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Billy Joel / The Bridge
(1986) ベスト・アルバムを挟んで、約3年ぶりとなるビリー・ジョエルの10枚目のアルバム。フィル・ラモーンのプロデュース。 このアルバムでは、久しぶりに多くのミュージシャンが参加している。中でも“Baby Grand”のレイ・チャールズ、“Code of Silence”のシンディー・ローパー、“Getting Closer”のスティーヴ・ウィンウッドが話題となった。 “Big Man on Mulberry Street”ではロン・カーター、マイケル・ブレッカーなどジャズ界からの参加もみられる。 “Baby Grand”ではジョエルとチャールズの弾くピアノが左右のスピーカーから流れてくる、心地よいジャジーな曲に仕上がっている。 このアルバムを最後に、一時代を築いたフィル・ラモーンとの共同作業の幕が降りた。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Running on Ice 02. This Is the Time 03. A Matter of Trust 04. Modern Woman 05. Baby Grand 06. Big Man on Mulberry Street 07. Temptation 08. Code of Silence 09. Getting Closer
An Innocent Man Storm Frontk-69
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Billy Joel / The Nylon Curtain
(1982) ライヴ・アルバムを挟んでリリースされた、ビリー・ジョエルの8枚目のアルバム。フィル・ラモーンのプロデュース。 このアルバムは、デジタルで録音された最初のアルバムとなっている。 “Pressure”、“Allentown”、“Goodnight Saigon”と3曲がシングル・カットされ、3曲とも代表曲となっているが、大きなヒットとはなっていない。アルバムは全米チャートで7位となり、グラミー賞の“アルバム・オブ・ジ・イヤー”にノミネートされた。 中でも“Goodnight Saigon”は、ベトナム戦争の中のアメリカ兵のココロの中を覗いたような歌詞が話題となった。反戦という重い話題を見事に曲にしたことは、ソングライターとして大きな一歩を踏み出した感じがする。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Allentown 02. Laura 03. Pressure 04. Goodnight Saigon 05. She's Right on Time 06. A Room of Our Own 07. Surprises 08. Scandinavian Skies 09. Where's the Orchestra?
Glass Houses An Innocent Mank-69