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『パイナップルARMY / 工藤かずや・浦沢直樹』《ビッグコミックス》
『パイナップルARMY』工藤かずや/作・浦沢直樹/画、ビッグコミックス刊(小学館)、1985-1988年。ISBN4-09-181088-8。(8巻)。 『20世紀少年』『MONSTER』等で知られる、漫画家・浦沢直樹氏の初連載作品。“ベトナム戦争に従軍経験を持つ、日系米人?ジェド豪士は軍事知識、戦闘能力を武器として、在郷軍人組織で軍事インストラクター稼業をしていた。軍事知識や爆弾解体技術で、数々のテロ事件やインストラクター依頼を潜り抜けていく。” 小学館BIGコミックオリジナル連載で、老舗連載の『ゴルゴ13』などとはまた違ったミリタリズムの世界を見せてくれて、新鮮な漫画でした。最終章では、西側の軍事エキスパートである主人公ジェド豪士と対極に立つ、東側の謎の傭兵テロリスト“小東夷(シャオ・トンイー)”の核テロを阻止すべく、それまで戦ったこともある傭兵たちを集めて、対決しようとする「最後の切り札」“ACE IN THE HOLE”作戦が、読者として盛り上がりました。 浦沢直樹氏の作品は、原作付きの、この『パイナップルARMY』『MASTERキートン』の方が好きですね。 #パイナップルARMY #工藤かずや #浦沢直樹 #コミック #小学館
書籍 小学館 1985年Jason1208
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『最終戦争伝説 / 山田ミネコ』《朝日ソノラマ・サンコミックス・ストリベリーシリーズ》
『最終戦争(アルマゲドン)伝説』山田ミネコ/作。サンコミックス・ストリベリーシリーズ(朝日ソノラマ)。1982-1985年。ISBN4-257-91708-3,ISBN4-257-91709-1,ISBN4-257-91748-2,ISBN4-257-91790-3,ISBN4-257-91826-8,ISBN4-257-91839-X。 "1981年、生活に倦んでいた応援団団長の高校生・永都は、ある日、少女・春車の力で見も知らぬ異世界に招かれた。そこは日本であり、千二百年ほど未来の最終戦争後の世界であるという。間もなく病死した春車の姉・大車と共に気球に乗った永都は、デーヴァ・ダッタと呼ばれる、女たちに襲われるが、なぜか永都には催眠能力も効かず、二人は難を逃れ、シティトーノ(遠野市)にたどり着いた。…" 長いキャリアの漫画家山田ミネコ先生が、ライフワーク的に書き継いできた幻想SF“最終戦争”シリーズ(画像7.8)の続編的作品です。 “最終戦争”シリーズの最後に明かされた、人類の敵、デーヴァ・ダッタは美しい女たちの姿をしていますが、その実態は死んだ人間の細胞に浸透する原生動物的な生命で、人間の姿で活動する異星生物で、正体を隠しながら、この世界の最終兵器メビウスを作動させ、地殻変動を起こしたため、この世界は現代の地球とはかけ離れた地図となっています。 デーヴァ・ダッタは人間に対しては、強烈な催眠能力を持ち、生命力を吸い取るため、襲われた人間は石のようなミイラとなって死んでいきます。旧“最終戦争”シリーズからの登場人物や、永都、大車、サイボーグやアンドロイド、タイムパトロール、デーヴァ・ダッタとなりながら意思を残している協力者、など多彩な登場人物たちが織り成す大河幻想SFです。朝日ソノラマの雑誌「マンガ少年」の後継誌「Duo」に掲載されました。 少女漫画風の絵柄が、読者を選ぶためか、あまりこの作品が好きという同好の人を見たことがありませんが、ロックグループ・ノヴェラによるイメージアルバムがPart2まで出ていました(1980年代は人気漫画のイメージアルバムが流行っていました)。^^; https://youtu.be/CaBkHi45_D4 #幻想SFコミック #山田ミネコ #朝日ソノラマ
書籍 朝日ソノラマ 1985年Jason1208
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『フィルム・ファンタスティック 第5巻』《講談社》
講談社より1985年に発行された『フィルム・ファンタスティック 第5巻』です。B5版カラー/モノクロ126頁、中子真治/編著、定価1500円(当時)。ISBN4-06-186745-8。 副題が「SF・F映画TV大鑑」となっています。この本は、日本以外で製作された全てのSFファンタジー映画を資料としてまとめようというモノで、1980年に発行された同趣旨の豪華本『超SF映画』の再版です。 第5巻では、1970年から1974年に製作公開された映画を扱います。 カラー口絵(画像2-5)は代表的な映画のポスター。TV番組としては『スパイ大作戦』1966-73年、『巨人の惑星』1968-70年、『事件記者コルチャック』1974年、『謎の円盤UFO』1972年が全話解説で掲載されています。 ◇所載有名映画:『続猿の惑星』(1970米)『地球爆破作戦』(1970米)『アンドロメダ…』(1971米)『時計仕掛けのオレンジ』(1971英)『007/ダイヤモンドは永遠に』(1971英)『新猿の惑星』(1971米)『THX1138』(1971米)『激突!』(1972米)『サイレント・ランニング』(1972米)『スローターハウス5』(1972米)『シンバッド黄金の航海』(1973英)『ファンタスティク・プラネット』(1973仏チェコ)『シュロック』(1973米)『未来惑星ザルドス』(1973英)『星の王子様』(1974米)『ファントム・オブ・パラダイス』(1974米)『ヤング・フランケンシュタイン』(1974米) #講談社 #SF映画 #幻想映画 #特撮映画 #特殊撮影 #中子真治 https://muuseo.com/jason1208/items/959
書籍 講談社 1985年Jason1208
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『フィルム・ファンタスティック 第4巻』《講談社》
講談社より1985年に発行された『フィルム・ファンタスティック 第4巻』です。B5版カラー/モノクロ155頁、中子真治/編著、定価1500円(当時)。ISBN4-06-186744-X。 副題が「SF・F映画TV大鑑」となっています。この本は、日本以外で製作された全てのSFファンタジー映画を資料としてまとめようというモノで、1980年に発行された同趣旨の豪華本『超SF映画』の再版です。 第4巻では、1965年から1969年に製作公開された映画を扱います。 カラー口絵(画像2-5)は代表的な映画のポスター。TV番組としては『ワイルド・ウエスト』1965-70年、『宇宙家族ロビンソン』1965-68年、『タイム・トンネル』1966-68年、『バットマン』1966-68年、『宇宙大作戦』1966-69年、『グリーン・ホーネット』1966-67年、『キャプテン・スカーレット』1967年、『インベーダー』1967-68年が全話解説で掲載されています。 ◇所載有名映画:『007/サンダーボール作戦』(1965英)『華氏451度』(1966米)『ミクロの決死圏』(1966米)『恐竜100万年』(1966英)『サンダーバード』(1966英)『007/カジノ・ロワイヤル』(1966英)『ドリトル先生不思議な旅』(1967米)『バーバレラ』(1968仏伊)『生ける死者の夜』(1968米)『猿の惑星』(1968米)『サンダーバード6号』(1968英)『2001年宇宙の旅』(1968米)『恐竜グワンジ』(1968米)『イエロー・サブマリン』(1968英) #講談社 #SF映画 #幻想映画 #特撮映画 #特殊撮影 #中子真治 https://muuseo.com/jason1208/items/958
書籍 講談社 1985年Jason1208
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『フィルム・ファンタスティック 第2巻』《講談社》
講談社より1985年に発行された『フィルム・ファンタスティック 第2巻』です。B5版カラー/モノクロ151頁、中子真治/編著、定価1500円(当時)。ISBN4-06-186742-3。 副題が「SF・F映画TV大鑑」となっています。この本は、日本以外で製作された全てのSFファンタジー映画を資料としてまとめようというモノで、1980年に発行された同趣旨の豪華本『超SF映画』(画像8)の再版です。 第2巻では、1950年から1959年に製作公開された映画を扱います。技術的にはまだまだと言えるものの、名キャラクター、名作SF映画を多数輩出した、《豊穣の1950年代》です。 カラー口絵(画像2-4)は代表的な映画のポスター。この巻より、SFファンタジーを扱ったTV番組も収録されています。『スーパーマン』1953-58、ジョージ・リーヴス主演版と、『ミステリーゾーン』1959-64年が全話解説で掲載されています。 ◇所載有名映画:『月世界征服』(1950米)『地球の静止する日』『遊星よりの物体X』『地球最後の日』(1951米)『宇宙戦争』(1953米)『大アマゾンの半魚人』『宇宙征服』(1954米)『宇宙水爆戦』『禁断の惑星』(1956米)『地球へ二千万マイル』(1957米)『シンバッド七回目の航海』(1958米)『悪魔の発明』(1958チェコ)『渚にて』(1959米) #講談社 #SF映画 #幻想映画 #特撮映画 #特殊撮影 #中子真治 https://muuseo.com/jason1208/items/956
書籍 講談社 1985年Jason1208
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『フィルム・ファンタスティック 第1巻』《講談社》
講談社より1985年に発行された『フィルム・ファンタスティック 第1巻』です。B5版カラー/モノクロ139頁、中子真治/編著、定価1500円(当時)。ISBN4-06-186741-5。 副題が「SF・F映画TV大鑑」となっています。この本は、日本以外で製作された全てのSFファンタジー映画を資料としてまとめようというモノで、1980年に発行された同趣旨の豪華本『超SF映画』(画像8)の再版です。 第1巻では、1897年から1949年に製作公開された映画を扱います。カラー口絵(画像2-4)は代表的な映画のポスター。再版ならではの特長として、有名映画のメイキング記事(画像5-7)が掲載されています。 ◇所載有名映画:『月世界旅行』(1902仏)『カリガリ博士』(1919独)『巨人ゴーレム』(1920独)『メトロポリス』(1927独)『フランケンシュタイン』(1931米)『キングコング』(1933米)『超人対火星人』(1936米)『来るべき世界』(1936英)『オズの魔法使い』(1939米)『市民ケーン』(1941米) #講談社 #SF映画 #幻想映画 #特撮映画 #特殊撮影 #中子真治 https://muuseo.com/jason1208/items/831
書籍 講談社 1985年Jason1208
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戦後初期 日本SFベスト集成2《徳間書店》
1978年に徳間書店より発行された『戦後初期日本SFベスト集成 2』横田順彌/編です。新書版ソフトカバー・モノクロ314頁です。 発行当時、徳間書店が日本探偵小説、日本SF、鉄道推理、等々出していたベスト集成本の一冊。日本SFベスト集成(年度別6巻)の編者が筒井康隆先生に対して、戦後初期日本SF(2巻)は、古典SF研究で実績のある横田順彌先生が編者を担当しています。 日本のSF=空想科学小説は、コナン・ドイルが「ホームズ」の一方でSF作品を書いているように、探偵小説の一部門とみなされていました。江戸川乱歩先生も「少年探偵団」モノでSF要素のある作品を書いておられますが、初期のSF作家、筒井先生や矢野徹先生など編集者としての江戸川乱歩先生に激励や援助を受けたそうです。この集成の収録作も錚々たる顔ぶれとなっています。 まだ戦後初期には、空想科学というより、「ドグラマグラ」のような幻想小説の要素も強いですが。 収録作の中村真一郎・福永武彦・堀田善衛共作の「発光妖精とモスラ」、ご存じ1961年の東宝映画『モスラ』の原作ですが、私はこの本で読みました。主人公・福田善一郎の名は原作者御三方の名前の合成となっています。 原作は、中條博士と新聞記者の花沢ミチの結婚話で終わってるので、続編にあたる2003年の『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』に中條老博士の奥さん役で香川京子さんを出演させていれば、伏線回収になっていたのにと些少ですが思いました。 #横田順彌 #日本SF #発光妖精とモスラ https://muuseo.com/jason1208/items/513
書籍 徳間書店 300円程Jason1208
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シネフェックス日本版12号『コクーン』『グーニーズ』『BTTF』《バンダイ》
シネフェックス日本版12号『コクーン』『グーニーズ』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』1985年12月バンダイ(株)発行、A4変型判カラー/モノクロ95頁。 米国のCinefex誌は、米国特撮映画のメイキングやVFXを特集して、現在もなお続いている雑誌です。 1983年よりのSFX映画ブームの中で、バンダイの出版事業部は日本版シネフェックス誌を12号翻訳出版していました。 第12号の特集は、『コクーン』『グーニーズ』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』1985の特集です。 『コクーン』はロン・ハワード監督によるSF映画。地球人に化けた宇宙人というストーリーを表現するために特殊効果が使われています。『グーニーズ』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』はスティーブン・スピルバーグの娯楽映画2作。こちらも効果的に特殊効果が使われています。 バンダイによるシネフェックス日本版出版はこの第12号で打ち切りですが、告知も無かったので、当時は休刊かどうか判断出来ませんでした。 #シネフェックス日本版 #コクーン #グーニーズ #BTTF #SFX #VFX #特撮メイキング https://youtu.be/Mo_YXVEKljM
書籍 バンダイ 1400円Jason1208
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シネフェックス日本版11号『ウィリス・オブライエン特集』《バンダイ》
シネフェックス日本版11号『ウィリス・オブライエン特集』1985年11月バンダイ(株)発行、A4変型判モノクロ108頁。編集者に、聖咲奇氏や高貴準三氏、と思われる名前があります。 米国のCinefex誌は、米国特撮映画のメイキングやVFXを特集して、現在もなお続いている雑誌です。 1983年より当時のSFX映画ブームの中で、バンダイの出版事業部は日本版シネフェックス誌を12号翻訳出版していました。 第11号の特集は、特撮、特殊効果で世界初の名声を得たウィリス・オブライエン氏の生涯と、彼の作品である『ロスト・ワールド』『キング・コング』『コングの息子』『ポンペイ最後の日』『猿人ジョー・ヤング』等を紹介しています。 画像2枚目はオブライエンを師匠と仰ぐ、レイ・ハリーハウゼンによる前書き。 画像7枚目は、オブライエンが企画して実現できず、レイ・ハリーハウゼンが引き継いだ『恐竜グワンジ』の絵コンテ。 #シネフェックス日本版 #ウィリス・オブライエン #キング・コング #人形アニメーション #SFX #VFX #特撮メイキング https://muuseo.com/jason1208/items/6
書籍 バンダイ 1400円Jason1208
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SF怪奇映画ポスターコレクション第2集《映画堂出版》
映画堂出版(大阪)より1985年に発行されたSF怪奇映画ポスターコレクション第2集、渋谷順子/編著、A4版97頁です。定価2800円。 有名SF怪奇映画の日本版ポスターだけを集めて構成された本です。第2集は日本映画(大映・松竹・日活・新東宝)のSF怪奇映画を併録、附録的に巻末に「007映画」ポスターの特集が付いています。 映画堂は大阪市福島区で健在のようです。 #渋谷順子 #ポスター #アート #海外映画 #SF映画 #怪奇映画 https://muuseo.com/jason1208/items/831 https://muuseo.com/jason1208/items/737
書籍 映画堂出版 2800円Jason1208
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大原美術館アート絵葉書
大原美術館(倉敷市)で購入した絵葉書です。 画像1:セガンティーニ「アルプスの真昼」 画像2:クールベ「秋の海」 画像3:ラファエリ「アニエールの街路」 画像4:ミレー「グレヴィュの断崖」 なお、画像5は大原美術館に隣接するカフェ《エル・グレコ》 (大原美術館に収蔵されているエル・グレコ「受胎告知」にちなんだ店名) #アート絵葉書 #大原美術館 #倉敷
絵葉書 大原美術館 大原美術館Jason1208
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日本の特撮怪獣大全科《秋田書店》
秋田書店より1985年、発行された『日本の特撮怪獣大全科』です。竹内義和/編、文庫版カラー/モノクロ300頁、定価650円(当時)。 ケイブンシャの大百科シリーズから影響を受けていると思われる、主に子供向けの文庫版大全科シリーズの一冊ですが、編集者次第で、モノによっては珍しい写真が載っていたり非常にマニアックな内容だったりします。 この『日本の特撮怪獣大全科』では、竹内義和氏の編集により、日本映画の特撮映画・怪獣映画のみを取り上げています。同編者の『怪獣映画大全科』であまり日本映画の記事が無いと思ったら、こういう予定があったんですね。 日本の特撮映画を「怪獣たちの世界」「宇宙人の世界」「怪人の世界」「妖怪・幽霊の世界」「超人たちの世界」「超兵器の世界」「パニックの世界」と分類しています。 欠点は、膨大な情報量と頁数ながら、綴じ方が接着剤と貧弱なもので、あまり大きく開いたら落丁起こしかねないところですね。 #怪獣映画 #特撮映画 #SF映画 #特殊撮影 #SF映画 #竹内義和 #秋田書店
書籍 秋田書店 650円Jason1208
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『スターマン-愛・宇宙はるかに-』《映画チラシ》
米映画『スターマン-愛・宇宙はるかに-』(1985年公開)の映画チラシです。 J・カーペンター監督による、大人向けの『E.T.』というべき映画。ジェフ・ブリッジス、カレン・アレン主演。 カーペンター監督にしては、珍しく心温まる映画で、1986年にドラマ化されました。 初見はレンタルビデオです。 #Starman #ジョン・カーペンター #SF映画 https://youtu.be/N_43Zci6Jq4
映画チラシ 1985年Jason1208
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『E.T.』《映画チラシ》
米映画『E.T.』(1985年リバイバル公開)の映画チラシです。 S・スピルバーグ監督による、少年と宇宙人のファーストコンタクト映画。1983年初頭の大ヒットとなりました。これはリバイバル公開のチラシです。 初見はレンタルビデオです。 #E.T. #スティーブン・スピルバーグ #SF映画 https://youtu.be/1ON1zvUn-0g
映画チラシ 1985年Jason1208
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チャップリン映画スチル画集-2
チャップリン映画のスチル画集です。1985年頃、多分ポニー・キャニオンのノベルティとしてもらったものです。 画像1『独裁者』1940年公開 画像2『街の灯』1931年公開 画像3『モダン・タイムス』1936年公開 画像4『殺人狂時代』1947年公開 画像5『ライムライト』1952年公開 画像6『ニューヨークの王様』1957年公開 #チャールズ・チャップリン #無声映画
映画ポスター ポニー·キャニオン もらいものJason1208