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Mont Blanc Mystery Black
Mont Blancの純正インク。 ほんのり紫も見える、上品な黒。 濃淡の表現も綺麗なので、ちょっと太い字幅のペンに入れても楽しい。
万年筆インク Mont Blanc 定価より少し安めオジサンのオモチャ箱
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ぺんてる 万年CIL KERRY 海外向けモデル 0.7mm
ぺんてるのロングセラー商品、万年CIL KERRYの海外向け仕様。 違いは芯経が国内向けは0.5mmなのに対しこちらは海外では主流の0.7mm。 漢字文化の日本だと、画数の多い字を書くに当たって細い芯径が好まれる傾向だが、英語圏ではアルファベットを書くのでそこまで細くなくて良い、という事で、海外ではむしろ0.5mm経のシャープペンシルは不人気らしい。 ネットでは並行モノが流通しているのでそれほど珍しい訳では無いが、実店舗で見たのは初めてで、つい買ってしまった。
シャープペンシル ぺんてる 定価オジサンのオモチャ箱
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トンボ鉛筆 MONO graph fine 0.3mm ブラック
トンボ鉛筆が展開するシャープペンシル、モノグラフシリーズの最新作。 トンボ鉛筆の看板商品のひとつ、MONO消しゴムを搭載し、最早消しゴムの方が主役とも言えるこのシリーズだが、書く方も手を抜いておらず、金属製のグリップは口金まで一体となっていて、ペン先のブレを無くすと共に低重心化を実現、更にその口金は4段階に丁寧に切削加工されていて、ペン先の視界も良好。 塗装も耐加水分解加工がされていて、長く使っていてもベタつきにくいという。 後端の回転繰り出し式の消しゴム部は、実際に字を消す際にペンを逆さにすると中の重りが移動する事でノック機構がロックされ、力を入れて字を消しても芯が出ない様になっている。 と、フラッグシップモデルに相応しく色々と詰め込み過ぎなくらいな完成度。 芯経は0.3mmと0.5mm、カラーバリエーションはブラックとシルバーの2色で展開している。 書き易いししっかり消せる、隙がない一本。
シャープペンシル トンボ鉛筆 定価オジサンのオモチャ箱
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STAEDTLER HEXAGONAL 925 77-05B
2022年11月に発売されて、随分と話題になったシャープペンシル。 鉛筆メーカーが本気で作ったメカニカルペンシル、とステッドラーがいう通り、書き心地は良い。 真鍮にラバー塗装を施した6角形の胴軸は転がり難く、滑り難い。 重量バランスも良く、書いていても疲れ難いとても良いペン。 …というのは中学生の次女の弁。 買って帰って袋から出した途端、次女に持っていかれてしまった。
シャープペンシル STAEDTLER 定価オジサンのオモチャ箱
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パイロット CUSTOM HERITAGE 912 FA
パイロットのフォルカンはショップ別注等を除くとカスタム743、カスタム742、カスタムヘリテイジ912の3種類のペンにラインナップされている軟調の特殊ニブである。 カスタム743はバランス型の14K15号ニブ、カスタム742とカスタムヘリテイジ912は共に14K10号ニブだが、カスタム742はバランス型、カスタムヘリテイジ912はベスト型でコレだけロジウムメッキ仕上げとなっている。 で、10号より15号の方がニブが一回り大きく、それが書き味の違いを生んでいる。 端的に言って、10号の方が軟らかく、15号の方がコシがある感じがする(良し悪しでは無く好き嫌いの話になるので、優劣に関しては言及しません)。 エラボーと比較される方も多くいらっしゃるが、エラボーはペンの名前であり、フォルカンはニブの種類の事なのでご注意を。 エラボーには字幅のラインナップが存在するが、フォルカンは字幅が選べない、というか字幅の選択肢のひとつがフォルカンである、というべきか。 さて、このカスタムヘリテイジ912 FA、僕はコレが人生で3本目の金ペンである。 知人から戴いたカスタム74のEFをずっと使い続けていたが、ちょっと他の万年筆にも興味が湧いてプラチナ#3776センチュリーのMをお迎えし、それで万年筆の奥深さ、面白さの一端を知ったつもりになり、更にはコンバーターの存在を知った事でインク沼に片足を突っ込みかけていた頃。 誰もが一回は罹るであろう(?)、軟調ニブ欲しい病に僕も罹患し、勢いで購入。 カスタムヘリテイジ912を選んだのは値段と、あとはベスト型のシルエットに惹かれたから。 がしかし、いざ使ってみるとまあ難しかった。 筆記速度が合わなくて擦れる、インクが出ないとか、ペン先をコントロール出来ず、ただでさえ下手な字が更に下手に見えてしまうとか、今思えばよく手放さなかったなぁ、と思うくらい苦戦した。今もしている。 YouTubeやX(当時はTwitter)なんかでこのニブを使い熟している方達を知らなければ挫けていた自信があるw 個人的にオススメなのは、濃淡の出るインクを入れる事。 インクの濃淡が表情豊かに見せてくれるので、なんとなく字が上手に見える。 何年か使い続けて流石に少しは仲良くなれたと思ってはいるが、まだまだこれからである。 カートリッジ/コンバーター両用式。
万年筆 パイロット 定価より少し安めオジサンのオモチャ箱
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パイロット エラボー 樹脂軸 SF
1978年、「日本の文字を表現するのにふさわしいペン先」を創る、をコンセプトに全国万年筆専門店会とパイロットが共同し、6年の開発期間を経て発売した万年筆。 その3代目に当たる現行品で、軸は金属(黄銅)製と樹脂製の2種類があり、これは樹脂軸。 カートリッジ/コンバーター両用式(ただしCON-70は不可)。 ニブを横から見た時の、ハヤブサの嘴を思わせる特徴的なシルエットから、かつてナミキ ファルコンの名で海外でも販売されており、10年ちょっと前にYouTubeに上がった魔改造されたナミキ ファルコンを使ったカリグラフィーの動画に触発される人は未だにいるらしい。 ちなみに実際にメーカーが製造したそのままを購入してもあの動画の個体の様にはフレックスしませんし、あんな事した日にゃ確実にペン先を痛めます、念の為。 軟調ニブ全般に言える事だが、変に筆圧を意識せず、他の万年筆を扱う時と同様に普通に書いたらいい。結果として抑揚の付いた味のある筆跡になる。 実際に使ってみた印象だけど、軟調ニブと言われてはいるが、書き味自体は、例えば同じパイロット製であるカスタムレガンスの14K5号Fニブと比べても結構カリカリしている印象。 タッチは軟らかいというより弾性があると言った方が適切で、同じパイロットの軟調ニブであるフォルカンの様なフニャ、とかフワっといった感触ではなく、バイーンとかグイーンって感じかな(伝わる事を願いますw)。 この弾性は先程も触れた、ニブの中ほどで隆起している独特なペン先の形状が大きく影響しているらしい。 まだ僕自身使い熟しているとは言い難いが、面白いペンだと思う。
万年筆 パイロット 内緒オジサンのオモチャ箱
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パイロット カスタムレガンス F
2018年に廃盤。 マーブル模様が美しいプロビオネイト樹脂製のボディが特徴的なペン。 パイロットの定番であるカスタム74 と同じ14K5号ペン先(ただしこちらはロジウム仕上げ)ながら、バランス型で雨だれクリップのカスタム74 に対して、こちらはベスト型で菊座クリップと、外観はかなり異なる。 また、全長もカスタム74 に対して少し短く、それに伴い筆記時のバランスもカスタム74 に対し、より軽快に取り回せる印象を受けた(それが良いか悪いか、は好みの問題なので言及しない)。 字幅はFとMの2種類のみと、実用に振ったラインナップだった。 カートリッジ/コンバーター両用式。
万年筆 パイロット 内緒オジサンのオモチャ箱
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セーラー万年筆 プロフィット ブラックラスター F
前身モデルのプロフィットFLの改良版として2013年11月より発売された万年筆。 カートリッジ/コンバーター両用式。 セーラー得意の21Kニブを採用し、更に大先(首軸)を真鍮製にする事で低重心化を図り、司法試験や論文の執筆等、長時間筆記する際の手の疲れの軽減する、というプロフィットFLのコンセプトを受け継ぎつつ、大先をはじめとした金属パーツにブラックラスターの名に相応しくブラックIP仕上げを施した全身真っ黒なペン。 実際他のペンと比べても長い時間書き続けた際の負担は少ないと感じる。 手に入れてからまだ1年少々だが普段から仕事にガッツリ使っていて、会議の議事録、資料作りの際の下書き、メモ等、最も手にする機会が多く、最早無くてはならない相棒だ。 筆跡に変に色気とかが出ないのでノートや手帳の紙面が煩くならないところとか、正に仕事の道具って感じがして手放せなくなっている。 低重心設計とかそういったギミックは傍に置いて、とんでもなく高いレベルの普通、というかなり難しい事をやってのけたペンだと思う。
万年筆 セーラー万年筆 内緒オジサンのオモチャ箱