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Philip Pickett・Richard Thompson / The Bones of All Men
(1998) イギリスを代表するリコーダー奏者のフィリップ・ピケットが、16世紀の音楽をアレンジして録音したアルバム。ジョー・ボイドのプロデュース。 ジャケではピケットとリチャード・トンプソンが色付きで書かれているが、&ザ・フェアポート・リズム・セクションも重要である。デイヴ・マタックス(ds)、デイヴ・ペグ(b)、サイモン・ニコル(g)がそのメンバーで、他にもシャローナ・ジョシュアやパブロ・ベズノシウクが参加している。 全曲が演奏だけになっているが、リコーダーとギターの響きがとてもよく、哀愁感が漂う感じが増幅されている。 16世紀の音楽というと敷居が高いが、このアルバムでは聴きやすいようにアレンジがされているようだ。まぁ、演奏がかなり上手いのでそう思えるのかもしれないし、クラシックの楽器じゃ無いのがいいのかもしれない。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. The Short Mesure off My Lady Wynkfylds Rownde 02. Chi Passa Per Sta Strada 03. Fusi Pavana Piana / La Canella / Son Quel Duca de Milano / La Torza 04. Le Forze d'Hercole / Lo Ballo Dell'intorcia 05. My Lady Carey's Dompe 06. Tutte Venite Armati 07. Passo E Mezo / Pavana in Passo E Mezzo / La Cara Cossa del Berdolin / El Pomo De Lo Pomaro / El Marchexe De Saluzzo 08. Ein Guter Neuer Dantz / Tedesca Dita La Proficia / Der Mohren Auftzugkh / Branle Hoboken
Richard Thompson・Danny Thompson / Industryk-69
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Richard Thompson / You? Me? Us?
(1996) リチャード・トンプソンの8枚目のアルバム。ミッチェル・フルームとチャド・ブレイクのプロデュース。 このアルバムは2枚組となっていて、1枚目は“Voltage Enhanced”と題された、バンドでの録音。2枚目は“Nude”と題されたダニー・トンプソンとのデュオでの録音となっている。 1枚目はジム・ケルトナー、ピート・トーマスのドラム陣、ジェリー・シェフのベース、サイモン・ニコルがギターで参加している。安定感のあるバンドを従えて、トンプソンがイキイキと歌ってギターを弾いてって感じがする。ヴァラエティに富んだ曲が並んでいるのもいいかもしれない。 2枚目はトンプソンのアコギの魅力を堪能出来るもので、ダニー・トンプソンとの息のあった演奏を聴くことが出来る。ダニーの弾くダブル・ベースの味わい深い音がココロに染みるようだ。 2枚組でちょっと敬遠されがちのアルバムだが、このアルバムは必聴と言えるかもしれない。 《songlist》 disc: 1 [Voltage Enhanced] 01. Razor Dance 02. She Steers by Lightning 03. Dark Hand over My Heart 04. Hide It Away 05. Put It There Pal 06. Business on You 07. No's Not a Word 08. Am I Wasting My Love on You? 09. Bank Vault in Heaven 10. The Ghost of You Walks disc: 2 [Nude] 11. Baby Don't Know What to Do With Herself 12. She Cut off Her Long Silken Hair 13. Hide It Away 14. Burns Supper 15. Train Don't Leave 16. Cold Kisses 17. Sam Jones 18. Razor Dance 19. Woods of Darney
Mirror Blue Richard Thompson・Danny Thompson / Industryk-69