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ル・シネマ / 宇野亜喜良
天才・宇野亜喜良が映画を題材に描いたものを集めた画集。サイケな感じの絵も描くけれど、私としては、色鉛筆とか極細のペン(ロットリング)とかで描いた、線の細い、儚げなタッチのものが好み。名画を題材にしているので、部屋にいながらにして名画座の雰囲気も味わえるけれど、それなりに、いわゆる「名画」を見ていないとつらいかもしれない。
アート マガジンハウス 1992年大吉GUY
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TECHNO BIBLE / YELLOW MAGIC ORCHESTRA
YMO(イエロー・マジック・オーケストラの頭文字)は、ベースの細野晴臣、キーボードの坂本龍一、ドラムス(そしてボーカル)の高橋幸宏によるユニットである……というのは歴史の教科書に載せてもイイと思うんだが。1978年にデビュー、1983年に「散開」するまで、たった5年間の活動時期だったにもかかわらず、国内外に多大な影響を及ぼした偉大すぎるユニット。私は、9歳から14歳という時期に直撃を受けたバリバリのYMOチルドレン世代。この素晴らしすぎるボックスセットは、初期オリジナル音源、中期オリジナル音源、後期オリジナル音源、ライヴ音源、リミックス音源・レア音源の5枚から成っているが、リミックスは余計だ。もっとオリジナルを入れてほしかったという恨みはある。
アルファレコード 1992年大吉GUY
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SPACE POLYPHONY / LOGIC SYSTEM
YMOのコンピューター・プログラマーとして「YMO第4の男」と呼ばれた松武秀樹のソロ・プロジェクトで、このアルバムでは、キーボーディストの入江純(『赤い光弾ジリオン』の音楽担当が忘れられない)と組んでいる。ここに松本隆が入ると、アキハバラ・エレクトリック・サーカスになるわけで、やってることはとても似ている。明るく楽しい「未来」、『ブレードランナー』以前のSFのイメージで、ザ・フォーク・クルセダーズの「白い色は恋人の色」だの、喜納昌吉&チャンプルーズの「花(すべての人の心に花を)」だのといった曲を中国人に歌わせ、琵琶だの笙だの二胡だのをフィーチュアして、何か美しくも妖しげなアジアン・ワールドを演出している点が特色。ピコピコとアジアが、なんとも絶妙なハイブリッドで良い。
アルファレコード 1992年大吉GUY
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リキテンスタイン / 講談社版「現代美術」
アメリカン・ポップ・アートのスーパースター、ロイ・リキテンスタイン特集。単純な線と派手な色で思いっきり目立つ作風。ただのマンガじゃねぇかと言えば、そのとおりなんだけれど、インパクトは絶大。
アート 講談社 1992年大吉GUY
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マンボスパイ2 / 東京パノラママンボボーイズ
「マンボによるスパイ映画のサントラ」といった感じで、『オースティン・パワーズ』を一歩も二歩も先取り、いや、遥かに凌駕しています。特に「ダイナマイト・マンボ」は燃える名曲!でも、これって梅宮辰夫の「ダイナマイト・ロック」(『不良番長』の主題歌)の替え歌なのよね。 内容もさることながら、ジャケットデザイン(Art Direction : ICHIRO HIGASHIIZUMI 、Cover Illustration : AKIRA SORIMACHI)の素晴らしさを誉めなきゃ嘘でしょう。ほどよくモダンな昭和の匂いがぷんぷん漂うジャケットだけでも買う価値アリ! オシャレ感爆裂!
テイチク 1992年大吉GUY
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地底ロボット ユートム / ウルトラ怪獣シリーズ
『禁断の惑星』(1956)のロビー・ザ・ロボットとか『宇宙家族ロビンソン』(1965)のフライデーとかの古き良きSFの香りがするデザイン。胸のマークがカッコよかった。ソフビでは何故か強烈なラメをまとっているのが印象的。 『ウルトラセブン』(1967)第17話「地底GO! GO! GO!」に登場。 #ウルトラ怪獣 #ソフビ
特撮 バンダイ 1992年大吉GUY
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青色発泡怪獣 アボラス / ウルトラ怪獣シリーズ
バンダイのウルトラ怪獣シリーズの中で、一番好きな造型かもしれない。体は旧造型のレッドキングと同じだけれど、バランスがおかしなほどデカい頭とのマッチングが奇跡的。そして青と緑のカラーリングが素晴らしすぎる。これぞソフビの極みという気がする。 『ウルトラマン』(1966)第19話「悪魔はふたたび」に登場。 #ウルトラ怪獣 #ソフビ
特撮 バンダイ 1992年大吉GUY
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快獣ブースカ / ウルトラ怪獣シリーズ
君は、ウルトラ怪獣じゃないよね……? 『快獣ブースカ』(1966)に登場。 #ウルトラ怪獣 #ソフビ
特撮 バンダイ 1992年大吉GUY