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Joni Mitchell / Don Juan's Reckless Daughter
(1977) ジョニ・ミッチェルのセルフ・プロデュースによる、9枚目のアルバム。 ダブル・アルバムでリリースされているが、1枚目のB面の“Paprika Plains”が16分を超えていて6分を超える曲が3曲もあるからだ。“Paprika Plains”はミッチェルのピアノでの弾き語りに、オーケストラの演奏が挿入されている。ドラマティックなオーケストラとの演奏は、ミッチェルの新たな方向性を感じる。 バンドのメンバーとの共作“The Tenth World”は、パーカッションの洪水といった感じだろう。ミッチェルは、アフリカのリズムにも興味を持っていたのかもしれない。 ソプラノ・サックスでウェイン・ショーター、コーラスでチャカ・カーン、グレン・フライ、J.D.サウザーが参加していたりする。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Overture-Cotton Avenue 02. Talk to Me 03. Jericho 04. Paprika Plains 05. Otis and Marlena 06. The Tenth World 07. Dreamland 08. Don Juan's Reckless Daughter 09. Off Night Back Street 10. The Silky Veils of Ardor
Hejira Mingus Asylum Recordsk-69
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Joni Mitchell / The Hissing of Summer Lawns
(1975) ジョニ・ミッチェルのセルフ・プロデュースによる7枚目のアルバム。 このアルバムは、ミッチェルの新しい方向性を試した感じの内容となっている。キラキラした感じの“In France They Kiss on Main Street”と、アフリカのリズムを導入した“The Jungle Line”を聴けば、このアルバムのクオリティーの高さを感じられるだろう。 コーラスの多重録音が見事なタイトル曲の“Shadows and Light”は、シンセサイザーとオルガンをミッチェルが弾いている崇高な仕上がりとなっている。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. In France They Kiss on Main Street 02. The Jungle Line 03. Edith and the Kingpin 04. Don't Interrupt the Sorrow 05. Shades of Scarlett Conquering 06. The Hissing of Summer Lawns 07. The Boho Dance 08. Harry's House / Centerpiece 09. Sweet Bird 10. Shadows and Light
Court and Spark Hejira Asylum Recordsk-69