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アレキサンドライト(ヘマチタ産)0.247ct
産地不明で入手しましたが、産地同定検査の結果、ヘマチタ産に一番近いとの事だったので、ヘマチタ産と見做してます。 内包物はありますが、カラーチェンジは中々です。 鉱物名:クリソベリル 宝石名:アレキサンドライト 組成:BeAl2O4 重量:0.247ct 産地:Itaitinga Mine, Hematita, Antonio Dias, Minas Gerais, Brazil 鑑別:日独宝石研究所
宝石 大阪市中央区 2021年shm
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非加熱モンスールビー"ピジョンブラッド" 0.356ct
ビルマにおいてルビーの代表的な産地は大きく3箇所あり、それぞれ地域名はモゴック、モンスー、ナムヤーです。 この内、ナムヤーだと特定したルビーを私は見たことがなく、これまで見てきたものは大体モゴックか、モンスーのものかな、と考えてます。 GRSやGübelin等の名だたる鑑別機関では、とりわけモゴック産のルビーだと識別できれば、鑑別結果に"Mogok"の文字が入ります。GIAはわからないですが、モゴックのルビーにはそれだけ特別感が認知されているということでしょう。 この石はモゴック産として入手し、GIA基準で、いわゆる"Pigeon's Blood"カラーと認められたものになります。"Pigeon's Blood"の色範囲自体、鑑別機関によってばらつきがありますからあまり当てにはなりませんが、GIAでそう認められましたので妥当かと思います。 モゴック産、とセラーは言いますが、あまり知らないセラーの言うことは信用しない方が良いです。改めて、自ら日独宝石研究所に提出し、本当にモゴック産か確かめたところ、顕微鏡の拡大画像を提示いただき、そこに青い色帯が確認できました。この、青い色帯はモンスー産の特徴によく見られ、その他にもモンスー産の特徴があることが確認されました。 よって私はこの石は、セラーの主張するモゴック産ではなく、モンスー産として扱います。 鉱物名:コランダム 宝石名:ルビー 組成:Al2O3 重量:0.378ct 産地: Möng Hsu (Monghsu; Maing Hsu), Loilen District, Shan State, Burma 鑑別:GIA、日独宝石研究所
宝石 ネットショップ 2020年shm
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ボーウェナイト1.081ct
台湾産の鮮やかなイエローのサーペンティンはボーウェナイトと呼ばれます。サーペンティンといえばグレーがかったグリーンのものが多いですが、イエローのものもあり、しかし透明度はそれほど高いものはありません。 アクセサリーのビーズとしてたまにあるらしいですが、あまり透明なものはなく、当該石のような裸石は珍しいようです。 鉱物名:サーペンティン(ボーウェナイト) 宝石名:サーペンティン 組成:(Mg,Fe,Ni)3Si2O5(OH)4 重量:1.081ct 産地:Taiwan 鑑別:日独宝石研究所
宝石 ネットショップ 2019年shm
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タグトゥパイト(含浸処理)0.277ct
グリーンランドのピンクの稀少石、タグトゥパイトです。 この石は大体カボションカットが施され、不透明なものばかりですが、当該石はヘビーインクルージョンであるものの半透明なものになります。とはいえ、含浸処理されているため半透明らしいです。 鉱物名:タグトゥパイト 宝石名:タグトゥパイト(含浸) 重量:0.277ct 産地:Ilimaussaq, Narsaq, Kitaa, Greenland 鑑別:日独宝石研究所
宝石 ネットオークション 2019年shm
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アンモライト
非常に発色が良いアンモライトの破片です。パープル、ブルー、グリーン、イエロー、オレンジと、ピンクとレッド以外の全ての色がこの5cm強の破片に見られます。 特に発色の良いアンモライトはルース加工される中で、このような形状の破片は珍しいと思います。コレクター向けの標本です。 標本名:アンモライト 産地:カナダ、アルバータ州
化石 ネットショップ 2017年shm
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ウィルアイト1.314ct
ベスビアナイトといえば色が濃い緑のものがメジャーだと思いますが、当該石はマスカットグリーンのレアカラーになります。 ロシアの東部、サハ共和国産のベスビアナイトで、Wilui River 周辺で産出されたものです。"ウィルアイト"と呼ばれる独立種でありますが、鑑別書にウィルアイトと記載できないため、ラベルにはベスビアナイトと書きました。 アイドクレースはレアストーンの中では比較的メジャーな石であります。しかし、ノルウェー産でグレイッシュブルーのシプリン、ケベック州ジェフェリー鉱山産でピンキッシュパープルのマンガン含有ベスビアナイト等、知られていないカラーのものが多いと思います。カリフォルニアンジェードやこのウィルアイトもその一つでしょう。 鉱物名:アイドクレース 宝石名:アイドクレース 組成:Ca10(Mg,Fe)2Al4(SiO4)5(Si2O7)2 重量:1.314ct 産地:Sakha, Russia 鑑別:日独宝石研究所
宝石 ネットショップ 2019年shm
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アンモライト
アンモライトのピースです。長い部分で10cm以上はありますので、大きい方と思います。 ドラゴンスキンといわれるきめ細かい模様が見られます。発色も中々で、青、エメラルドグリーンを中心に鮮やかに輝いています。 アンモライトは写真より実物の方が綺麗です。実物を見られて入手される方が良いと思います。(当該標本はネットオークションですが(^^;; 標本名:アンモライト 産地:カナダ、アルバータ州
化石 ネットオークション 2017年shm
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クンツァイト(無処理,ナイジェリアコム鉱山産)1.955ct,Mn:0.22%
クンツァイトの色因は微量元素に含まれる酸化マンガンと言われますが、正確には不明です。 新産地です。 当該石のマンガン量を日独さんで測定してもらいました(こんな依頼を振ったのは私がたぶん初めて)。Mn0.22wt%...多いんですか、これは。 「うちのクンツァイトサンプルのうち、一番高い数値がマダガスカル産の0.22wt%。うちのサンプルはおおよそ0.05〜0.22wt%の範囲にある。」 日独さんの一番高いサンプルと同値かぁ、、個人的にはもっと上なのかなと思っていました。 鉱物名:スポジュメン 宝石名:クンツァイト 組成:LiAl(Si2O6) 重量:1.955ct 産地:Komo, Gwamba, Zango, Katsina, Nigeria 鑑別:日独宝石研究所
宝石 神戸市中央区 2019年shm
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スペサルティンガーネット(アザドカシミールフンザ渓谷産)0.326ct
産地レアのスペサルティンガーネットです。現地では良く採れるみたいなのですが、市場で見かけることは滅多にありません。パキスタン側カシミール地方の宝石といえばピンクサファイアをはじめとするコランダムが有名すぎて、他のものはあまり聞かないです。 当該石は、スペサルティンガーネットにはよく見られるインクルージョンはルーペでも確認できません。かなり上質のものだと思います。お高いです…。 鉱物名:ガーネット 宝石名:スペサルティンガーネット 組成:Mn3Al2(SiO4)3 重量:0.326 ct 産地:Hunza Valley, Gilgit-Baltistan, Kashmir/ Pakistan 鑑別:日独宝石研究所
宝石 ネットショップ 2019年shm
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パウェライト0.284ct
パウェライトはタングステン酸塩鉱物のシーライトのタングステンがモリブデンに置き換わった鉱物です。シーライトに近いモリブデン酸塩鉱物です。 ほとんど誰も知らないような石ですが、微量に銅が含まれると"クプロパウェライト"という、緑色が映える石になります。 当該石はインクルージョンが多く含まれ、クリアーさを損ねていますが、そもそもこの石はクリアーなものがほとんどありませんし、私は見たことがありません。 鉱物名:パウェライト 宝石名:パウェライト 組成:CaMoO4 重量:0.284ct 産地:India 鑑別:日独宝石研究所
宝石 ネットショップ 2018年shm
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アフガン石
アフガナイト。アウィンが混じっているようですが、どの部分かはわかりません。 アフガン石といえば裸石のほうがどうしてもメジャーで、原石はあまり見かけません。 アフガン石は六方晶系でトルマリンのような形をしており、当該石も例に漏れず、綺麗な形をしています。 鉱物名:アフガナイト 和名:アフガン石 産地:アフガニスタン、バタクシャン、クラン・ワ・ムンジャン郡、サーエーサン
鉱物 ネットオークション 2016年shm
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セレンディバイト1.194ct
かなりのレアストーンらしいのですが、この石で見かけるのは、当該石のような、光を透過しない不透明の真っ黒な石です。 この黒色の原因は含まれる鉄によるもので、ごく稀に光を透過する、透明に近い石があるようですが、お目にかかったことはありません。 光を透過するセレンディバイトはとても綺麗なブルー〜グリーンの色相で、非常に珍しく、非常に高価です。 鉱物名:セレンディバイト 宝石名:セレンディバイト 組成:Ca2(Mg, Al)6(Si, Al, B)6O20 重量:1.194ct 産地:Mogok, Burma 鑑別:日独宝石研究所
宝石 ネットショップ 2016年shm
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アンモライト
アンモライトプラセンチセラスコスタータム。 遊色は若干弱いですが、地色がイエローブラウンの珍しい石。 実は入手時に、表面のコーティングされた樹脂に指紋がついていたので、自分でレジンを購入し塗り直しました。プラモデルとか作ったこと無かったのですが…。 標本名:アンモライトプラセンチセラスコスタータム 産地:カナダ、アルバータ州
化石 ネットオークション 2016年shm
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アンモライト
アンモライトプラセンチセラスコスタータム。 アンモライトはカナダのアルバータ州または米国の一部、ロッキー山脈付近のみから産出されるアンモナイト化石です。アルバータ州の州の石になっています。 表面にアラゴナイト層があり、品質の高いものはブラックオパールに似た遊色を見せます。 また、ブラックオパールとは逆で、ブルーやバイオレットが貴重で、レッドが多いです。逆にブラックオパールはレッドの遊色が見えるものが貴重です。 アンモライト完全体は遊色があまり見えないものでも大変高価です。私も多分二度と手を出さないと思います。 標本名:アンモライトプラセンチセラスコスタータム 産地:カナダ、アルバータ州
化石 ネットオークション 2016年shm
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鶏冠石
リアルガー。 光に長時間晒すと、退色どころの話ではなく、ボロボロになります。私の場合、茶封筒に入れて机の引き出しに保存しています。 産地は中国。あまりミネラルショーでも見かけません。 鉱物名:リアルガー 和名:鶏冠石 産地:中国
鉱物 ネットオークション 2017年shm