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ウイスキー貨車「Johnnie Walker」( Liliput / HO )
珍しいスコッチウイスキー貨車、「ジョニーウォーカー」の広告貨車になります。 模型は独リリプット社製の「HO」ゲージ、英国式の1/76 OO(ダブル・オー)ゲージではなく1/87のHOゲージですが、車両は英国の鉄道車両をモデルにしています。 古い紙の箱に入ってまして、1970年ころの製品ではないかと推測。 当初、貨車の底面に刻印も何もないので、中身と箱が一致していない可能性もあり、ホントにリリプットなのか?と調べたところ、この時代にこのウイスキー貨車を何種類か発売していたことがわかり、リリプット製だと確認できました。 貨車の側面の向かって右下に「BRT」のロゴがありますが、これはBritish Railway Traffic & Electric Co Ltdの略。なんですかね、日本の「JR貨物」みたいなもんですかね。ちょっと違うのは、このような貨車を保有して、モルト製造会社(ウイスキーの原料の製造会社)などに貸すビジネスをしていた会社なのです。 このラインナップ、続けて欲しかったです。(そしたら、私はビール貨車コレクターではなく、ウイスキー貨車コレクターになっていたかも・笑) なくなっちゃって惜しい製品ですね。
HO Liliput 900円くらいT. S
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メタルフィギュア “アーガイル&サザーランド・ハイランダーズ連隊” 軍曹・パグパイパー(Argyl & Southerland Highlanders, Piper)
英国King & Country社の秀逸なメタルフィギュア、スコットランドの歩兵連隊『アーガイル&サザーランド・ハイランダーズ連隊』(Argyle & Southerland Highlanders Regiment)のパグパイパーのフィギュアです。 英軍のうちスコットランド🏴の部隊は、ラッパ卒の代わりにスコットランド伝統のパグパイプを奏するバグパイパーを使い、進軍するときや突撃を鼓舞するときに🚶〜🎵🎶♬〜とパグパイプの音色を戦場に響かせるのです。 映画「史上最大の作戦」でも、そのようなシーンがありましたよね。ロバット卿率いるコマンドがペガサス橋に到着する時のシーン。あれです☝️ このフィギュアは英国モノですが、豪州シドニーのメタル・フィギュア専門店、「Peter Nathan Toy Soldier」にて2023.11月に購入。(購入日記はこちら💁 https://muuseo.com/T.S_beer_wagons/diaries/483 ) ハンド・ペイントによる素晴らしい逸品で、K & C社のラインナップのうち、第2次大戦のイギリス第8軍シリーズ(8th Army)のひとつ。 細かく再現された袖の階級章を見ると、みっつの山なのでこの人は軍曹ですね。。 このフィギュアはすでに絶版品となっており、今回、豪州のお店で「最後の一つ」と奥の在庫から出してきてもらいました。 上腕部には、2枚目の写真にある“ハイランド師団”の(HD)の記章が付いておりますが、第2次大戦当時、スコットランドで編成された2つの師団は、第51師団がこのハイランド師団(Highland Division)で、もう一つが第52師団でローランド師団(Lowland Division)、ローランドのほうはスコットランド国旗をモチーフとした記章ですが、ハイランド師団はこの紺色地に赤いHDの文字が入ったものでした。 タータンの柄、抱えているバグパイプなど、見れば見るほど細かく仕上げられております。 キルトのマッケンジー・タータン柄は、ちょっと塗りが大雑把かなw 【部隊解説】 アーガイル&サザーランド・ハイランド連隊は、1794年にスコットランド・アーガイル地方において編成された第98(アーガイルシャー・ハイランダーズ)歩兵連隊(→1796年に第91(アーガイルシャー・ハイランダーズ)歩兵連隊)に改名)と、 1799年に編成された第93サザーランド・ハイランダーズ連隊とが、1881年に統合されて編成された戦列歩兵連隊でした。 統合前はナポレオン戦争、クリミヤ戦争に(シン・レッド・ラインの逸話がこの93連隊です)、ズールー戦争に、統合後もボーア戦争等の帝国主義時代の各植民地戦争、そしてWW1、WW2の2度の大戦に従軍しています。 そして、戦後もしばらく存続していましたが、さいごはイラク戦争に従軍ののち、軍縮、再編の波に飲み込まれ、2006年の陸軍再編により6つのスコットランドの歩兵連隊が大統合し『王立スコットランド連隊』(Royal Regiment of Scotland)が生まれますが、アーガイル&サザーランド・ハイランダーズはその第5大隊(空中強襲大隊 5 SCOTS)に再編成され、現在でも存続しています。
メタルフィギュア King & Country 豪$70T. S
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CARDINAL #2(BEMO / HOm)
12mm・HOmゲージの2両目のビール貨車、スイスの「カーディナル(CARDINAL=枢機卿)」ビールです。 スイス、レマン湖畔のモントルー市を拠点とするMOB鉄道(モントルー・オーベルラン・ベルノワ鉄道)の貨車を再現した、ドイツBEMO社製の繊細な貨車模型です。 今回はネットオークションにて、送料込みでもなかなかの格安で入手できました✌️ HOmは新品はかなり効果な上、中古の出物は少ないので入手には苦労します…。 さて、枢機卿ビール、、、 1788年にスイスのフリブール州フライブルグ市に設立された伝統ある醸造所で、フランス語圏のスイスを代表するビールとして普及しました。 その後、1991年にフェルドシュレッシェン(砦ビール)社に買収されその傘下に入り、2011年、生産拠点をフライブルグ市からラインフェルデン市に移転、現在でもスイスを代表するビールとして親しまれています。 同社のウェブサイトを見ますと「フランス語圏のスイス」というところに相当こだわりがあるようで、キャッチコピーや歴史の説明の中でも繰り返し出てきますね。 そういえば、先日の下北沢沼人展示会に、この「フランス語圏のスイス人」の青年が来てましたね🤔
HOm BEMO 約2,300円T. S
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コニャック貨車「Remy Martin」( Märklin / HO )
レミーマルタン、世界最高峰とも評されるコニャック業界屈指の名門酒造メーカーです。 創業は1724年、半人半馬のケンタウロスをシンボルマークとしています。 コニャックとは、フランスのブランデー(ブドウ原料の蒸留酒)のなかでもコニャック地方で作られるものを指します。 レミーマルタンでは、コニャック地方でも中心にあるグランド・シャンパーニュ地区とプティット・シャンパーニュ地区のブドウしか使わないものを指す「フィーヌ・シャンパーニュ」(※ブレンドのうち、グランド・シャンパーニュのブドウを半分以上の比率で使用しないといけない)と呼ばれる高級品しか作らない高級路線で、今の地位を築いたのでした。 ところで、ブランデー(もちろんコニャックを含む)では、よくVSOPとかナポレオンとか言いますが、あれは熟成年数のレベルを表す呼称で、特定の商品名とかではありません。 3スターまたはVO=熟成2年以上 VSOP=熟成4年以上 ナポレオンまたはXO=熟成6年以上 …のものが名乗ることができます。 以上の2年とか6年とかの原酒の熟成期間ですが、その年齢の熟成原酒だけだと味の深みが出ませんので、実際はアクセントとしてもっと長期間熟成した原種もブレンドのなかに使われています。 たとえば、レミーマルタンの「VSOP」では、4年原酒を基本に、4年以上12年くらいまでの原酒も使われ、「XOエクセレンス」に至っては規則では6年以上の原酒を使うなら名乗れますが、実際は平均20-23年熟成させた原酒を主軸に、さらに37年ものの原酒も含めて300種の原酒からブランドされているそうです。 レミーが高級酒たる所以ですね。 私は本来はウイスキーが専門なのですが、ブランデー、とくにコニャックも奥が深くてなかなか面白いんですよ☝️ 昼下がり、女性がコニャックのソーダ割りを飲みこなす…なんてのも素敵だと思いますし、ストレートでナイトキャップにもおすすめです。 そして、ブランデーをベースに使うカクテルでも、「混ぜるなら安いブランデーで…」ではなく、高級なコニャックをベースにすると断然美味しいです。例えばコニャックで作ったサイドカー🍸なんて最高ですよ。 模型はメルクリンHOの標準品、コニャック貨車は珍しいですね。 西ドイツ時代ですが屋根のベンチレーターは右千鳥配置、東西ドイツ統合に比較的近い時期の商品のようです。
HO Marklin 2,600円T. S
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HALDENGUT #2 ( Märklin / HO )
西独メルクリン社の「スイスのビール貨車6両セット」より、スイス、チューリッヒ州ヴィンタートゥール市の醸造所、HALDENGUT(ハルデングート)醸造所、ラガービールで有名です。 貨車の側面、ロゴの下に所在地の「Winterthur」と「1843年創業」と書いてありますね。 1989 年にハルデングート醸造所はカランダ ブロイと合併しまして、さらに1994 年にはハイネケンに買収されます。そして1999年、ハイネケン社はヴィンタートゥールでの醸造をやめて、ハルデングート・ビールの醸造は、スイス南東部のクール(Chur)市にあるカランダ社の醸造所で製造されるようになり、現在に至ります。 さて、貨車ですが、側面の左端にはちゃんと鉄道の車番とか記号がこまかく書かれていますが、ちゃんとSBB-CFFとスイス国鉄の標記で再現されていますね。芸が細かいです。 ベンチレーターは左千鳥。 このセット、西独のメルクリン製で、スイスのビール会社の貨車なんですが、メルクリン・アメリカ社の企画により「北米限定」でアメリカ地区でのみ販売された商品、限定500セットというレアなアイテムです✌️
鉄道模型です☝️ HO MarklinT. S
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Bière du Boxer ( Märklin / HO )
西独メルクリン社の「スイスのビール貨車6両セット」より、スイス、ローザンヌ地方にある「Bière du Boxer」(ボクサービール=1997年以前はBrasserie du Boxer S.A ボクサー醸造会社)です。 その名前と紋章は、設立者であるA. Heusser氏の飼い犬 (ボクサー犬) に由来しています。 1960年にローザンヌで設立とその歴史は比較的新しく、2012年まではローザンヌのロマネル・シュル・ローザンヌ市にて、それ以降は、スイス東部のヴォー州の町、イヴェルドン・レ・バン市の新工場で生産をしています。 さて、貨車ですが、側面の左端にはちゃんと鉄道の車番とか記号がこまかく書かれていますが、ちゃんとSBB-CFFとスイス国鉄の標記で再現されていますね。芸が細かいです。 ベンチレーターは左千鳥。 このセット、西独のメルクリン製で、スイスのビール会社の貨車なんですが、メルクリン・アメリカ社の企画により「北米限定」でアメリカ地区でのみ販売された商品、限定500セットというレアなアイテムです✌️
HO Marklin 1000円ちょっとT. S
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Alken-Maes #2 GRIMBERGEN ( Märklin / HO )
ベルギービールのビール貨車、なかなか珍しいと思います。 ベルギーの「Alken-Maes(アルケンマエス)醸造所」が作るアビー・ビール(修道院ビール)のひとつ、『GRIBERGEN』(グリムベルゲン)のビール貨車です。 このブランド名は、1128 年にクサンテンの聖ノルベルトがグリムベルゲンに設立したノルベルト修道院に由来しており、修道士によってビールが最初に醸造されたのがこの修道院だといわれています。 1958 年、Maes醸造所が修道院に了解を取って同社が開発した黒ビールを「Grimbergen」というブランド名で商品化することを開始、2007年以降はAlken醸造所で生産が行われました。 この間、1988年にMaes社とAlken社が合併、さらに2007年に同社はカールスバーグに買収され現在に至ります。 模型は4両セットで3,300円。 アルケンマエス醸造所のビールが4種、ビール貨車として表現されているセットです。 3,300エン、なんてお得…。
鉄道模型です☝️ HO MarklinT. S
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Henninger-Bräu #1 Kaiser Pils( Märklin / HO )
独メルクリン社製HOゲージのビール貨車、フランクフルト向け限定500セットの「ヘニンガー醸造所」ビール貨車3両セットから、「Kaiser Pilsner」の広告貨車になります。 側面にでかでかと「Kaiser gehört dazu.」と書いてあるのは、直訳すると「皇帝(カイザー)もその1人です。」…うーん、キャッチコピーのニュアンスって翻訳が難しい。。、 ラインナップの中に「皇帝」もいますよ、とカイザーの商品ブランドをアピールしてるのか、、、??? 模型は西ドイツ時代のMade in Western Germany(W…とG…の間にスペースあり)の製品、屋根上のベンチレーターは左千鳥配置です。 さてこの醸造所、ドイツ中部に位置するヘッセン州の南部の都市、フランクフルト市のザクセンハウゼン地区にある醸造所で、かつてこの年のシンボルであった「ヘニンガー・タワー」というサイロ兼展望台の高さ約120mのタワーがあることで有名でした。 タワーは1961年に完成、2002年に消防法の規制(緊急時の避難ルートが足りないとの指摘)により展望台の使用が不許可となり、2013年にタワーは解体されますが、その跡地には元のタワーの形を模した高さ140mの高層マンション「ノイ(新)ヘニンガー・タワー」が建てられています。 また、1962年以来、このタワー周辺では自転車レースも開催され人気を博していますが、シンボルのタワーがなくなった今もレースは続けられています。 ヘニンガーの起源は、 エバーハルト・シュタインにより1655年に設立されたシュタイン醸造所、それから約230年後の1873年、ニュールンベルグの醸造家のハインリヒ・クリスチャン・ヘニンガーがシュタイン醸造所に加わり経営に参加し、社名にヘニンガーの名前が入り、その後の幾多の変遷を経て、1935年からHenninger-Bräu AGという名前はになりました。 戦後は米軍向けに缶ビールを製造するなどして商売を拡大、前述の通り巨大なタワーを建てたり大規模な自転車レースのスポンサーになるなど、また、ビール大手のJever傘下に入れるなどを経営は拡大、この貨車の「カイザー・ピルスナー」が看板商品でしたが、その後の経営の失敗により売れ行きは徐々に低下(需要の減少にも関わらず値上げを断行、それが命取りだったとか)、、、1999年に株式は投資家に買い取られ製造は停止、2001年、ブランドの商標権は同じフランクフルトのライバル会社だったBinding醸造会社に売却され、伝統あるヘニンガー社は消滅したのでした。
鉄道模型です☝️ HO MarklinT. S
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ワインビネガー貨車「Kauffmann」 ( Märklin / HO )
Fr. Kauffmann, Ebersbach/Fils ファルス川流域•エベルスバッハのカウフマン修道士…と、貨車とトラックに書いてありますね。 ワイン貨車🍷だろうと思って買ったんですが、なんの会社か❓と調べたら、マスタード🍯、ピクルス🥒、ワインビネガー🍾などの食品会社でした…。 1905年、マスタードとピクルス製造業者のカール・フリードリヒ・カウフマンは、エベルスバッハのセメント工場を買収しました。そして使用されていなかったセメント工場を改装してマスタード工場へ転換。 その後、マスタードとキュウリの缶詰の製造に加えて、ワインビネガー、リキュール、チョコレートなどの生産を開始しました。 この貨車、バーデン・ヴュルテンベルクのゲッピンゲンにあるメルクリン・ミュージアムの1997年の限定発売の貨車なんですが、このマスタードのカウフマン社も、メルクリン社と同じゲッピンゲンにあるんですね。つまり地元の会社の貨車というわけで。 樽を積んだトラックとのセット品、トラックはマギラスです。 この貨車、どうやらワインビネガーやリキュールの樽のようですね。格調高いレアな限定品ですけど、、、私のコレクションの対象ではなかったですね。。。うっかり買ってしまったw
HO Marklin 2100円T. S
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L85A1自動小銃( エルエス / エアーガン )
現代の英軍が使用している自動小銃、L85A1です。 1985年から配備された銃で、口径5.56mm、ブルパップ式のアサルトライフル…、湾岸戦争、アフガニスタン戦争、イラク戦争と近年の英軍が参加したすべての戦場で活躍しています。 これが今の英軍の銃ですので、バッキンガム宮殿の衛兵も、数世紀前からの伝統的な赤い制服と熊毛帽に、この現代的なL85A1を持って立っています。(※衛兵の写真はWikipediaよりお借りしました) この少し変わった形は「ブルパップ式」と言いまして、弾倉が後ろ寄りにあるタイプのため全長が785mmと非常にコンパクトに出来ていますが、銃剣突撃が好きな英軍はこの短いL85A1にバヨネット(銃剣)を付け…、 ① 2004年、イラク戦争において、英陸軍アーガイル・アンド・サザーランド・ハイランダーズ連隊(※スコットランド🏴の部隊です)が待ち伏せ攻撃を受けた際に銃剣突撃で反撃、撃退に成功。 ② 2009年、アフガニスタンにて英海兵隊第45コマンド部隊が敵武装勢力に対する銃剣突撃を実施。 ③ 2011年、アフガニスタンにて英陸軍プリンセス・オブ・ウェールズ・ロイヤル連隊に所属のS・ジョーンズ下級伍長指揮の部隊がパトロール中に敵武装勢力の待ち伏せを受け、銃剣突撃によってこれを撃退。 …など、何度も銃剣突撃をしています。 銃剣突撃は旧日本軍のイメージありますが、実は「銃剣突撃といえば英軍」なんです(笑) さて、このモデルは懐かしいエルエス製のコッキング式エアーガン、ジャンク品を直して塗装してます。 くわしくはコチラ ↓↓↓ 製作記 その① https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/206 その② 完結編 https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/207 そして、その後の最後の仕上げ https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/246
エアガン エルエス なんと1,100円!T. S
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5号機関車 クラウス型SL ( Minitrains / HOe )
西ドイツのナローゲージ模型の草分けといえば、エガーバーン社。 1960年創業で1967年頃に倒産してしまい市場から姿を消してしまいましたが、いまだにその人気は衰えることなく、中古市場ではなかなかの高値で取り引きされています。 その後、金型等が譲渡されたのか、ドイツ・カールスルーエのミニトレインズ社が引き継いで復刻版が発売されていまして、この黒いクラウス型SLはその復刻版のモデルです。 内部メカも刷新されていまして、なんとこのサイズでフライホイールまで追加、両軸モーターがキャブ内に縦に配置されておりまして、下側の軸は駆動ギヤに、上の天井側の軸にそのフライホイールが取り付けられており、スタートやストップ時の動きが大変スムースです。 ただの復刻で無くメカ的に大幅改善されているあたり、ドイツ人的な拘りなんでしょうか。 ドイツ気質を感じます。 さて、、、 この蒸気機関車のホンモノを生産したクラウス社。 1866年にミュンヘンで設立された車両メーカー、数々の鉄道車両を生み出した後、世界恐慌のさなかの1931年、同じくミュンヘンのマッファイ社と合併、クラウス・マッファイ社となります。(マッファイ社の製造した機関車で有名なのが私もメルクリンで持っているS3/6機関車です) ところで、戦後、クラウス&マッファイ社の製品で有名なのが西ドイツ陸軍のレオパルト1、ゲパルト対空戦車、そして最新のレオパルト2主力戦車。 そうです、ミリタリーマニアの方なら「KMW」といえば分かりますよね、現代のクラウス・マッファイ・ヴェクマン社(1999年に兵器メーカーのヴェクマン社とも合併)が、この小さなSLを作った「クラウス社」の現代の姿のひとつ。 1999年、クラウス・マッファイの鉄道部門はジーメンス社と合併し、ジーメンス・クラウス・マッファイ社となり、2001年にジーメンス社に吸収されてクラウス社の名前での車両製造は終わりましたが、現在でもジーメンス社として世界中に車両や車両部品を供給し、その魂は受け継がれているのです。 そのひとつ、京急のドレミファ・インバーターは、ジーメンス社製、実はこの小さな機関車の子孫だったんです…。
HOe Minitrains 貨車とセットで27千円くらいT. S
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LGB 無蓋貨車 ( Lehmann / G gauge )
無蓋貨車、、、これも「何を積もうか…」と想像力を掻き立てられます…。 以前に庭園鉄道で遊んだ時にホンモノの砂利を積んだので、そのまま砂埃で汚れててリアルですw こちらは、ディーゼル機関車とのセットのうちの一両です。 DRの表示のある、戦前のドイツ帝国国有鉄道の貨車モデルです。
G LehmannT. S
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Falken ( RUCO / HO )
スイス中部、ドイツ語圏のシャフハウゼン州シャフハウゼン市にある醸造所、ファルケン(Bier Brauerei FALKEN)です。 『ファルケン醸造所はスイスで最も古い独立した醸造所の1つであり、1799年以来、本当においしいビールに自由、独立、誇りを持っています。私たちの強みには、独特の企業文化とイノベーション文化、柔軟性、地域のルーツ、専門的なサービスの提供が含まれます。私たちは毎日、お客様のニーズを完全に満たすためにできる限りのことをしています。ますますグローバル化する世界で新たなニーズをカバーします。』…というのが、ファルケン醸造所の謳い文句…。 (同社ウェブサイトより: https://www.falken.ch/de/brauerei/unternehmen.html) 創業は1799年、18世紀、19世紀と順調に規模を拡大しますが、第1次世界大戦時には原料の高騰により生産量を圧迫、苦境に陥りますが戦後に徐々に復活、次の苦境は多くの従業員が徴兵され、大幅な増勢にも苦しんだ第2次世界大戦期でした。 戦後にまた立ち直り、他の多くの独立系醸造会社が姿を消す中でファルケンは生き残り、1999年には200周年を迎え、現在に至ります。 現在のシャフハウゼン地方では唯一の独立系醸造会社で、年間4.6万リットルのビールを醸造するスイス第5位の規模の醸造所です。 さて、模型はスイスの「ルコ」(RUCO)社製…、ルコ、所有するのは2台目ですが、子供のころから「いつか欲しかったやつ」でした。 子供の頃に見た共立工芸さんの広告に「ルコ製」のビール貨車が紹介されていまして、子供心に「ルコってなんだろう…どこの模型なんだろう…」って思っていました。 5枚目の絵図が、昭和53年(1978)のムック本「鉄道模型カタログ」に掲載されている「共立工芸」さんのその広告、まさにこの貨車が載っています。(AとRが間違って描かれてますね) 製品番号2303、当時の価格は17.65スイスフランだそうで…。 これを子供の頃に見て…、43年経ってやっと手に入れることが出来たというわけです…。 そうこうしているうちにこの会社は無くなってしまい、、、日本ではなかなか手に入らないメーカーの鉄道模型になってしまいました。 ネット検索してもほとんど情報が出てきません。 ケースの車両との取り合いも不思議な構造で、なかなか興味深い1両です。
HO RUCO ルコ 1320円T. S
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機関車「ED27」( しなのマイクロ / N )
懐かしい「しなのマイクロ」製の金属製Nゲージ機関車、昭和初期の国鉄電機「ED27」です。 昭和3年に日立製作所で4両作られ、当時の南武線や青梅線などで貨物列車を牽引していました。 戦災にも遭わず昭和46年まで運用されましたが、最終的に4両全車が解体…、現存する車両はないそうです。 ウン十年前の私が子供の頃に遊んでいた車両、、、 超スロー運転が可能な高性能な走行装置を搭載しているのですが、逆にものすごい高速も出るので、スピードを落とさないでカーブに入ると吹っ飛びます(笑) それでボディがハゲハゲになるまで遊んだ…というわけです。 本日(2021.5.5)に久々に実家の物置にて発見したので、塗装のハゲを補修したり油を差したりしてレストアしました。 https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/178
N しなのマイクロ ???T. S
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SALMEN Bier #3( RUCO / HO )
2021年3月、ドイツからの通販でやっと手に入れることのできた、スイス・ルコ社(RUCO)のHOビール貨車です。 ルコの貨車はこれが所有1両目。初ルコですw 床下に「RUCO」のロゴと、「HO SWITZERLAND」の刻印があります。 スイス製のビール貨車なのです。 ビール貨車の銘柄はサルメン・ビア(SALMEN BIER)、いわゆる「鮭ビール」という名前なんですが、この貨車はそのフランス語表記で「Brasserie DU SAUMON」と、そして所在地のラインフェルダーも仏語で「RHEINFELDEN」と書かれています。 実はこの貨車、昭和53年のワイルド・ムック・シリーズの「鉄道模型カタログ」のP76、協立工芸さんのイラスト広告特集のところに掲載されているので、1970年代後半以前の流通製品のようですね。 このカタログを眺めて、ルコってなんだろう…と子供心に思っていたのが、それから40年経ってついに入手することとなりまして…涙 古い2軸の古典木造貨車で、側面に「NOB」と表示されているのは、1902年まで存在していたスイス北東鉄道(Schweizerische Nordostbahn)の表示です。 ということは、模型としてもかなり古い時代の車両を再現した模型なんですね。 製品番号No.2305、ルコです。
HO RUCO ルコ 海外通販 ドイツ SAAR TRAINT. S