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Afred H. West (Charles West?) : Valse in C# minor, Op.64-2 (Chopin)
クレジットの演奏者名は、おそらく記述ミス。
クラシック Jumbo Record 807 (A.22212)夏目 久生
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Afred H. West : Valse in D-flat, Op.64-1 (Chopin)
クラシック Jumbo Record A.22211夏目 久生
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Leon Kartun : Raff / Fileuse
フレンチピアニズムの典型的なピアニストであるLeon Kartunの仏オデオン盤。ガヴォーピアノ🎹の艶があって軽やかで暖かみのある美しい音色を、Kartunの清々しい演奏で愉しめる。 #レコード #レコードコレクション
SPレコード Odeon (Fr.) 1930年代夏目 久生
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Elie Robert Schmitz : Chopin / Valse No.14 in E minor
分厚いエジソン縦振動レコード。パテ盤と異なり溝の幅が狭いので、3.0mil以下のダイヤモンド針で再生します。 また、カートリッジの結線方法かフォノEQの縦振動モードが必要になりますが、きちんとかけてあげるとパテ盤よりハイファイな音質を楽しめるでしょう。 ピアニストのロベール・シュミッツは、ラヴェルの代役で「水の戯れ」のピアノロール録音をしたり、ドビュッシーの前奏曲集を全曲録音したフランスの名ピアニスト。 主にフランス作品の演奏で有名ですが、ショパンの小品やシューマンの室内楽もわずかながらレコードに残されています。 #レコード #レコードコレクション #ショパン
EDISON 1920年代夏目 久生
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Mark Hambourg : Liszt / Waldesrsuschen
ピアノ演奏における即興性というのは、自然の中にある揺らぎに似ている。全てが唯一無二でありながら、完璧に調和している。芸術作品が自然からの霊感を受けた映しである様に、演奏もまた自然から学んでいるものは一流である。リスト「森の囁き」も、ハンブルグの演奏もやはり一流だ。 このハンブルグの「森の囁き」のレコードは、1932年の2度目の録音。1度目は1927年に録音が行われている。これに限らずハンブルグは何度も同じ作品を録り直しているので、聴き比べの愉しみが多い。 #レコード #レコードコレクション
SPレコード HMV 1932年夏目 久生
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Erwin Nyregyházi : Macpherson / Deserted Garden
今や伝説のピアニストとなった19世紀的なピアノの巨人・ニアレジハージのSPレコード。 若き日に公式レコードのないニアレジハージとしては、まさに幻の78rpmレコード。 復刻や動画でも同じ音源を聴くことはできるが、音質クオリティが段違いに良くニアレジハージの爆演を聴いて取れる。 #レコード #レコードコレクション
SPレコード RCA Victor 1936年夏目 久生
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Muri Silba (Muriel Silberfeld) : Chopin / Nocturne No.5 in F#, Op.15-2
ワルシャワ生まれでレシェティツキ門下のMuri Silba (Muriel Silberfeld) (1893-1965)の唯一の貴重なレコード。 プライヴェート・プレスであるVictor Special Recordのホワイトレーベル盤。 研究家が所蔵しているレシェティツキ本人の日記には彼女のレッスン記録も残されており、才能を高く評価されたピアニストでもあった。 美しく均整のとれた繊細な演奏が魅力的だ。 Sakuraphon CD "Leschetizky Vo.6"に収録される予定である。 #レコード #レコードコレクション #ショパン
SPレコード Victor 1928年夏目 久生
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Stanisław Szpinalski : Chopin / Scherzo No.2 in B-flat minor, Op.31
Stanisław Szpinalski (1901-1957)は、1927年第1回ショパン国際ピアノコンクールで2位入賞したポーランド出身のピアニスト。優勝者オボーリンのオーソドックスなスタイルに対し、19世紀的なロマンティシズムを感じさせるピアニスト。47歳という若さで急逝したこともあり、LPやライブ録音も含めて、極めて録音が少ない。なかでも、このMUZA78rpm盤は重要なコレクターズアイテムである。後年のHMV盤よりも、シュピナルスキの良さを捉えている点でも重要だ。 #レコード #レコードコレクション #ショパン
SPレコード MUZA 1949年夏目 久生
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Richard Zöllner : Scriabin / Etude in D# minor, Op.8-12
スクリャービン自身によるピアノロール演奏に最も近いのが、この ドイツのピアニストであるZöllnerと日本でも馴染みのあるFridrich Wührer。その直裁的なアプローチは、Zöllnerが作曲家であることも関係しているのではないだろうか。主題が三連符の和音を伴って戻る後半の演奏は、スクリャービン自身とほぼ同じ解釈である。ちなみにこの曲はショパン「革命」に対して「悲愴」と題されることがあるが、オマージュは寧ろ「夜想曲 0p.48-1」に向けられている。 #レコード #レコードコレクション #ショパン
SPレコード Homocord-Electro 1920年代夏目 久生
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Imre Ungár : Chopin / Valse No.14 in E minor
ハンガリー出身で盲目のピアニスト。1932年第2回ショパン国際ピアノコンクールで同点だったウニンスキーとのコイントスで負けて第2位になった。 しかし、当時の両者の演奏レコードを聴き比べてみてもウンガーがウニンスキーより下位であるというのは納得できない。コンクールなんて所詮そんなものかと思う。 ウンガーのショパンご印象的なのは、美しいレガートにある。早いテンポの曲でもペダルに頼らないので音が濁らず、ハーモニーも美しい。 ウンガーのレコードはLPにショパン「24の前奏曲集」があるのみで、あとはSPレコードが数枚あるのみ。 #レコード #レコードコレクション #ショパン
SPレコード Raziola 1938年夏目 久生
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井上園子 : パデレフスキ「メヌエット」
井上園子(1915-1986)は、ウィーン国立音楽院でザウアーとパウル・ヴァインガルテンに学んだピアニスト。 成蹊小学校を卒業しており、野辺地勝久と並んでご近所さんだ。 井上園子の演奏は、清々しく清潔感あふれるもので、どのレコードを聴いても引き込まれてしまう。この時期の日本コロムビア盤は録音もプレスも上々だ。日本が誇るピアニストの1人。 #レコード #レコードコレクション
SPレコード 日本コロムビア 1930年代夏目 久生
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原智恵子 : ショパン「スケルツォ第2番 Op.31」
原智恵子(1914-2001)は、1937年の第三回ショパン国際ピアノコンクールに日本人として初出場し「特別聴衆賞」を与えられたラザール・レヴィ門下のピアニスト。このレコードは、その9年後の1946年録音。 第三回コンクール参加ピアニストはかなり豪華な面々で、優勝したヤコブ・ザークをはじめ、タマルキナ、マルクジンスキ、ブルショルリ、エキエルなどの名が続く。この強豪の中で奮闘した原智恵子と甲斐美和子に惜しみない賛辞を贈りたい。 #レコード #レコードコレクション #ショパン
SPレコード 日本ビクター 1946年夏目 久生
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Vladimir Cernikoff : ショパン「前奏曲 Op.45」世界初録音
ロシア生まれのピアノ、ウラディミール・チェルニコフによるショパン「前奏曲嬰ハ短調 Op.45」の世界初録音レコード(1913年)。早めのテンポだが、無闇な幻想とナルシスティックな演奏にハマり込んでいないサッパリとした名演だ。 しかし後年チェルニコフはブランズウィックからピアノ独奏盤を2枚4面発売するが、ショパンのレコードは首を傾げたくなる様なエキセントリックな演奏。演奏家のムラ気とエンジニアの録音の失敗は何か関係が有るのだろうかと邪推したくなる。 #レコード #レコードコレクション #ショパン
COLUMBIA(UK) 1913年夏目 久生
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Beéla Bartók : Liszt / Sursum Corda
ハンガリーの代表的作曲家ベラ・バルトークによるリスト作品のピアノ演奏レコード。バルトークもピアノの腕前が確かだった作曲家の1人。それはプライヴェート録音されたショパン「夜想曲」を聴いてもハッキリとわかる。この他、自作以外の曲を演奏したものではスカルラッティがある。 #レコード #レコードコレクション
SPレコード Patria Ultravix 1930年代~1940年代夏目 久生
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Adolph Baller : ムソルグスキー「展覧会の絵」(全曲7面)
ベートーヴェンのソナタ演奏や伴奏者として知られるアドルフ・バラーが来日時に日本Victorに録音してSPレコード。何故、異国の地に来て、この「展覧会の絵」を選曲したのか、興味が湧いてしまう。4枚組7面録音で完結しており、最終面は自作曲というのも素敵だ。 この他にバラーのSPレコードには、10インチ4枚組のピアノ・アンコール集がある。即売会でそのレコードを見つけ購入しようと持っていたら「そのレコード買うんですか?」と声を掛けてくれたのが、ピアニストの松浦豊明氏でした。それから、ある方を通して交流させていただいた事はとても良い思い出だ。 #レコード #レコードコレクション
SPレコード 日本ビクター 1940年代~1950年代夏目 久生