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マイクロエース 【A8406】 満鉄パシナ979 1次型スカイブルー
1934年11月1日、南満州鉄道(満鉄)の超特急「あじあ」号の運転開始に際して製造されたのがパシナ型機関車です。 パシフィック型機関車の7番目の設計なのでこのように呼ばれました。 その後1936年には風洞実験の結果に基づいて流線型カバーの形状を変更したパシナ981が川崎車両で製造され、その特異な形状から「ヘルメット型」の異名がありました。 動輪径2,000mm、全長25.6mで東洋一の大きさを誇り、ボイラーからテンダーに至るまで流線型のカバーで覆われ、最高速度120km/hで営業運転を行いました。 登場時の塗装には諸説あり、一般にはスカイブルーまたはライトブルーとされていますが、戦時中にはダークグレーに塗装されていました。 戦後は中国に接収され、SL7型として活躍した後に1970年代には引退しました。 1980年代初頭にSL751号が復元され、現在は瀋陽蒸気機関車博物館にて静態保存されているほか、大連機務段にはSL757号が静態保存されています。
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マイクロエース【A8405】 満鉄 特急「あじあ」号用客車 7両セット
1934(昭和9)年11月1日、南満州鉄道(満鉄)では超特急列車「あじあ」号の運転を開始しました。大連~新京間701kmを8時間30分で結び、最高速度は120km/hを誇りました。 列車は機関車・客車ともに流線型で製作され、特に客車は軽量化のために高張力鋼製半甲殻構造が採用されたほか、内装材を中心に軽合金が多用されたのが特徴です。 編成後端の展望車は流線型のガラス張りの密閉式が採用されました。 また、世界に例を見ない全車(手荷物車を除く)空調装置装備で登場し、ローラーベアリングを備えた乗り心地の良い三軸ボギー台車の採用と相まって乗客から好評を博しました。 登場翌年には運転区間をハルピンまで延長しました が、戦局の悪化に伴って1943(昭和18)年2月を以って運転を休止、以降は特急列車として運転されることは無く終戦を迎えました。 戦後は一部の車両が中国で使用されたのち、現在も展望車が保管されています。 〜モデルについて〜 本作が出る以前のあじあ号といえばパシナと同梱のセットでしたが、今作より客車と機関車が別売りとなりました。 同型のあじあ号がマイクロエースA8404 満州パシナ12 燈火管制改造あじあ号 8両セットとして発売されていますが、今回は屋根がシルバーになっていたり(前回はグレー)します。 なお、Nゲージの中では車体が長いため新幹線とほぼ同じ扱いで細かいカーブ、トンネルなどに気をつけないと、接触します。 前作 https://muuseo.com/azuazu257/items/1714
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