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Cunard Line_1
イギリスの名門キュナードラインのかつてのフラッグシップ、モーリタニア号が全面に描かれたタグです。モーリタニア号の処女航海は20世紀初頭の1907年で、ライバルとなるタイタニックに5年ほど先駆けることになります。大西洋横断記録であるブルーリボン賞を22年の長きに渡って維持した名門船も、途中第一次世界大戦、大恐慌の時代の荒波にもまれながらも1935年まで使用されたようです。実際にこのタグがモーリタニア号の乗客用に使用されたかは不明ですが、後にキュナードラインはタイタニックを運航するホワイトスターライン社と1934年に合併しますので、タグはそれ以前のものだと思われます。ハトメ部分の丁寧な作りにも見られるように全体として立派なタグです。それではいつの時代のタグなのか気になるところですが、ヒントは裏面にありました。Wikipediaによると、第一次世界大戦中の1916年にはカナダ政府の依頼でハリファックスからリヴァプールへ兵士を輸送する輸送船として使用された旨記述があります。写真中央にカナダ政府のターミナルの記述が見られますので、タグは1916年以降、1920年代後半までの間のものではないかと推測します。後にモーリタニア号は1928年にドイツの客船ブレーメン号にブルーリボン賞をとって代わられてしまいますが、それまでの栄光の時期の間のタグではないかと推測します。 #Ships #UnitedKingdom #CunardLine #circa1920s #RMSMauretania
United Kingdom Europe 1920sタグオ
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Singapore Airlines_3
コンコルドといえばブリティッシュエアウェイズかエールフランスのイメージですが、僅かな期間ですが共同運航便としてシンガポール航空とブラニフ航空で運航された実績があります。1977年から1980年の3年間の間にバーレーンとシンガポールの間に就航していた際に使用されていた貴重なシンガポール航空のコンコルドの旅客用のバッゲージタグのご紹介です。基本的には共同運航相手のブリティッシュエアウェイズのタグのデザインを踏襲していてシンガポール航空の独自色は薄められています。 #Asia #Singapore #SIA #circa1970s #Concorde
Singapore Asia 1970sタグオ
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United Nation_1
United Nation(U.N)のオフィシャルな任務で使用されたバッゲージタグです。U.Nらしく英語とフランス語の2カ国語表記です。航空機なのか、はたまた他の移動手段なのか、任務とは?と疑問は尽きませんが、タグの僅かな情報からは追うことができません。 #NorthAmerica #UnitedStates #UnitedNation #circa1950s
United States North America Unknownタグオ
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British Aerocraft Corporation_1
コンコルドの開発時の耐久試験飛行の際に使用された、非常に珍しいバッゲージタグです。1975年9月1日に量産4号機がロンドンからカナダのガンダーの間を2往復する試験を行っていますが、タグの記載内容が正しければ、この際のものと思われます。因みに、この機体は史上初、1日に4度の大西洋横断を果たした飛行機とのこと、コンコルドの速さを物語る出来事ですね。 #Europe #UnitedKingdom #BAC #circa1970s #Concorde
United Kingdom Europe 1970sタグオ