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The Allman Brothers Band / Win, Lose or Draw
(1975) 前作から約2年ぶりとなる、ジ・オールマン・ブラザーズ・バンドの5枚目のアルバム。ジョン・サンドリンとABBのプロデュース。 グレッグ・オールマンとディッキー・ベッツのソロ・アルバムを挟んでのリリースとなったが、録音に際してベッツとチャック・リーヴェルの音楽的な方向性の違いによって対立した。そのために全員がスタジオに揃うことがないまま録音が進められた。 このアルバムは全米チャートで5位とヒットとなったが、評論家からは酷評された。 サウンド面での変化は、バンドが成長していく上で仕方のないことだと思う。デュアンという大きな核が無くなったのだから、影響はかなり大きいはずだ。しかし、バラバラとなっていたABBだが、このアルバムを聴く限りそれがいい感じで緊張感となっている気もする。当時の技術でここまでのサウンドを聴かせてくれるのは、個人の技術のレベルがかなり高いと思える。 ベッツが書いた14分を超える“High Falls”は素敵なグルーヴを味わえる。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Can't Lose What You Never Had 02. Just Another Love Song 03. Nevertheless 04. Win, Lose or Draw 05. Louisiana Lou and Three Card Monty John 06. High Falls 07. Sweet Mama
Brothers and Sisters Enlightened Rogues Capricorn Recordsk-69
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The Allman Brothers Band / Eat a Peach
(1972) ジ・オールマン・ブラザーズ・バンドの3rdアルバム。トム・ダウトのプロデュース。アナログではダブル・アルバムで発売されて、スタジオ録音が6曲、フィルモアでのライヴ録音が3曲収録されている。ライヴはアナログのB面とD面に収録されていたが、CDになってから3曲が固められて収録されている。 このアルバムの録音の休暇中に、デュアン・オールマンがバイクの事故で死ぬという、悲しい出来事が起こった。そのため“Stand Back”、“Blue Sky”、“Little Martha”の3曲はデュアンの存命中に録音された曲で、“Wastin' Time No More”、“Les Brets In A Minor”、“Melissa”はデュアンの死後に録音された曲となっている。 バンドの存続と言える問題を乗り越えて録音された3曲は、ディッキー・ベッツが中心となっている。今まではデュアンの陰に隠れていたが、ディッキーが素晴らしいギタリストなのが証明されている。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Ain't Wastin' Time No More 02. Les Brers in a Minor 03. Melissa 04. Mountain Jam (live) 05. One Way Out (live) 06. Trouble No More (live) 07. Stand Back 08. Blue Sky 09. Little Martha 10. Mountain Jam (continued; live)
Idlewild South Brothers and Sisters Capricorn Recordsk-69