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Cabaret Voltaire / Three Mantras
前にも書いたことあるんだけど 昔あった今池のピーカンファッジの500円レコードバーゲン 今はレコード一枚500円とか高ッ!って思うんだけどあの頃は中古レコードだと安くて1000円くらいだったからそれはもうここぞとばかりにジャケ買いしてたんだけど、今から考えてみればそのおかげでほぼどんなジャンルにも耐性が出来たんじゃないかと思う このキャバレーボルテール、あの時買ったのはもう手放しちゃってたんだけど、 どうしてももう一回欲しくて「ある程度高くても買うリスト」に入ってた一品 チベットの高僧の唱えるマントラのループに自然音や電子音、楽器の音などが無秩序にコラージュされてる、ただひたすらそれが続く、A面もB面もほぼ同じでひたすら続く 何か意味があるのだろうと必死になって聴いていたあの頃 今回久々に聴いてみたんだけど 「意味なんてない」んだよねw 意味とか必要ないんですけど あえて意味を見い出すとすればそれはお前がこれを聴いて感じた事 それが「意味」なんだよ そういう事なんだよね ちょっと毛色は違うけど同じようなケースでポピュラーなのが ビートルズのRevolution No.9 別に計算して作ったわけじゃなくて全て偶然に生まれたもの 結局答えは聴く側の心の中にあるんだろうね 今回国内盤なのでライナーになんて書いてあるか興味深かったんだけど 文字がバックのマンダラと一緒の濃さで読めね〜〜w 読めんよこれw 読みにくいライナーは数あれど 物理的に読めんのは初めてだ あ、そういう事か きっと心の目で読めと言ってるんだコレは #レコード #アナログレコード #アバンギャルド #ニューウェーブ #ラフトレード #ライナー読めん #心の目で読め #TheBeatles #JohnLennon #YokoOno
Jap 87 Japan Record RTL2001 ¥1980ジャケ買いマン
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マイク真木/BORO BORO GAKU GAKU(ボロボロ楽学)
「バラが咲いたの人」 これが俺ら世代が抱くマイク真木のパブリックイメージだ その正確な実態がなかなか認知される事なく彫りの深いその風貌から外人なのかハーフなのか?と言った曖昧な情報も加味され微妙な秘密のベールに満ちている かと言ってそれも能動的に事実を解明したくなるほどの重要事項では無いためうやむやのままだったんだけど、たまたまこのアルバムを入手して聴いてみたら俄然興味が湧いてきたのであった ま、ググってみたら即座にそれらの謎も解明したんだけどね ネットでの情報が整備されて久しいけど便利であると共に少し恐ろしさも感じてしまうよ で、このマイク真木って人…生粋の日本人でした モダンフォーク界隈の人で件の「バラが咲いた」でレコードデビュー、いきなり30万枚の大ヒットとなった模様、その後はこれといったヒットには恵まれなかった様だね、俳優とかもやりながらしぶとく芸能界を生き抜いている このアルバムはそんなマイクが1974年にリリースした作品でちょっと漫画チックなジャケは峰岸達という平凡パンチなんかにイラストを入れてたアーティストらしい、確かに平凡パンチ風?(知らんけど) イラストに描かれている髭もじゃの男はJohn McEuenと言ってニッティグリッティーダートバンドでバンジョー、マンドリンやフィドルを担当していた男だ、見開き中の写真からみても実質彼とマイクのコラボアルバムと言ってもいい感じなんじゃないかな? アイリッシュからブルーグラスあたりまでをルーツにしたフォークカントリーな楽曲が目立ちそれらをややコミカル風な日本語で歌ってる、楽器の選定やアレンジは相当マニアックで本格的だ。 マイクの他のアルバム聴いたことないからわからんのだけどこれはサウンド的には洋楽に振り切ってる日本のカントリー系では群を抜いて出来の良いアルバムなんじゃないかと思えてきたりして… #レコード #アナログレコード #フォーク #モダンフォーク #バラが咲いた #JohnMcEuen #NittyGrittyDirtBand #Bluegrass #ModernFolk #Country
JAP 87 東芝芝EMI、LTP-9111 ¥100ジャケ買いマン
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Gamelan Semar Pegulingan / Gamelan of the God
バリをはじめジャワ、その他近隣まで多くのガムラン音楽を聴き収集してきた俺がベストだと断言するのがこの米ノンサッチよりリリースされた「ガムラン・スマル・パグリンガン」だ。 バリの宮廷音楽で一般にガムランと称されるこの音楽は儀式、舞踏などその目的によって演奏形態や作法が異なる このスマルパグリンガンは王が個人的に楽しむ非常にプライベートなものでリラックス効果を狙ったのか一貫して優雅な旋律が漂っている 本作は1931年にバリを訪れた作曲家コリンマクフィーが現地で編成したガムラングループの録音物を聴いたアメリカの民族音楽学者ロバートEブラウンが70年台初頭にバリへ赴き当時使用された楽器で再録したものだ、 生存していた数人の初録音時のメンバーを中心に再編されたグループはブラウンの要請に見事に答えている そして演奏もさることながら素晴らしいのは録音だ。 サウンドの中核をなす青銅のゴング類、リズムを織りなす皮張りの太鼓類、そして天空を舞うような笛の音が絶妙なバランスで、しかもリアルに収録されているのだ ラジカセで聴こうが高価なステレオセットで聴こうが瞬時にバリの潮の混じった香りや乾いた空気の質感を蘇らせてくれる。 この作品はCD化されておりガムランやバリが好きだったら猛烈にレコメンドしたい逸品だよ キングやポリドールから発売された小泉文夫監修の一連の民族音楽シリーズの小ヒットに触発されたのか米ノンサッチ系とパイプを有するワーナーは対抗馬としてシュリンクされたままの米直輸入仕様に日本独自の帯と解説を添付するという力技を発揮、シリーズ化した 定価1700円と若干高価ながら仏オコラと双璧をなす世界の民族音楽一流ブランドレーベルである。 演奏、録音は資料的価値が高い小泉文夫のフィールド録音物とは全く性格が異なるため甲乙は付け難い、 しかし数人のイラストレーターを起用し味のあるジャケを展関した一連のノンサッチのジャケは低予算が故か画一化されたキング、ポリドールのシリーズのそれよりも遥かに素晴らしいものが多い。 #レコード #アナログレコード #ガムラン #ガムラン音楽 #民族音楽 #民俗音楽 #小泉文夫 #中村とうよう #ミュージックマガジン #包
US 87 Nonesuch H72046 ¥100ジャケ買いマン
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Joan Baez / Come From The Shadows
反戦デモに参加して警察に連行される老夫婦の写真、よく見ると夫人の手にはVサインだ 確固たる意思を十分にジャケからも感じ取られるバエズ1972年のアルバムは今までリリースしてきた半インディーズのvanguardから大手A&Mに移籍しての第1作 日和って大手に併合したというよりはより広く多くの人に自分のメッセージを伝えるための手段なのであろう、実際お洒落なA&M色は殆どなくここでも不戦、非暴力と言った従来のバエズ節が炸裂してる ラストはほぼ原曲通りのアレンジで歌われるJohn LennonのImagine ベトナム戦争終結に向けて国が大きく動きつつあったこの時代のアメリカ… 音楽の力は決して無力ではなかったと間違いなく確信できる作品のひとつだ #アナログレコード #レコード #反戦フォーク #バングラディシュ #ベトナム戦争 #ベ平連 #安保闘争 #JohnLennon #Imagine
JAP 87 A&M(king) AML134 ¥70ジャケ買いマン
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矢沢永吉/ゴールドラッシュ
ソロ活動に転身した永ちゃん、スマッシュヒット「時間よ止まれ」収録の4作目となった本作で自身のスタイルを確立した感が強い 激しい心情を表すかのようなナンバーから都会的ムーディなミディアムナンバーまで全てが「矢沢的」だ。 ジャケも正にゴールドラッシュな雰囲気に満ちて振り切れている CBSソニーは特別に当時プッシュする内外のアーティストの一部の作品に金色が蒸着された特殊紙の帯を奢った、これは用紙代印刷代共にコストが余分にかかるわけなんだけどその辺もレコ会社の力の入れようがわかって面白いね。(洋楽だとエアロスミスの「Rocks」がそうだった) 蛇足ながらこの金帯は脂分に弱く無神経に手で触ると指紋の跡が時間が経つにつれて浮き上がって来るので要取扱注意物件だ。 #レコード #アナログレコード #矢沢永吉 #キャロル #carol #成りあがり #燃えつきる #金帯 #永ちゃん #Eヤザワ
JAP 87 CBSソニー 25AH485 ¥100ジャケ買いマン
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Eagles / One of These Nighrs
白が基調だった前作と同じようなシンボルを配したジャケなんだけどこちらは黒基調。 クイーンのオペラ座の夜と華麗なるレース的手法かな? 上開きでジャケの絵柄部分は型押しされてて少し盛りあがってるんだよね、ザラッとした紙質もあってかマット調の印刷仕上がりでなかなかの高級感。 邦題が「呪われた夜」とやや物騒?なんだけど日本でも右肩上がりな人気に拍車をかけるインパクトはあったよね 全員が歌うスタイルで曲ごとにリードvoが変わるんだけどどの声でもイーグルスだと即座に認識できるってのはよく考えてみると結構すごい事ない? #アナログレコード #レコード #カントリーロック #ホテルカリフォルニア
US 87 Asylum 7E1039 ¥100ジャケ買いマン
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Glen Cambbell / Glen
なかなか破壊力のあるジャケである 何年か前だったか風化したキリストの壁画を独自の解釈で修復した近所のお婆さんレベルだ どうやらUKオンリーの編集盤っぽい(73-74年のアルバム、シングル等の) 楽曲のツブは良い方向で揃っててショービズ系カントリーのアルバムとして普通に楽しめるかな まさに今これ書きながらジャケ見つつ聴いてるんだけど 「通り一遍の普通のジャケよりこれはこれでアリだな〜」 って思えてきたよ🧐 イヤ、これはとんでもない名盤かもしれない… #アナログレコード #レコード #GlenCampbell #グレンキャンベル #カントリー #country #クソジャケ #キリストの壁画修復 #お婆さん
87 UK / Capitol E-SW11293 ¥100 1974ジャケ買いマン
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Rod Stewart / Blonds Have More Fun
「女たらしのナンパ野郎」 一夜にしてロッドのパブリックイメージを決定つけたインパクトのあるジャケ イケイケのアルバムタイトルや楽曲につけられた「あばずれ女」「求むいい女」「愛の代償」などといった邦題群、 更にはミュージックライフ等の音楽誌がロッドの女性問題を面白おかしく書き立て煽る、 そんな危なげな大人の恋愛観に溢れたカッコいいロッドに 「俺もジゴロになるか…」 密かに決心する俺は坊主頭の中学生だ リードトラックでもあるディスコ調の「アイムセクシー」はぶっ飛んでるけどちゃんと聴くと実は前作「明日へのキックオフ」の路線を踏襲した従来の渋めのブリティッシュロックがベースにはなってるのがわかる。 個人的にはより渋めの前作の方が好みかな? #アナログレコード #レコード #豹柄 #女たらし #ジゴロ #ブロンド #マリリンモンロー
87 JAP / ワーナー P-10602w ¥100 1978ジャケ買いマン
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David Rose & His Orchestra / Box-Office Blockbusters
タイトルとなったBox Office Blockbusterってのは映画の興行が大成功!ってニュアンスのスラング 文字通り当時のMGM系の大ヒット映画のテーマや挿入歌をイージーリスニング風に再演したアルバム、なんといってもアルバムクレジットをデザイン化した斬新なジャケだ キンアカ地に黄色のフォントが眩しいヨ まあ演奏自体は特に目新しいわけじゃなく普通なんだけどね🤫 かのスターウォーズの冒頭の縦スクロールするあらすじの部分はジョージルーカスがこのジャケにインスパイヤされたものなんて噂があったりなかったりして……… #レコード #アナログレコード #サントラ #サウンドトラック #スターウォーズ #StarWars #ジョージルーカス
87 US / MGM E3894 ¥100 1961ジャケ買いマン
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Tom Jones / Atomic Jones
持ち前のダイナミックな歌唱を象徴するようなナイスジャケ! 恐らく彼のアルバムの中でも最高の部類に入れたいジャケである ただ今のご時世流石に原爆のキノコ雲はちょっとヤバい気もするんだけど… 当時の担当も「こりゃヤバいかな。」と思ったのか邦題は「ソウル」 事情はわからないけどこのアイテムは盤のみはUKデッカの直輸入仕様、ジャケは日本独自のものになっていね、分厚いコートボール紙で作られたジャケは他の彼の国内盤同様重圧でしっかりしているんだけどオリジナルのやや薄手の紙に表面コーティングした仕様も捨てがたい。裏ジャケや見開き中も国内盤オンリー、この時期の国内盤によくあるパターンだけどお世辞にもいいとは言えないよね。 #アナログレコード #レコード #直輸入盤 #decca #UK盤
87 JAP / キング(London) SKL4743 ¥330 1969ジャケ買いマン
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Mantovani / Kismet
アラビアンナイトを題材としたミュージカル作品 マントヴァーニが生涯で唯一手がけたと言うミュージカル、マントヴァーニの魅力とは初期の作品に顕著に見られたか細く繊細で美しいストリングスの洪水だと信じてやまない俺的には唄モノで押しの強いブラスを中心としたアレンジに若干の違和感 ただいかにもアラビアっぽいモスクをデザイン化したと思われるこのオリジナルジャケは砂漠の熱波を感じさせる色使いもありインパクトが強くよく出来ているかな?(裏表とも同一デザイン) 因みにロンドンレコードphase4シリーズのレコードは演奏者、タイトル問わず見かけたら必ず購入してるんだけどこれは結構長年探してた逸品 phase4っていうのはデッカレコードが開発した20chの録音方法で20chを4分割し4トラックで録音、最後に2MIXする手法でオーケストラなどの多人数録音に於いては各楽器の鮮度を保ち地味な楽器が音像に埋もれてしまうという現象を防ぐという意味では当時としては画期的だった模様 副産物として左右に広がるステレオ感が同時代の録音物と比べると格段に違う、原音再生というオーディオの究極の理想形をはなから捨て去り2つのスピーカーから機械的に出て来たものと割り切って鑑賞するという意味では面白いレコードが多いかと思うよ #アナログレコード #レコード #London phase4 #ローファイ #ミュージカル #マントヴァーニ #mantovani #mellotron #メロトロン
87 UK / Decca London SP44043 ¥100 1964ジャケ買いマン
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五輪真弓/少女
スワンプ度の高いそのサウンドはもとよりジャケに至る隅々まで「洋楽」を意識したエポックメイキングな名作ジャケ #アナログレコード
87 Jap/UMI SOLL-13-UM 100 1972ジャケ買いマン