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第二次手彫証券印紙 貮拾圓
20円券は手彫証券印紙の最高額面である。緻密な地紋が非常に美しい。画像は見本券であるが、使用済はさらに希少である(未使用は未発見という)。
印紙 1920.6.23 1874.9.1印紙類蒐集館
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繭印紙(灰色版)
繭の検査のために発行された印紙である。売価は5銭であったらしい。刷色が黒色のものも存在するが、これはごく初期の印刷で入手困難である。 画像は灰色版の使用済であるが、『日本印紙カタログ』によれば半ダースしか記録されていないという。
印紙 1873.1.30 灰印紙類蒐集館
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香港占領地總督部暫作收入印紙 拾錢
対米英戦開戦後、イギリスの殖民地であった香港は開戦1ヶ月~2ヶ月程で日本の占領するところとなり、軍政が敷かれた。日本占領下香港では日本の内地で使われていた収入印紙がそのまま持ち込まれて使用されたが、1943年になると次第に十銭印紙が欠乏してきたので、暫定的な措置として十銭以外の別の券種の印紙や郵便切手に加刷するかたちで、そしてさらに正刷印紙も発行された。 画像はその正刷印紙であるが、透し無しと透し有りのものが存在する(画像のものは透し無し)。桜や占領地総督部の設置された香港上海銀行ビルが描かれている。
印紙 1943印紙類蒐集館
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中華民國加刷(赤) 壹圓(大正型白紙収入印紙)
従来は黒色で「中華民國」の文字が加刷されていたが、大正毛紙使用期の途中から赤色に改められた。画像は大正型白紙の一円券に加刷されたもの。
印紙 1937.5.21印紙類蒐集館
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鐵道院 新聞雜誌特別運送證票 叄斤
三斤は緑色。
証紙 1908.12.5印紙類蒐集館
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開拓使兌換証券 五拾錢
北海道開拓の資金を調達するために発行されたが、比較的高度な偽造防止技術が使われていたために人々の信用を得て、後に東北を経て全国に普及したという。
紙幣 1872.1.15印紙類蒐集館
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第一次手彫証券印紙 一圓 右旗枠彫忘れエラー ②
前のアイテムも右旗枠彫忘れエラーであるが、こちらは旗竿と旗の交差するところから線が消失している。 シート中の36番目の印紙に出現するらしい。
印紙 濃青印紙類蒐集館
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鐵道院 新聞雜誌特別運送證票 拾斤
十斤以上は入手が難しい。
証紙 1908.12.5印紙類蒐集館
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租稅頭 收領印稅
日本で最初に使われた税印。入手は非常に難しい。通帳の表紙に専ら使われ、表紙(表紙のうち左上の部分)と、表紙・帳簿全体にかかるように右上の部分に割印の形で、計二ヶ所に税印が押されていた。
税印 1873.6.1印紙類蒐集館
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鐵道作業局 新聞雜誌特別運送證票 壹斤
デザインが美しい。
証紙 1897.8印紙類蒐集館
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鐵道院 新聞雜誌特別運送證票 五斤
こちらは五斤。
証紙 1908.12.5印紙類蒐集館
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鐵道院 新聞雜誌特別運送證票 壹斤
下部の文字が「鐵道院」ではなく、「帝󠄁國鐵道廳」となっているものも存在する。
証紙 1908.12.5印紙類蒐集館
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第一次 角型 拾錢
第一次の最高額面。紅色の刷色が美しい。 入手は困難である。
印紙 1883.7.1 1876.1.1印紙類蒐集館
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支那加刷 五錢(大正型毛紙収入印紙)
「支那」加刷はかなり長期にわたって行われており、明治型白紙収入印紙(高額図案改正後)、明治型毛紙収入印紙、震災型収入印紙(大型)、大正型毛紙収入印紙に支那字入のものが確認されている。 なお、加刷字の字体にヴァラエティが見られるがそれについては割愛する。
印紙 1924.4.30印紙類蒐集館
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淸國加刷 拾錢(明治型白紙収入印紙)
詳しくは「韓國加刷 拾錢」を参照されたい。十銭の発行枚数は172,000枚。
印紙 1899.12.22印紙類蒐集館