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Falken ( RUCO / HO )
スイス中部、ドイツ語圏のシャフハウゼン州シャフハウゼン市にある醸造所、ファルケン(Bier Brauerei FALKEN)です。 『ファルケン醸造所はスイスで最も古い独立した醸造所の1つであり、1799年以来、本当においしいビールに自由、独立、誇りを持っています。私たちの強みには、独特の企業文化とイノベーション文化、柔軟性、地域のルーツ、専門的なサービスの提供が含まれます。私たちは毎日、お客様のニーズを完全に満たすためにできる限りのことをしています。ますますグローバル化する世界で新たなニーズをカバーします。』…というのが、ファルケン醸造所の謳い文句…。 (同社ウェブサイトより: https://www.falken.ch/de/brauerei/unternehmen.html) 創業は1799年、18世紀、19世紀と順調に規模を拡大しますが、第1次世界大戦時には原料の高騰により生産量を圧迫、苦境に陥りますが戦後に徐々に復活、次の苦境は多くの従業員が徴兵され、大幅な増勢にも苦しんだ第2次世界大戦期でした。 戦後にまた立ち直り、他の多くの独立系醸造会社が姿を消す中でファルケンは生き残り、1999年には200周年を迎え、現在に至ります。 現在のシャフハウゼン地方では唯一の独立系醸造会社で、年間4.6万リットルのビールを醸造するスイス第5位の規模の醸造所です。 さて、模型はスイスの「ルコ」(RUCO)社製…、ルコ、所有するのは2台目ですが、子供のころから「いつか欲しかったやつ」でした。 子供の頃に見た共立工芸さんの広告に「ルコ製」のビール貨車が紹介されていまして、子供心に「ルコってなんだろう…どこの模型なんだろう…」って思っていました。 5枚目の絵図が、昭和53年(1978)のムック本「鉄道模型カタログ」に掲載されている「共立工芸」さんのその広告、まさにこの貨車が載っています。(AとRが間違って描かれてますね) 製品番号2303、当時の価格は17.65スイスフランだそうで…。 これを子供の頃に見て…、43年経ってやっと手に入れることが出来たというわけです…。 そうこうしているうちにこの会社は無くなってしまい、、、日本ではなかなか手に入らないメーカーの鉄道模型になってしまいました。 ネット検索してもほとんど情報が出てきません。 ケースの車両との取り合いも不思議な構造で、なかなか興味深い1両です。
HO RUCO ルコ 1320円T. S
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SALMEN Bier #3( RUCO / HO )
2021年3月、ドイツからの通販でやっと手に入れることのできた、スイス・ルコ社(RUCO)のHOビール貨車です。 ルコの貨車はこれが所有1両目。初ルコですw 床下に「RUCO」のロゴと、「HO SWITZERLAND」の刻印があります。 スイス製のビール貨車なのです。 ビール貨車の銘柄はサルメン・ビア(SALMEN BIER)、いわゆる「鮭ビール」という名前なんですが、この貨車はそのフランス語表記で「Brasserie DU SAUMON」と、そして所在地のラインフェルダーも仏語で「RHEINFELDEN」と書かれています。 実はこの貨車、昭和53年のワイルド・ムック・シリーズの「鉄道模型カタログ」のP76、協立工芸さんのイラスト広告特集のところに掲載されているので、1970年代後半以前の流通製品のようですね。 このカタログを眺めて、ルコってなんだろう…と子供心に思っていたのが、それから40年経ってついに入手することとなりまして…涙 古い2軸の古典木造貨車で、側面に「NOB」と表示されているのは、1902年まで存在していたスイス北東鉄道(Schweizerische Nordostbahn)の表示です。 ということは、模型としてもかなり古い時代の車両を再現した模型なんですね。 製品番号No.2305、ルコです。
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