Steely Dan / Two Against Nature
(2000)
約20年ぶりとなる待ちに待った、スティーリー・ダンの8枚目のアルバム。フェイゲンとベッカーのプロデュース。
1993年のフェイゲンのアルバム“KAMAKIRIAD”をベッカーがプロデュースしたことから、“スティーリー・ダン・フィーチャリング・ウォルター・ベッカー&ドナルド・フェイゲン”としてライヴ活動を再開した。
このアルバムは、ツアーが終わった1997年から1999年にレコーディングが行なわれている。
レコード会社もワーナー・ブラザーズの傘下の、ジャイアント・レコードに移籍しての第1弾。
相変わらずの構築されたサウンドが心地よく、音楽のベースを幅広く取った感じの曲が並んでいる。ホーンを重要視している感じは、20年ぶりとなるが前作の延長線上にあるようだ。
全米チャートで6位、全英チャートで11位と見事な復活を遂げたが、さらにグラミー賞で“アルバム・オブ・ジ・イヤー”を始めとする3部門を受賞した。
“ベスト・エンジニア・レコーディング賞”も受賞しているが、デビューから関わっているロジャー・ニコルズがエグゼクティブ・エンジニアを行なっているからだと思える。
聴いておきたいアルバムのひとつ。
《songlist》
01. Gaslighting Abbie
02. What a Shame About Me
03. Two Against Nature
04. Janie Runaway
05. Almost Gothic
06. Jack of Speed
07. Cousin Dupree
08. Negative Girl
09. West of Hollywood
Gaucho
Everything Must Go
k-69