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ペツォッタイト(含浸処理)0.333ct
当初ベリルの一種と捉えられていた、21世紀に発見された新鉱物。ラズベリル。 パパラチアサファイアとも違う感じのピンクです。近い色のものは、レアストーンのヴェイリネナイトと思います。 残念ながら当該石はエメラルド等他の宝石同様、透明度を上げるために樹脂含浸されており、内部の傷が目立たなくなっています。ペツォッタイトには含浸処理されたものが多いです。 鉱物名:ペツォッタイト 宝石名:ペツォッタイト 組成:Cs(Be2Li)Al2Si6O18 重量:0.333ct 産地:Madagascar 鑑別:ジェムリサーチジャパン
宝石 堺市南区 2016年shm
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ハックマナイト1.043ct
ハックマナイトは長時間紫外線を当て続けることで、一時的に色が変わる"テネブレッセンス効果"が見られる、ソーダライトの変種です。 通常は当該石のように半透明なものが多く、カボションカットされます。ソーダライトよりハックマナイトの方がかなり珍しいです。 当該石はハックマナイト判定が出たものになりますが、テネブレッセンス効果は弱い気がします。 追記)紫外線照射後の写真を追加しました。微妙に変色していることが分かります。 鉱物名:ソーダライト 宝石名:ハックマナイト 組成:Na4(Al3Si3O12)Cl 重量:1.043ct 産地:Burma 鑑別:日本宝石科学協会
宝石 堺市南区 2017年shm
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ゴシェナイト1.513ct
カラーレスのベリルはゴシェナイトといわれ、ベリルの中では珍しいタイプになります。 インクルージョンが入りづらく、屈折率もダイヤモンドに近いため、かつてはダイヤモンドの代用品に使われたようです。 当該石は大粒のゴシェナイトですがルーペで見えるインクルージョンは皆無です。 鉱物名:ベリル 宝石名:ゴシェナイト 組成:Be3Al2Si6O18 重量:1.513ct 産地:Brazil 鑑別:日本宝石科学協会
宝石 堺市南区 2017年shm
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ベリル1.734ct
グリーニッシュイエローのベリルをヘリオドールといいますが、イエローのものはヘリオドール判定が出ないみたいです。当該石も"イエローベリル"の判定でした。 グリーンが混じっていないと判定されないかは分かりません。鑑別機関によって異なるのでしょうか。 当該石ですが、ラベルの組成が誤りです。正しくは以下の通りです。 鉱物名:ベリル 宝石名:ベリル 組成:Be3Al2Si6O18 重量:1.734ct 産地:Tajikistan 鑑別:ジェムリサーチジャパン
宝石 堺市南区 2016年shm
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ベリル0.361ct
エメラルドには含まれるクロムの影響か、インクルージョンが入りやすいため通常は透明度をあげる目的から樹脂含浸がなされます。最近ではペツォッタイトやアウィン、パライバトルマリンにも使われだしている手法です。 当該石はルーペでインクルージョンが見当たりません。エメラルドに近いのですが、エメラルド程のクロムが含まれていないため、薄い緑に発色しています。いわばエメラルドのなりそこないなのですが、含浸処理はなされていません。 鉱物名:ベリル 宝石名:ベリル 組成:Be3Al2Si6O18 重量:0.361ct 産地:Brazil 鑑別:ジェムリサーチジャパン
宝石 堺市南区 2016年shm
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アンブリゴナイト0.554ct
リン酸塩鉱物のアンブリゴナイトはあまり知られていない石です。透明な石は稀らしく、また大きい結晶もほとんどないようです。 アンブリゴナイトの組成は (Li, Na)Al(PO4)(F, OH) で、FとOHの含有量はF>OHです。これがOHが多くなればなるほど屈折率が高くなり、宝石名はモンテブラサイトとなります。トパーズと似ています。 色因が鑑別機関でも未だに不明となっています。グリーン系のアンブリゴナイトやモンテブラサイトはもしかしたら照射処理されているかもしれません。 鉱物名:アンブリゴナイト/モンテブラサイト 宝石名:アンブリゴナイト 組成:(Li, Na)Al(PO4)(F, OH) (F>OH) 重量:0.554ct 産地:Brazil 鑑別:日本宝石科学協会
宝石 堺市南区 2016年shm
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アクロアイトトルマリン0.430ct
カラーレスのトルマリンはアクロアイトといいます。マイナーで人気はそれほどありませんが、あまり見かけることはなく珍しいです。 アクロアイトとはいえ、若干黄色または緑を帯びているものが多いなか、当該石は完全カラーレスとなります。 鉱物名:トルマリン 宝石名:アクロアイトトルマリン 組成:Na(Li,Al)3Al6(Bo3)3Si6O18(OH)4 重量:0.430ct 産地:Kunar, Afghanistan 鑑別:日独宝石研究所
宝石 堺市南区 2016年shm
