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E. T. / ウィリアム・コツウィンクル著 池 央耿訳
1982年初版 映画のノベライズです。 当初「未知との遭遇」のヒットを受けて企画されましたが、実際にはファースト・コンタクトものではなくスピルバーグ監督の私小説的な作品(自らインタビュー等で"父と子の"物語というふうに語っています)だと思います。 先日の地上波放送の編集があまりに酷くて急遽展示しました。あらためて、特別版ではなくオリジナル版を観たくなりました。
新潮文庫 SF ウィリアム・コツウィンクル 池 央耿ace
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内なる宇宙 / ジェイムズ・P・ホーガン著 池 央耿 訳
1991年刊行(創元の初版は1997年) 原題 : Entoverse 架空戦争に敗れた惑星ジェヴレン。その全土を管理/運営する超電子頭脳ジェヴェツクスは、一方で人々を架空世界浸けにし、政治宗教団体の乱立を助長していた。一指導者による惑星規模の大プロジェクトが密かに進行するなか、進退谷まった行政側は、ついに地球の旧き友、ハント博士とダンチェッカー教授に助力を求めるが…。星雲賞受賞。 ある日突然人格が他者のものとすり替わってしまう―いたるところで奇異な現象が多発するジェヴレン社会に、ハント博士らは直面した。人格変容の起こった者はアヤトラと呼ばれ、新興宗教の活動家となるか、発狂してしまう。だがそれは精神異常の類ではない。人格はコンピュータ・ネットワークを通じて別の宇宙から送り込まれてくるという。ジェヴレンを狙う“内宇宙”とは何か。
創元SF文庫 SF ジェイムズ・P・ホーガン 池 央耿ace
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巨人たちの星 / ジェイムズ・P・ホーガン著 池 央耿 訳
1981年刊行(創元の初版は1983年) 原題:Giants' Star 冥王星の彼方から〈巨人たちの星〉のガニメアンの通信が再び届きはじめた。地球を知っているガニメアンとは接触していないにもかかわらず、相手は地球人の言葉のみならず、データ伝送コードを知りつくしている。ということは、この地球という惑星そのものが、どこかから監視されているに違いない……それも、もうかなり以前から……!! 5万年前月面で死んだ男たちの謎、月が地球の衛星になった謎、ミネルヴァを離れたガニメアンたちの謎など、からまったすべての謎の糸玉が、みごとに解きほぐされる。前2作で提示された謎のすべてが見事に解き明かされる。《巨人たちの星》シリーズ第3部。
創元推理文庫 SF ジェイムズ・P・ホーガン 池 央耿ace
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ガニメデの優しい巨人 / ジェイムズ・P・ホーガン著 池 央耿 訳
1978年刊行(創元の初版は1981年) 原題:The Gentle Giants of Ganymede 木星最大の衛星ガニメデで発見された2500万年前の宇宙船。その正体をつきとめるべく総力をあげて調査中の木星探査隊に向かって、宇宙の一角から未確認物体が急速に接近してきた。隊員たちが緊張して見守るうち、ほんの5マイル先まで近づいたそれは、小型の飛行体をくり出して探査隊の宇宙船とドッキング。やがて中から姿を現わしたのは、2500万年前に出発し、相対論的時差のため現代のガニメデに戻ってきたガニメアンたちだった。『星を継ぐもの』に続く第2弾!
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魔性の子 / ロジャー・ゼラズニイ著 池 央耿訳
1980年刊行 日本の初版は85年です。 原題 : Changering 魔王の忘れ形見のポウと技術者の子マーク。取り替えられ対称的な世界で育てられた彼らの運命は? 本書の特徴は挿絵です。スペインの漫画家、エステバン・マロートによる作品がたっぷり堪能できます。
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星を継ぐもの / ジェイムズ・P・ホーガン 池 央耿訳
原題 : Inherit The Stars 1977年のホーガンのデビュー作です。 ミステリー要素が入ったハードSF。月面で発見された宇宙服を着たミイラ。チャーリーと名付けられたこの人物は一体何者なのか? 続編の"ガニメデの優しい巨人"、"巨人たちの星"、"内なる宇宙"も良作です。 未読ですが、最近漫画化されたそうです。月や火星で人工物的なものが見つかると、モノリスよりこの小説を思い出します。
創元SF文庫 SF ミステリー ジェイムズ・P・ホーガンace