-
ダイアスポア0.631ct(アフガニスタン産)
2020年頃から登場しだした、アフガニスタン産のピンクダイアスポアです。これまで、ダイアスポアといえばトルコのムーラ県産のものが主流でしたが、突如としてこのピンクの石が現れました。 トルコ産の変色効果があるものは"ズルタナイト"と呼ばれますが、これ確か商標名なんですね。画像の通り、この石に変色効果はありません。日独宝石研究所の鑑別書にも"ズルタナイト"のコメントは入りません。しかしカットは整っており、目に見える内包物はないのでかなり良い方のピースだと思ったので、入手しました。 鉱物名:ダイアスポア 宝石名:ダイアスポア 組成:AlO(OH) 重量:0.631 ct 産地:Diaspore occurrence, Ragha, Goshta District, Nangarhar; Afghanistan 鑑別:日独宝石研究所
宝石 大阪市中央区 2021年shm
-
スキャポライト(強蛍光)0.352ct
蛍光スキャポライト。マリアライト寄りかメイオナイト寄りか、おそらくはマリアライト寄りかなと思いますが、日独宝石研究所にはどちら寄りか、確認していません。 長波紫外線でかなりの強烈な蛍光を示します。一部のアフガニスタン産のスキャポライトの特長でしょうか。 鉱物名:スキャポライト 宝石名:スキャポライト 組成:NaAl3Si9O24Cl(20-60%)+Ca4Al6Si6O24(Ca3, SO4)(40-80%) 重量:0.352ct 産地:Afghanistan 鑑別:日独宝石研究所
宝石 京都市左京区 2019年shm
-
アフガン石
アフガナイト。アウィンが混じっているようですが、どの部分かはわかりません。 アフガン石といえば裸石のほうがどうしてもメジャーで、原石はあまり見かけません。 アフガン石は六方晶系でトルマリンのような形をしており、当該石も例に漏れず、綺麗な形をしています。 鉱物名:アフガナイト 和名:アフガン石 産地:アフガニスタン、バタクシャン、クラン・ワ・ムンジャン郡、サーエーサン
鉱物 ネットオークション 2016年shm
-
ソーダライト0.556ct
透明なソーダライトです。深いブルーがサファイアを連想させますが、通常、ソーダライトは不透明であるためサファイアほど貴重なものとして取り扱われません。ですが、当該石のような透明石は、時にサファイア以上に貴重な石として取り扱われます。 アフガニスタンではアフガナイトやソーダライトなど珍しいブルーの鉱物が単結晶で産出します。渡航するに危険な地域なので採りに行くわけにはいかないですが、鉱物ファンにとって魅力的な石が採れる国であることに違いありません。 なお、ソーダライトは長波紫外線で蛍光するものが多いですが、当該石も例外ではありません。 ラベルの組成が誤っています。正しくはC12でなくCl2です。 鉱物名:ソーダライト 宝石名:ソーダライト 組成:Na8Al6Si6O24Cl2 重量:0.556ct 産地:Afghanistan 鑑別:日本宝石科学協会
宝石 ネットオークション 2016年shm
-
アフガナイト0.213ct
アフガニスタンで一番綺麗な青。マイベストコレクションの一つです。 世界的に透明結晶が採れるのはアフガニスタンのサー・エー・サンのみ。 サー・エー・サンではアウィンに近い深いコバルトネオンブルーのアフガナイトが採取できるようで、カットされた石をたまに見かけます。正直、一つは欲しいですが高価です。 当該石はライトブルータイプのアフガナイトになります。この石が出だした頃はこの色合いが多かったようです。ライトブルーでありますが、アクアマリンとは違ったグレーっぽいブルーです。 ➡︎写真を追加しました。長波で強蛍光します。 鉱物名:アフガナイト 宝石名:アフガナイト 組成:(Na, Ca, K)8(Si, Al)12O24(SO4, Cl, CO3)3•H2O 重量:0.213ct 産地:Sar-e-sang, Kuran wa Munjan, Badakhshan, Afghanistan 鑑別:日独宝石研究所
宝石 ネットショップ 2016年shm
-
トリフェーン3.722ct
黄色のスポジュメンでトリフェーンです。宝石学会では"トリフェーン"の名称は認められておらず、"イエロースポジュメン"になります。 クンツァイトがマンガン、ヒデナイトがクロム、グリーンスポジュメンが鉄が色因である中、トリフェーンは色因が判明していません。 一般受けしやすいクンツァイトが市場に溢れる中、トリフェーンはマイナーな位置付けにあります。珍しい石ではないのですが、ほとんど見かけません。 当該石は目立った瑕疵がなく、カットが丁寧に施されているため、綺麗です。 鉱物名:スポジュメン 宝石名:スポジュメン(トリフェーン) 組成:LiAlSi2O6 重量:3.722ct 産地:Afghanistan 鑑別:日独宝石研究所
宝石 大阪市中央区 2018年shm
-
タンタライト0.591ct
レアストーンのマンガノタンタライトです。タンタライトに含まれるマンガンが鉄より多くなったときマンガノタンタライトになります。 カット困難な石で綺麗なものはほとんどありませんが、当該石は深いレッドの透明石で目立つインクルージョンはありません。 鉱物名:タンタライト 宝石名:マンガノタンタライト 組成:(Fe, Mn)[Ta, Nb]2O6 重量:0.561ct 産地:Afghanistan 鑑別:日独宝石研究所
宝石 大阪市港区 2017年shm
-
ブルッカイト0.127ct
ブルッカイトはルチルグループで一番レアです。ルチルとの違いは結晶系の違い。(ルチル:正方晶、ブルッカイト:斜方晶) インクルージョンがルーペ越しに見えるためあまり良品質でありませんが、そもそもこの石のカットルースはまず見かけることはありませんのでこれで良いです。 この石の特徴か、大きい結晶ができないのか、裸石も0.2ct以上のものを見かけたことがありません。 当該石はレアストーンを扱うショップで入手したものになります。 鉱物名:ブルッカイト 宝石名:ブルッカイト 組成:TiO2 重量:0.127ct 産地:Afghanistan 鑑別:日独宝石研究所
宝石 ネットショップ 2017年shm
-
アクロアイトトルマリン0.430ct
カラーレスのトルマリンはアクロアイトといいます。マイナーで人気はそれほどありませんが、あまり見かけることはなく珍しいです。 アクロアイトとはいえ、若干黄色または緑を帯びているものが多いなか、当該石は完全カラーレスとなります。 鉱物名:トルマリン 宝石名:アクロアイトトルマリン 組成:Na(Li,Al)3Al6(Bo3)3Si6O18(OH)4 重量:0.430ct 産地:Kunar, Afghanistan 鑑別:日独宝石研究所
宝石 堺市南区 2016年shm