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Württembergisch-Hohenzollersche (Märklin / HO)
ドイツ、シュツットガルト市のホフブロイ醸造所、その前身であるWürttembergisch-Hohenzollersche(ヴュルテンベルグ・ホーエンローツェルン)醸造所の時代のビール貨車です。 現代のホフブロイの歴史ですが、元をたどると1591年、修道院で作られ始めた歴史があります。 1872年、シュトゥットガルトのSt. Luzen醸造所とEnglischer Garten醸造所がWürttembergisch-Hohenzollersche醸造所の名前で合併されまして、ホフブロイの母体となります。 ドイツ帝国の国鉄統一前のヴェルテンベルグ州立鉄道の古い木造貨車を再現した模型です。 1883年、ヴェルテンベルグ州の公式ビールに登録され、その後、1933年から「シュトゥットガルター・ホフブロイ」に改名されました。 模型はメルクリン社製の古典貨車タイプの標準型車両です。 1986/87年版のメルクリン社カタログに掲載の商品です。
HO Marklin 600円T. S
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RITTER (Märklin / HO)
ドルトムント市のリッター(RITTER)醸造所、同社の各種あった銘柄のうち「RITTER FIRST」というピルスナーのビール貨車で、模型はメルクリンのHO標準車体のビール貨車になります。 ドイツ語でRITTERというのは「騎士」という意味、その名の通りロゴマークは馬に乗って駆ける騎士の柄です。 この醸造所は1889年に大規模な工業用醸造所として設立されドルトムントユニオン醸造所、ゲルマニア醸造所、ドルトムント共有醸造所など複数の工場を抱える企業でした。第一次世界大戦後、エッセン醸造所、ドルトムントブルガーブロイ、ドルトムントのウェストファリア醸造所など、他の地元の醸造所との合併を通じて成長を続けました。 第二次大戦を経て、1969年にリッター醸造所は閉鎖され、別の醸造所に統合、移転し、1994年に操業を終えています。(2011年から醸造所の建物の解体作業が始まり、現在は消滅しています。)
HO Marklin 600円 ヤフオクT. S
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Feldschlößchen #1(PIKO / HO)
元・東ドイツの鉄道模型メーカー、PIKO(ピコ)社製のビール貨車、ドレスデンの醸造所、フェルドシュロッシェン(Feldschlößchen)です。 ドレスデンは東ドイツの町でしたので、もしかすると東ドイツ時代の模型かもしれませんが(最近のピコ社製貨車より作りがチャチイ感じなので)、年代までは個体から鑑定できませんでした。 フェルドシュロッシェンというと、“砦印”のスイスのビール銘柄のほうが有名ですが、同じドイツ語圏で本家ドイツにも同じ名前のビールがあるのですね。 ロゴマークが違うので、それを見て区別するしかないです。 ドレスデンのフェルドシュロッシェンは、赤字に白のfのロゴを左右からスタンディング・ライオンが囲んでいます。(スイスのはその名の通りお城、砦のマークです。) ヤフオクの中古品ですが、いまよく見ましたら、手すり関係のパーツが全部ついていません。 今度、0.5mmくらいの真鍮線で付けてあげましょう。 真鍮色のままが良いでしょうね。豪華な感じになって…。
HO PIKO 600円 ヤフオクT. S
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KULMBACHER #5(FLEISCHMANN / HO)
ドイツ南部バイエルン州のオーバーフランケン(アッパーフランコニア)地方に1895年設立されたKulumbacher(クルムバッハ)のReichelbräu(ライヘルブロイ)醸造所のビール貨車です。 所在するオーバーフランケン地方は人口一人当たりのビール醸造量が世界一だそうです。 クルムバッハ・ビールのロゴは、中心に盾のような柄を挟み左右にスタンディング・ライオンが挟む、立派なロゴマークなのですが、この中心の盾は所在地のクルムバッハ市の紋章。ビールの商標に都市の紋章を表示する唯一のドイツの醸造所はここクルムバッハ醸造所のみだそうです。 これは1926年にクルムバッハ市議会によって承認されて以来のことです。 1980年以降、Mönchshof(メンヒスホフ)醸造所と合併しています。青い車体の#1、#2などのクルムバッハのビール貨車が、その合併後の銘柄になります。 模型はドイツのFleischmann社製、同社の特徴的な¬型のカプラーが印象的です。 比較的古いモデルのようで、裏面に「Made in Western Germany」の刻印が。東西ドイツ統一の1990年以前の商品です。 リブ入りの鋼製車体の冷蔵貨車を再現したモデルです。 ロゴの下に小さくドイツ語で「fur Zart und Derb EDELHERB」と書いてありまして、最初はgoogle翻訳先生に訳してもらったら「柔らかく粗いEDELHERB用」…、、、仕方ないので、まじめにドイツ語辞書で翻訳しなおしてみましたら、『…繊細で滋養の有るエーデルハーブのために』(すみません、それでもしっくり来ない感じですが…)だそうです。 このクルムバッハの発売している銘柄の一つが『クルムバッハ・エーデルハーブ』というビールでして、その広告なんでしょうかね。 古きよき時代の年代物のビール貨車模型です。 先日カプラーを直したNゲージとパチリ。
HO Fleischmann 600円 ヤフオクT. S
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Einbecker (Marklin mini-club / Z gauge)
メルクリン・ミニクラブ(Zゲージ)、製品番号8669、Einbecker(アインベッカ―)のビール貨車です。 緑の車体に白いロゴと赤のマークが映え、これもいわゆる“ビール貨車らしい”と私が好ましく思うタイプの1両です。 Einbeckerは、ドイツ中部のニーダーザクセン州、ビールの町として有名なアインベック市にある醸造所で、約600年の歴史を持つ伝統あるビールです。 アインベッグでは13世紀頃からビールづくりが行われ、17世紀の30年戦争で町が破壊されるまでは町中でビールづくりが行われていたとか。30年戦争後、復興の中で共同の醸造所が作られ、それが今のアインベッカー醸造所なのだそうです。 その伝統は、貨車の銘柄のロゴの下に小さく(Zサイズなので2mmくらいの文字で…)「uber 600 jahte Drautradition」(600年以上の伝統)と誇らしげに書いてあります。 Yオクにてお買い得品でした。
Z MARKLIN mini- club 1100円 ヤフオクT. S
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KULMBACHER #2(FLEISCHMANN / N)
ドイツ南部バイエルン州のオーバーフランケン(アッパーフランコニア)地方に1895年設立されたKulumbacher(クルムバッハ)のReichelbräu(ライヘルブロイ)醸造所のビール貨車です。 オーバーフランケン地方は人口一人当たりのビール醸造量が世界一だそうです。 1980年以降、Mönchshof(ミュンヒスホフ)醸造所と合併しています。 模型はドイツのFleischmann社製、比較的現代的な鋼製ロングの冷蔵貨車を再現したモデルです。 もう一台のとデザイン違いです。 ロゴの下に小さく「Kommt aus Kulmbach und sucht seinesgleichen」と書いてありますが、これはドイツ語で「クルムバッハから来て、誰にも負けない」という意味だそうです。 格安の中古品でした。 カプラが片方ないので、今度直さねば。 2020.1.28追記 2020.1.27 カプラー直しました。 https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/44
N Fleischmann 600円 ヤフオクT. S
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Hofbrau (ROCO / N)
シュツットガルトのStuttgarter Hofbrau(ホフブロイ)です。 同社のwebsiteを見ると、小麦のヴァイツェンビールを製造・販売しているようです。私、ヴァィツェンはあまり好みではないんですが(笑) 模型はオーストリアのROCO社製、比較的現代的な鋼製ロングの冷蔵貨車を再現したモデルです。 片側の端面にブレーキ手用でしょうか、デッキがあります。(デッキの手すりが少し壊れてるので直さないと…) 車体は新型、デザインは昔から変わらないホフブロイのスタンダードなデザインです。私がよく言う”ビール貨車らしい”1両です。 2020.1.26 手すりを修理しました。 https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/43
N ROCO 1500円 ヤフオクT. S