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Roy Orbison / Roy Orbison's Many Moods
(1969) 約2年ぶりとなるロイ・オービソンの11枚目のアルバム。ウェズレー・ローズのプロデュース。 1968年のイギリス・ツアーの最中に、メンフィスにある自宅の火事で、2人の息子を失ってしまう。悲しみにどう向き合ってよいかわからないオービソンを支えたひとりに、ジョニー・キャッシュがいた。そして1969年の3月25日に、バーバラと結婚した。彼女もオービソンの復活を手助けしたひとりである。 このアルバムは、オービソンとビル・ディーズが書いた曲は3曲だけで、あとはカヴァーとなっている。 “Yesterday's Child”はこのアルバムのベスト・トラックかもしれない。ラストに収録されている“Try to Remember”も切なさを感じられる曲。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Truly, Truly, True 02. Unchained Melody 03. I Recommend Her 04. More 05. Heartache 06. Amy 07. Good Morning Dear 08. What Now My Love 09. Walk On 10. Yesterday’s Child 11. Try to Remember
Cry Softly, Lonely One The Big Ok-69
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Roy Orbison / Roy Orbison Sings Don Gibson
(1967) ロイ・オービソンの9枚目のアルバム。ウェズレー・ローズとジム・ヴィエノーのプロデュース。 このアルバムは、カントリーの殿堂入りをしているドン・ギブソンの曲をカヴァーしたアルバム。ドン・ギブソンと言えば、レイ・チャールズがカヴァーした“I Can't Stop Loving You”やニール・ヤングがカヴァーした“Oh Lonesome Me”など有名な曲が多い。 個人的にはここにも収録されている“Sweet Dreams”でギブソンを知ったので、この曲が収録されているのは嬉しい。 こういったアルバムを制作したのだから、オービソンもギブソンのファンだったのだろう。その想いが伝わってくる内容がいい。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. (I'd Be) A Legend in My Time 02. (Yes) I’m Hurting 03. The Same Street 04. Far, Far Away 05. Big Hearted Me 06. Sweet Dreams 07. Oh, Such a Stranger 08. Blue, Blue Day 09. What About Me 10. Give Myself a Party 11. Too Soon to Know 12. Lonesome Number One
The Classic Roy Orbison Cry Softly, Lonely Onek-69