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CARDINAL #3 ( LIMA / HO )
イタリア、リマ社製の古いビール貨車です。 古い時代のリマ製品はチャチで有名ですが、これもその名に違わずチャチでボロです(笑) でも、これも鉄道模型の歴史の1ページ…、収集の対象になります。 しかしなかなか状態が酷かったもんですからレストアしました(※その工程はこちら) https://muuseo.com/T.S_beer_wagons/diaries/453 さて、この貨車はスイスの「カーディナル醸造所」、カーディナルとは”枢機卿”という意味なので、名前を訳すと「枢機卿ビール」ということでしょうか。 スイスはチューリッヒ州、チューリヒ湖畔のホルゲン地区にある人口約二万数千人の町、Wädenswil(ウェデンスウィル)市がカーディナル醸造所の所在地。 カーディナル醸造所、1788年にフランソワ・ピラーによって設立され、1991年に大手フェルドシュレッシェン社に買収され、その後、2000年にカールスバーググループに買収されました。 そして、元の醸造所は2011年に閉鎖され、アールガウ市のラインフェルデンにあるフェルドシュロッシェン醸造所で醸造されています。 このボロさなら500円が妥当だったな…
鉄道模型です☝️ HO Lima 1400円T. S
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SPATEN #4( LIMA / HO )
独ミュンヘンの老舗ビール会社、シュパーテン(SPATEN)醸造所。 創業は1397年と大変歴史があり、科学的醸造法やアンモニア式の最新の冷凍機を導入するなど、ドイツのビール業界におけるパイオニア的な実績を持っています。 デンマークの有名なカールスバーグ醸造所は、このシュパーテンから下面発酵酵母を持ち帰って創業した、という逸話もあるほどの名門の醸造所だそうです。 レーベンブロイグループを経て現在はベルギーの大手ビール会社アンハウザー・ブッシュ社のグループに属しています。 日本にも正規ルートで入ってきています。今度探してみよう。 模型はイタリアの古いリマ社製のHO、、、昔のリマは低価格&低品質の廉価版のラインで売ってましたから、この個体もチャチです。 中古のかなり古いもので、汚れや色褪せ、印刷のカスレがありましたので、屋根はキャロムのチタニウムシルバーにて、車体はこれ以上色褪せが進まないよう半光沢クリヤーを掛けてプチレストアしています。
鉄道模型です☝️ HO Lima 1400円T. S
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Fürsten Pils ( Märklin / HO )
ドイツ西部ラインラント地方の町、ラーンシュタインにあるラーンシュタイナー醸造会社のブランド「Fürsten Pils」(フュルステン・ピルスナー)、同社の創業は1624年とされ、大変に歴史のある醸造所です。 ビール貨車はメルクリンのコンテナタイプのHOゲージ。 Made in West Germanyの古いものですが、状態のとても良い中古品でした。 コンテナ側面一杯を緑に染め上げ、その中に王冠に盾を配したシンボルマークと「Fürsten」も文字が鮮やかに黄色で描かれています。 その下に黒字で書かれている「…das Besondere」(特別な…)というのが当時のキャッチコピーだったのでしょう。 車輪はDC用のカツミ製に交換スミ。
HO Marklin 1400円 ネットオークションT. S
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ワイン大樽貨車#2 (Jouef / HO)
フランスのジュエフ(Jouef)社製のワイン樽貨車、相当古い品で、もはやアンティークと言っても良い1両です。 1963年の新製品で、1967年にモデルチェンジの際に各部がマイナーチェンジしまして、車輪がプラスティックから金属車輪に替わっています。 このモデルはプラ車輪なので、1967年より前の初期ロットということになります。 箱も味のある紙製の箱です。製品番号643。 外箱の WAGON MARCHANDISES 2 ESSIEUXというのは仏語で“2軸貨車”、そしてその下にある“FOUDRES”というのは“大樽”という意味です。 樽の側面に『C.W.F.B. ALGECO』という看板が付いていますが、ALGECOってフランスの貨車によく書かれているロゴ?なんですが…何なのでしょうか?貨車の会社でしょうか?(すみません、調べたのですが良く分かりません。) 車体の下面には、Made in France、そして Jouef for Playcraft の刻印があります。 今の目で見れば少々チャチイ作りですが、ここまでくると「味」ですね。 最初、塗装し直してしまおうかとも思ったのですが、このまま古き良き感じを残しておこうと思います。
HO JOUEF 1400円T. S