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悲しきフリーク野郎 c/w アパッチ・ドロップ・アウト/ エドガー・ブロートン・バンド
こういうバンドのレコードが70年代初めにはきちんと日本盤でリリースされていたわけで、当時は別に驚くに値しなかったものの、今となっては改めて驚いても差し支えないのではと思います。ブリティッシュ・アンダーグラウンドの雄、エドガー・ブロートン・バンドの、個人的にはベストと呼べるカップリングの一枚です。それにしても名曲「Evening Over Rooftops」を「悲しきフリーク野郎」とするこの邦題のセンスが素晴らしい。もちろん、誰にも理解されないフリーキーかつアングラな立ち位置であるのですが、歌の邦題というよりも日本のディレクターがバンド自身を指してつけたようなタイトル笑。ただショート・ヴァージョンなのが惜しい。裏面はシャドウズとビーフハートを組み合わせたこれも名演。EBBはいつも「聴きやすいビーフハート」でした。#アナログレコード #captainbeefheart #theshadows #thefugs
ロック 7" Single ハーヴェスト オデオン揖斐是方
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『実音 日大闘争の記録』 秋田明大 日大全共闘
昭和44年8月に発売されたドキュメント・レコード。秋田明大、田村正敏らのインダヒュー、大衆団交や沖縄デイの模様などを録音、両面で軽く60分を超える驚異的なアルバムです。当時ならではの「熱」が迸る「実音」なのですが、大学生によるこうしたムーブメントがメジャーなレコード会社を動かしリリースに至らしめたわけですから、やはりそのパワーには圧倒されます。きわめて特殊な政治の季節だったあの時代の貴重な記録でしょう。#アナログレコード #LP #ドキュメンタリー #インタビュー #秋田明大 #全共闘 #学生運動
ドキュメンタリー LP, Album ビクター揖斐是方
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50回転ズ デビュー以前のCDR 劇団クリノ
インディーズ時代の50回転ズがリリースしたCDR二枚。売値は三百円と四百円。どのくらいの枚数が出回っていたのか知りませんが、彼等のようなタイプのバンドはとにかく初期の演奏、録音が圧倒的に良い、勢いとパワーが違います。とはいえデビュー以降も一向に衰える事を知らないサウンドですが。名曲「天王寺エレジー」も収録。#インディーズ #ガレージパンク #CDR
ガレージパンク CDR 劇団クリノ揖斐是方
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グリーンランドのSUME (スミ) 1973年のファースト『SUMUT』
アルバムはアナログ時代もシーデーになってからも一度たりとも日本盤は出なかったのにもかかわらず、五年前にいきなりドキュメンタリーが上映され国内盤DVDまで発売されたグリーンランドを代表する名バンド、スミ。これはそのファースト。日本ではプログレ・ファンの間で辺境物として語られるくらいだったといいますが、非常にいいバンドであることは確かです。サイケとかプログレなどというカテゴライズは不要でしょう。#CD #グリーンランド #ナヌーク
ロック CD ULO揖斐是方
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寺山修司 1960年代のラジオ・ドラマ 3タイトル
「さらばサラトガ」には高橋竹山、「コメット・イケヤ」には横山克也、観世栄夫、「恐山」には間宮芳夫らが音楽で参加している、寺山修司のラジオ・デイズ初期の傑作群。ありとあらゆる寺山の原作によるラジオ・ドラマが集められてボックス・セットがつくられないものでしょうか? NHKFMで一度しか放送されなかったようなものも記憶しているのですが。#寺山修司 #ラジオドラマ #CD #天井桟敷 #高橋竹山
ラジオ・ドラマ CD 日刊スポーツ新聞社揖斐是方