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トカシオリイレボラ
コロモガイ科としてはかなり大型の種で、いかつい表面彫刻や深い縫合がビーチコーマーには人気なようですが、名前が覚えづらいという声がチラホラ。漢字では「溶かし折入法螺」。江戸時代からこの名だったようですが、何故「溶かし」なのかはよくわかりません。 日本近海が主産地ですが、各地で個体数が激減しているらしいです。
2020春 48mm Cancellaria noduliferaWiwaximaminashi
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ラッキョウイモ
名前の通り、辣韮のように前端が思いっきり窄まった、かなり独特な形をしています。色合いは優しい感じで綺麗です。もっと紫みの強いものもあります。肩は老成するほど丸くなり、殻頂付近では逆に塔高でうねのような結節を持つため、螺塔は反り返っています。 重厚な種で、最大10cmを超えます。 カリフォルニア湾〜エクアドル沖。
2017夏 48mm Conus patricius 辣韮芋Wiwaximaminashi
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スミナガシイモ(カイオウイモ[03])
カイオウイモの、模様が単色で塗りつぶされる個体。出現頻度は少ないです。この個体は黄色ですが、通常個体のような褐色〜黒褐色のものが多いようで、斑点は2、3個散在していたりもします。
2000円程度 2019夏 48mmWiwaximaminashi
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ゴマフイモとコモンイモの雑種?
ゴマフイモとコモンイモの中間のような、よく分からない貝です。斑点もよく見ると2タイプくらいが混ざっている上に、平均サイズも両者の中間くらい。形はゴマフイモに近いですが、斑点が満遍なくではなくややまとまって出ているのはコモンイモの特徴。両者は近い種で分布もかぶっているので、雑種が生じてもおかしくはないと思いますが、果たして…?
コモンイモ亜属 2019春 48mm cf.Conus pulicarius × Conus arenatusWiwaximaminashi
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ナツメイモ[01]
全体的に赤みが強く、色帯がはっきりしている個体。 人気の高いイモガイ。打ち上げでも拾えるところでは拾えるみたいです。 八丈島・紀伊半島以南のインド・西太平洋。潮間帯〜240m深の砂泥底。
ナツメイモ亜属 2017 48mm Conus bullatusWiwaximaminashi
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チカゲイモ(cf)
スソムラサキイモの細長いのみたいなのがこう呼ばれる中、このタイプの貝も「チカゲイモ」と呼ばれています。果たして同種なのか…?図鑑の説明には一応当てはまりますが。 八丈島・紀伊半島以南のインド・太平洋。潮下帯〜25m深。
シロマダライモ亜属 2015春 48mmWiwaximaminashi
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エンジイモ
紀伊半島以南〜ニューギニア島。潮間帯〜水深20mのサンゴ礁。
シロマダライモ亜属 2018秋 48mmWiwaximaminashi