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ニューロマンサー / ウィリアム・ギブスン著 黒丸 尚訳
原著は1984年カナダで、日本では1986年刊行 原題 : Neuromancer 1984年のネビュラ賞、フィリップ・K・ディック賞、1985年のヒューゴー賞を受賞。フィリップ・K・ディック賞は1983年に創設されたアメリカでペーパーバックで刊行された(厳しいなぁ)SF作品に贈られる文学賞です。 サイバーパンクといえばコレ。ギブスンは、ブルース・スターリングと並んでこのジャンルの旗手です。冒頭"チバ・シティ・ブルーズ"での描写は秀逸です。
ハヤカワSF文庫 SF サイバーパンク ウィリアム・ギブスンace
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アンドロイドの夢の羊 / ジョン・スコルジー著 内田昌之訳
2006年刊行 原題 : The Android's Dream 邦題で"釣って"ますが、内容は関係ないです。サイバーパンク要素を含む活劇物で、サクッと読めます。
ハヤカワSF文庫 SF サイバーパンク ジョン・スコルジーace
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流れよ我が涙、と警官は言った / フィリップ・K・ディック 友枝康子訳
1974年の作品 原題 : Flow My Tears, The Policeman Said 発表された翌75年にジョン・W・キャンベル記念賞を受賞。ジョン・W・キャンベル記念賞は英語で出版された(ここ厳しい!)長篇SF小説を対象として授与されている文学賞です。ジョン・W・キャンベルはSF雑誌「アスタウンディング・サイエンスフィクション」の編集長をつとめ、SF作品の普及に尽力された方です。 1981年にサンリオSF文庫(友枝康子訳)刊行され、89年にハヤカワから再刊されました。 デザイナーベビーや現在のネットのような概念が登場します。そんなハードSFな世界で"愛"について語られる作品。 ディック作品については、いずれあらためて纏めてまいります。
ハヤカワSF文庫 SF サイバーパンク フィリップ・K・ディックace