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Bob Dylan / Fallen Angels
(2016) ボブ・ディランの37枚目のアルバムは、前作の“Shadows in the Night”に引き続き、アメリカン・スタンダードのカヴァーとなっている。ジャック・フロストのプロデュース。 このアルバムでは、前作のテーマだったフランク・シナトラの歌った曲を中心に、少し幅を広げた感じの選曲。そして、立体的に構築された音の配置がかなり良い。 元歌を知らなくても、このアルバムは十分に楽しめると思える。 90年代にリリースされたトラディショナル・フォークを歌った3部作を思い出してしまう。なぜなら、あの後にリリースされたアルバムがかなり良かったからだ。このプロジェクトの次のオリジナル・アルバムにかなり期待している。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Young at Heart 02. Maybe You'll Be There 03. Polka Dots and Moonbeams 04. All the Way 05. Skylark 06. Nevertheless 07. All or Nothing at All 08. On a Little Street in Singapore 09. It Had to Be You 10. Melancholy Mood 11. That Old Black Magic 12. Come Rain or Come Shine
Shadows in the Night Triplicatek-69
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Bob Dylan / Tempest
(2012) デビュー50年の記念の年に、35枚目のアルバムが届いた。ジャック・フロストと言う名のセルフ・プロデュース。 2006年の“Modern Times”から続く、新しいディランの3作目。何回新しくなっているかはわからないが…。ジャケの感じも変わってきている。 アルバムはノリノリの演奏から始まる。スローな曲だと、声のざらつき感が気になる。まぁ、それもディランだ。 久々にチャーリー・セクストンが参加している。もうチャリ坊じゃないな。 アルバムの出来が良くても悪くても、こうして新しいアルバムを聴けることに感謝だな…って最近思う。 《songlist》 01. Duquesne Whistle 02. Soon After Midnight 03. Narrow Way 04. Long and Wasted Years 05. Pay in Blood 06. Scarlet Town 07. Early Roman Kings 08. Tin Angel 09. Tempest 10. Roll on John
Together Through Life Shadows in the Nightk-69