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Kaweco STEEL Sport M
2017年に発売されたKaweco Sportシリーズの上位モデル。 このシリーズの金属軸のモデルは2023年限定で銅製のBRONZE Sportの他、定番商品として真鍮製のBRASS Sport、アルミ製のAL Sport、そしてこのステンレススチール製のSTEEL Sportがある。 重量は41gとペンとしては相当重たい部類。 ステンレスを削り出したボディには斜めにヘアライン加工が施されていて、その重さと相まって、触っていると素材感がダイレクトに伝わってくる。 また、素材の特性上、経年変化がほぼ起こらず、ブラスと違って指紋が付いたり金属臭がしたりもしない。 どことなく1950~1960年代のパストフューチャー感漂う雰囲気が個人的には堪らない。 書き味自体は僕が良く知っているカヴェコのモノだが、重さからくる書き心地の違いが面白い。 本当はボーナスが入ったら今年の忘年筆に、と考えていたのだが、お世話になっているお店から良い中古が入ったと連絡があり、実際に店頭で拝見し、試し書きもして(というか、このお店は店頭に出す前にちゃんと調整やオーバーホールしてくれてるし、ペン先に関しては店長が現役な限り永久保証なので安心なんだけど)ちょっと予定よりも早かったのだがお迎えした。 ペン先はMだが、しばらく使ってみて、もしちょっとアレかな、と思ったらEFに替えてしまおうと思っている。 2023年12月8日追記 色々と迷った結果、ペン先をEFに交換しました。
万年筆 Kaweco 中古購入オジサンのオモチャ箱
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Kaweco Collection Ruby F
Kaweco Al Sportの2022年限定カラー。 樹脂軸のSportはちょっと軽過ぎ、真鍮製のBrass Sportは重たいから長いこと使ってられないかなぁ、と思っていたが、Al Sportはペンの重さが僕にとっては程良くて、とても書きやすいと感じた。 字幅は色々と迷ったが、結局使用頻度が高いFにした。 ルビーの色も綺麗で満足度の高い一本。 カートリッジ/コンバーター両用式。
万年筆 Kaweco 定価オジサンのオモチャ箱
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Moleskine x Kaweco Collection PERKEO ブルー F
Kawecoのエントリーモデル的立ち位置となるのだろうパケオと、ノートでお馴染みモレスキンとのコラボアイテム。 カートリッジ/コンバーター両用式。 このパケオ、そもそも20世紀初頭に販売されていたモデルの復刻版だそうで、樹脂製の8角形のスナップ式キャップに同じく樹脂製の16角形の胴軸、LAMY Safariの様な樹脂製の3角形の首軸と言う、シンプルなデザインのペン。 ペン先はパッと見た感じKaweco Sportと変わらない様に見えるがペン芯は全く別物だった。 その所為か、それとも個体差なのか、インクフローはかなり渋く、その多角形軸と相まって、鉛筆かと思うほどにザリザリとした書き味をしていた。 コレはコレで面白く、中学生の次女が気に入って使っている。
万年筆 Kaweco 定価オジサンのオモチャ箱
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Kaweco Collection Dark Olive F → EF
Kaweco Sportの2021年限定カラー。 イリディセントパールと違って普通に売ってた。 イリディセントパールを買って帰った後、ちょっとググってみてそのプレミアっぷりにびっくりすると同時に、コレ持ち歩いてて落としたり無くしたりしたらヤダなぁ、と思い、もうちょっと気楽に持ち出せるヤツ欲しい、となり、だったら字幅も違うヤツをと思ってFをお迎えした。 しかし、実際に手元に来て試筆してみたところ、刻印はちゃんとFだったがMと大して変わらないくらい太く、ネットあるあるというか、海外製万年筆の洗礼を受けた様な気分だった。 しばらくはまぁ仕方ないかぁ、と思ってそのまま使っていたのだけど、パケオのFを手に入れる機会があって、そちらの筆記線はしっかり細かった事もあり、2023年6月にEFへニブ交換を決行、今に至る。 さて、そのニブ交換なんだが、何回かお世話になっている万年筆専門店がKaweco Pro Storeだったので、そこでお願いする事にした。 予め電話で希望のニブの在庫を確認してから訪問し、あとは待つ事10分弱。 実にあっさりと終わった。しかもニブ交換の理由を告げてあった事もあり、ペン先調整までして頂いて、もう至れり尽せりだった。 コレでニブ代だけとか、なんだか申し訳ない気分だったが、また何かあったら相談してねー、と笑顔で見送って頂いた。 このペンは通勤カバンの一番取り出し易いところにロディアのNo,11と一緒に放り込んである。 結構ガシガシ使っているので、コンバーターではなくカートリッジを差している。 色々と勉強させてもらった思い出深い一本になった。
万年筆 Kaweco 定価より少し安めオジサンのオモチャ箱
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Kaweco Collection Iridescent Pearl M
Kaweco Sportの2022年限定カラー。 僕はコレが初Kawecoだった。 相当な人気だった様で、ネット通販では未だに転売ヤーが馬鹿みたいな値段で出品しているのを見かけるが、僕は運良く実店舗の店頭で見つける事が出来た。 それはさておき、綺麗な軸のペンである。 シルバーの天冠とニブ、半透明の軸色等から察するにFrosted Sportがベースなのかな? カートリッジ/コンバーター両用式で、書き味は滑らかサリサリ系という印象。 僕のそれ程多くない経験からで恐縮だが、海外製万年筆の中ではインクフローが少し渋い方なのかな?といった感じ。 Kawecoはペンポイントの研ぎ方がちょっと独特で、丸では無く四角い感じに研いである為、素直な握り方をする人は良いのだが、被せ癖や捻り癖があるとペンポイントが紙にきちんと当たらないので掠れたりインクが出なかったりする事がある。ちょっと注意。 かくいう僕も、コレを買う時に店員さんの私物(確かBニブだった)をお借りして試筆したのだけど上手く書けず、その店員さんに上述の説明と捻り癖を指摘され(ちょっと右に捻る癖があり、特に横書きで書き進んで行くと段々と捻りが強くなり、途中からおかしな事になる)、それを矯正する目的という建前で(笑)Mの字幅をお迎えした。 僕にとって、ペンの持ち方を見直すきっかけとなった、思い入れ深い一本となった。
万年筆 Kaweco 定価オジサンのオモチャ箱