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Patti Smith / Trampin'
(2004) パティ・スミスのセルフ・プロデュースによる9枚目のアルバム。 デビュー以来29年間在籍していたアリスタ・レコードを離れ、コロムビア・レコードからリリースされたが、今までとは何も変わらないパティ・スミスのサウンドとなっている。 イラク戦争への想いを歌にした“Radio Baghdad”は12分を超える大作となっているが、ポエトリー・リーディングのように歌い始められて、パティのヴォーカルが熱く激しいものに変わっていく。 音楽が世界を変えられるとは思わないが、こういった形で問題提起をするのは良いことだと思う。 アルバムのラストはタイトル曲の“Trampin'”で、トラディショナル・ソングをピアノだけの演奏で歌っている。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Jubilee 02. Mother Rose 03. Stride of the Mind 04. Cartwheels 05. Gandhi 06. Trespasses 07. My Blakean Year 08. Cash 09. Peaceable Kingdom 10. Radio Baghdad 11. Trampin'
Gung Ho Twelvek-69
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Patti Smith / Banga
(2012) 前作がカヴァー・アルバムだったので、久々の新曲のアルバム。 東日本大震災…日本人なら胸が痛い記憶のひとつ。海外のミュージシャンがいろいろな形で支援してくれたが、パティは曲にした。“Fuji-san”。レニー・ケイが曲を書き、パティが詩を付けたものだ。この曲を聴いて胸が熱くなった…今でもそうかも。ミュージシャンだけが出来ることなんだよな…。 アルバムはパティらしい力強さが感じられる内容。日本人なら聴かなきゃって感じがする。 ラストの曲で号泣…。 《songlist》 01. Amerigo 02. April Fool 03. Fuji-San 04. This Is the Girl 05. Banga 06. Maria 07. Mosaic 08. Tarkovsky (The Second Stop Is Jupiter) 09. Nine 10. Seneca 11. Constantine's Dream 12. After the Gold Rush
Twelvek-69