Home 05. My Crew 06. Disco Scene 07. Goin' Through These Changes 08. Sweet Bed of Feeling 09. Stranger to Me Now
Capricorn Recordsk-69
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The Allman Brothers Band / Enlightened Rogues
(1979) ジ・オールマン・ブラザーズ・バンドの6枚目のアルバム。トム・ダウトのプロデュース。 前作のリリース後の1976年にABBは解散したが、グレッグがベッツと和解し再結成となった。メンバーは、グレッグ・オールマン(key,vo)、ディッキー・ベッツ(g,vo)、ダン・トーラー(g)、デヴィッド・ゴールドフライズ(b)、ジェイモー(ds)、ブッチ・トラックス(ds)のツイン・ギター&ツイン・ドラムの編成に戻った。 ABBの魅力のひとつと言える長尺のインスト“Pegasus”は、1973年の代表曲“Jessica”を彷彿させる感じの曲で、ツイン・ギターが空を翔けるようなダイナミックな仕上がりとなっている。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Crazy Love 02. Can't Take It with You 03. Pegasus 04. Need Your Love So Bad 05. Blind Love 06. Try It One More Time 07. Just Ain't Easy 08. Sail Away
Win, Lose or Draw Reach for the Sky Capricorn Recordsk-69
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The Allman Brothers Band / Win, Lose or Draw
(1975) 前作から約2年ぶりとなる、ジ・オールマン・ブラザーズ・バンドの5枚目のアルバム。ジョン・サンドリンとABBのプロデュース。 グレッグ・オールマンとディッキー・ベッツのソロ・アルバムを挟んでのリリースとなったが、録音に際してベッツとチャック・リーヴェルの音楽的な方向性の違いによって対立した。そのために全員がスタジオに揃うことがないまま録音が進められた。 このアルバムは全米チャートで5位とヒットとなったが、評論家からは酷評された。 サウンド面での変化は、バンドが成長していく上で仕方のないことだと思う。デュアンという大きな核が無くなったのだから、影響はかなり大きいはずだ。しかし、バラバラとなっていたABBだが、このアルバムを聴く限りそれがいい感じで緊張感となっている気もする。当時の技術でここまでのサウンドを聴かせてくれるのは、個人の技術のレベルがかなり高いと思える。 ベッツが書いた14分を超える“High Falls”は素敵なグルーヴを味わえる。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Can't Lose What You Never Had 02. Just Another Love Song 03. Nevertheless 04. Win, Lose or Draw 05. Louisiana Lou and Three Card Monty John 06. High Falls 07. Sweet Mama
Brothers and Sisters Enlightened Rogues Capricorn Recordsk-69
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The Allman Brothers Band / Brothers and Sisters
(1973) ジ・オールマン・ブラザーズ・バンドの4thアルバム。バンドとジョニー・サンドリンのプロデュース。このアルバムからチャック・リーヴェルがキーボードで参加し、ツイン・キーボードとなった。 10月に録音を開始してから間も無い、11月11日にまたしてもベリー・オークリーのバイク事故という悲しい知らせが入った。バンドは、ラマー・ウィリアムスを急遽加入させてアルバムは完成した。 オークリーの演奏は“Wasted Words”と“Ramblin' Man”の2曲で、シングル・カットされた“Ramblin' Man”は全米チャートの2位に上がるヒット曲で彼らの代表曲のひとつとなった。この曲ではレス・デューデックがギターで参加している。 このアルバムは全米チャートで初めて1位となった、聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Wasted Words 02. Ramblin' Man 03. Come and Go Blues 04. Jelly, Jelly 05. Southbound 06. Jessica 07. Pony Boy
Eat a Peach Win, Lose or Draw Capricorn Recordsk-69
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The Allman Brothers Band / Eat a Peach
(1972) ジ・オールマン・ブラザーズ・バンドの3rdアルバム。トム・ダウトのプロデュース。アナログではダブル・アルバムで発売されて、スタジオ録音が6曲、フィルモアでのライヴ録音が3曲収録されている。ライヴはアナログのB面とD面に収録されていたが、CDになってから3曲が固められて収録されている。 このアルバムの録音の休暇中に、デュアン・オールマンがバイクの事故で死ぬという、悲しい出来事が起こった。そのため“Stand Back”、“Blue Sky”、“Little Martha”の3曲はデュアンの存命中に録音された曲で、“Wastin' Time No More”、“Les Brets In A Minor”、“Melissa”はデュアンの死後に録音された曲となっている。 バンドの存続と言える問題を乗り越えて録音された3曲は、ディッキー・ベッツが中心となっている。今まではデュアンの陰に隠れていたが、ディッキーが素晴らしいギタリストなのが証明されている。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Ain't Wastin' Time No More 02. Les Brers in a Minor 03. Melissa 04. Mountain Jam (live) 05. One Way Out (live) 06. Trouble No More (live) 07. Stand Back 08. Blue Sky 09. Little Martha 10. Mountain Jam (continued; live)
Idlewild South Brothers and Sisters Capricorn Recordsk-69
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Gregg Allman / Laid Back
(1973) オールマン・ブラザーズ・バンドの鍵盤奏者、グレッグ・オールマンのデビュー・アルバム。 デュアン・オールマンの死を乗り越え、バンドの活動と並行して作られたこのアルバムは、グレッグの才能の高さを感じられる。 CD屋で並んでいるのをあまり見たことが無いのが残念…。 《songlist》 01. Midnight Rider 02. Queen of Hearts 03. Please Call Home 04. Don't Mess Up a Good Thing 05. These Days 06. Multi-Colored Lady 07. All My Friends 08. Will the Circle Be Unbroken
Capricorn Recordsk-69