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La Libre Expresion 1969年のメキシカン・サイケ ヘンドリックス ビートルズ CCR ゾンビーズ
オリジナルは相当高価なレア盤らしく、入手したとしても状態は悲惨そうな向こうの原盤。これはいつごろでたのか失念しましたが、カウンターフィット・リイシュー。音も悪いです。にも拘らず愛聴盤であるのは、ひとえにスペイン語で歌われるカバー曲の妙味、これに尽きます。ステッペンウルフの「スキスキスー」ゾンビーズの「ふたりのシーズン」CCRの「プラウドメアリー」ヘンドリックスの「リトルミスラヴァー」ビージーズの「トゥラヴサムバディ」ビートルズの「ドントレットミーダウン」そして極めつけがブルー・チアーの「アウトオブホーカス」ですから泣かせます。どこまでもわけのわからない企画盤の匂いはしますが、それでもきちんとしたシーデー再発を強く望む一枚です。#メキシコ #psychedelicrock #thebeatles #thezombies #bluecheer #jimihendrix #beegees #CCR #アナログレコード
サイケデリックロック LP, Album ZAVE揖斐是方
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カレリア・グループの『ある酔っ払いの詩』 SUOMI POP
フィンランドのカレリア・グループによるアンダーグラウンド臭に溢れた奇盤です。サイケデリック・フォーク・ロックとも称されていますが、少なくともこの日本盤シングル曲を聴く限り、まさしく「ある酔っ払いの戯言」とかいいようのないフリーク・アウトサイダー・ミュージック。ボーカルのよれよれ度と語感が妙に人懐っこいのです。シーデーのほうは71年の3枚のアルバムを収めたもの。#アナログレコード #7inch #シングル盤 #フィンランド #psychedelic
アウトサイダーミュージック フォーク ロック 7" Single CD トリオ揖斐是方
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DOSIS COMPLETA/MANGANZOIDES これも狂暴なペルーのネオ・ガレージ・パンク
ロス・サイコスの正統な継承者は実は世界中にいるのかもしれません。が、ペルー本国に限って言えばこのマンガンゾイデスあたりなのかもしれません。とにかく野卑、野蛮、ワイルド、勢いのみ、オリジナルだろうとカバーだろうと、歌いだしからすでに勢い余ってうわずっているような始末。ガレージ・パンクの鑑のようなバンド。これはバンド名を冠した1998年のアルバムと2000年の「MAS DOSIS!!!」の2on1にライブやデモのボーナスを収録したアルバムで、正確には再発のヴァージョン。何故かネット上では全く入手できず、リマのレコード店に連絡の上送金小切手を送り、現地の郵便局のストライキのために延々とまたされて漸く入手した記憶があります。#音楽CD #ガレージパンク #ペルー #Lossaicos
ガレージパンク 音楽CD KOMODO揖斐是方
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ジミ・ヘンドリックス プレゼンツ エア・アパレント
日本コロムビアから国内盤がリリースされていたのを知った時には驚いたものですが、ヘンドリックスがプロデュース、ギターでも参加したブリティッシュ・サイケデリック・バンドのアルバム。これは米ブッダのオリジナル盤。ロバート・ワイアットもノエル・レディングも参加しているし、エンジニアにはエディー・クレイマーの名前も。変な鼻声のボーカルですが、ポップでサイケな楽曲が妙に懐かしく、愛聴盤のひとつです。# Jimi Hendrix # Robert Wyatt #Erney Graham
サイケデリック・ロック LP, Album Buddah揖斐是方
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ギル・メレ 「アンドロメダ・・・」サウンド・トラック盤
ロバート・ワイズ監督の米映画「アンドロメダ」。といってもアニメーションとも埴谷ユタカともジョン・デュ・カンのハード・サイケ・バンドとも無縁のギル・メレによる冷徹な実験音楽が収められたサウンド・トラック盤。これと「猿の惑星」のサントラは映画と無関係に単体の音楽作品としても監督楽しめる極めて優れたアヴァンギャルド・ミュージックといえるでしょう。限定1500枚の米国盤。
映画音楽 ユニヴァーサル 3000円前後揖斐是方