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エド・マッカーディー/英吉利春歌抄
古くは17世紀エリザベス朝末期あたりからイギリスに伝わる伝承歌、 卑猥で性的な内容を歌った日本で言う春歌と呼ばれる曲をアメリカのモダンフォーク系シンガーであるエドマッカーディによって再現された楽曲集 フォークソングのレーベルからスタートしたエレクトラらしい粋な企画モノだ バンジョーやギターのシンプルな伴奏をバックに深みのあるバリトンボイスでごく短い楽曲が次々に淡々と紹介される 英語詞なのでストレートに内容が入ってこなくて歌詞対訳を見ながら聴き進める 遠回しにセックスを揶揄する曲、おっぱいがどうのこうのと直接的な表現の曲、 千差万別なんだけど根底には英国らしいユーモアと風刺が見え隠れしマザーグースによく似た世界観が広がっている #アナログレコード #レコード #モダンフォーク #春歌
JPN 85 ビクター SJET-8041M ¥70ジャケ買いマン
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Earth Opera / same
Peter Rowanは1964年からブルーグラス界の祖Bill MonroeのバンドBlue Mountain Boysの末期に加入しvoとギターを担当していた男だ 近年もオールドスクールなブルーグラスのアルバムを発表し健在をアピールしている そんなピーターであるが時たま気が向いたようにブルーグラスとは全く関係ない作品を世に放つ変人でもある。 これは1968年、サイケデリックの影響下におなじくブルーグラス仲間のマンドリン奏者のDavid Grismanを無理矢理引き込んで結成したバンドEarth Opera名義での1stだ 明らかにドラッグが音楽に作用しておりサウンドは浮遊間に溢れたロックともフォークとも言え、メロディラインだけはポールマッカートニーのように甘く歌い方も少しポールっぽい部分も…それがかえって狂気を感じさせる そう言った意味ではシドバレット風な瞬間も所々あったりするんだけどピーターの場合は上手く音楽にドラッグの作用を理性的に利用してるっぽいね まあ十分変なんだけどw ジャケはそんな狂気じみながらもとぼけたセットにメンバーのスナップが合成させれおり尋常な雰囲気ではない バンドは同じエレクトラレコードでもあるドアーズのオープニングアクトを頻繁に務めていたらしい #レコード #アナログレコード #PeterRowan #DavidGrisman #psychedelic #AcidFolk #Bluegrass #BillMonroe #Doors #PaulMcCartney
US Electra EKS74016 ¥100 1968ジャケ買いマン
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中尾ミエ/恋のシャロック
1968年のニューリズムとしてビクターが推したのは「シャロック」 シャロックとはシャッフルとロックを合わせた造語らしいけどこの曲を知らない人的には「なんやねんそれ」状態 実際同時期に少し流行った「ブーガルー」ほど認知はされなかった模様。 シャロックの伝道師として中尾ミエが起用されたわけだけどジャケが強烈だね 紫色に裏焼きされた中尾の顔はまるでオバケである、いいのか??? ちょっとサイケな感じもあってその手のモノが好きなら全然OKなんだけどね… 多分一般的には「気持ち悪いから買うのはよそう」となったんじゃないかな? 後年ファズギターが効いたグルーヴ歌謡的な和モノとして評価されて日の目を見ることになる 楽曲的にはシンプルなんだけどファズが効きすぎたギターやゴリゴリのベース、チープなオルガンがハネたリズムに乗って暴れまくるスタイルでポイントは高く「ひとりGS」のカテゴリーに入れても見劣りすることはないね、 B面も同系統でクラブユースにも結構活躍しそうだから和モノDJなら是非とも持っておきたいアイテムだよ。 #アナログレコード #レコード #中尾ミエ #ニューリズム #シャロック #和モノ #ファズ歌謡 #ひとりGS #グループ歌謡 #チープオルガン #シングル盤 #ドーナツ盤 #45rpm #サイケ歌謡 #サイケな夜 #サイケデリックでいきましょう
JAP 84 ビクター SV1020 ¥500ジャケ買いマン
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Lindy Michaels / Ragamuffin Child
木の股からこちらを覗く女、 「お前を見てるわけではない、お前の心の中を見ているのだ」 とでも言いたげなヤバそうなオーラがビシバシと伝わってくる トラッドナンバーからビートルズ、S&G、果てはレーナードコーエンまで節操ないカバーがややサイケ風味を伴ったフォークバンドをバックに舌足らずに歌う、歌唱は一見素朴でほのぼの系なんだけどシドバレットあたりに共通する狂気がちらほら顔を出す、正にジャケ通りの雰囲気だ。 #アナログレコード #レコード #サイケデリック #ビートルズ #フォークロック #シドバレット #狂気 #悪魔は木の股から生まれる
88 US / Vault SLP-123 ¥1600 1968ジャケ買いマン
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Ray Connif and the Singers / Turn Around Look at Me
量産されたレイコニフのこの時期の作品群はジャケ、サウンド共にどれも似たような感じのものが多いんだけど一定の水準を遥かにクリアしてる為ハズレは無い ただし同じしっかり所有物を把握していないとダブって買ってしまう事もしばしば(泣) まあどれも安いからほぼノーダメージなんだけどね タイムリーなヒット曲をピースフルなアレンジと混成コーラスでカバーするそのスタイルは多くの亜種を生んだわけなんだけどさすが大家、安定感は凄まじいヘタなソフトロック系コーラス物を大枚叩いて購入するよりは運と実用的なのだ! #アナログレコード #ソフトロック
85 US / Columbia CS9712 ¥100 1968ジャケ買いマン
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The Modern Jazz Quartet / Under the Justin Tree
1968年、ビートルズが運営するアップルレコードよりMJQもアルバムを1枚出している 人魚をベースにサイケデリックなコラージュが控え目ながら品のあるLove & Peaceなナイスジャケ 因みにUS AppleのレーベルのリンゴはUKのお馴染み緑色では無く赤いリンゴだ サウンドの方はサイケ色は当然無く安定のMJQサウンド #アナログレコード
86 US / Apple ST3353 ¥1980 1968ジャケ買いマン