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Cassandra Wilson / Glamoured
(2003) カサンドラ・ウィルソンの16枚目のアルバム。カサンドラとファブリッツィオ・ソッティのプロデュース。 ファブリッツィオの参加によりギターがかなり前に来ているが、それがかなり良い感じでディープな印象はあまり感じない。 1曲目に収録されているスティングの“Fragile”が抜群の出来と言える。オリジナルの良さも感じられるし、カサンドラのちょっと抑えめの囁くような歌声、演奏の全てがパーフェクトのようだ。 カサンドラのアルバムの鍵は、パーカッションのジェフリー・ヘインズが握っているような感じがする。アルバム“New Moon Daughter”からレコーディングに参加しているが、独特のセンスでいいリズムを刻んでいる気がする。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Fragile 02. Sleight of Time 03. I Want More 04. If Loving You Is Wrong 05. Lay Lady Lay 06. Crazy 07. What Is It? 08. Heaven Knows 09. Honey Bee 10. Broken Drum 11. On This Train 12. Throw It Away
Belly of the Sun Thunderbirdk-69
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Cassandra Wilson / Loverly
(2008) カサンドラ・ウィルソンのセルフ・プロデュースによるジャズ・アルバム。 全米のジャズ・チャートで3位となり、グラミー賞では最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバム賞を受賞した。 “Arere”以外はアメリカン・スタンダードを歌っているが、オリジナルを尊重しながら彼女独特の色を付けていくスタイルが見事にハマった感じがする。 選曲が良いから内容がいいって思えない、カサンドラの深みのある歌声と表現力が何よりも勝っているようだ。 カサンドラのことは、ジャズというジャンルを超えた存在だと思っているが、ジャズのフィールドでもやはり存在感を示した感じがする。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Lover Come Back to Me 02. A Day in the Life of A Fool 03. Wouldn't It Be Loverly 04. Gone with the Wind 05. Caravan 06. Til There Was You 07. Spring Can Really Hang You Up the Most 08. Arere 09. St. James Infirmary 10. Dust My Broom 11. The Very Thought of You 12. Sleepin' Bee
Thunderbird Silver Ponyk-69