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モーリスミニ
イギリスの自動車メーカー・モーリスよりリリースされた画期的なFF2BOX車、モーリスミニです。 モーリスミニは1959年に登場、機械類を小さく居住スペースを最大限とした画期的なパッケージングと愛らしいスタイリングで大いに注目されました。水冷4気筒の850ccエンジンをフロントに搭載、全長3mクラスながら大人4人がしっかり座れる室内を実現しているのが大きな特徴です。2000年までの実に41年に渡って生産されるロングセラーとなり、日本においても大人気となりました。モデル末期は日本が主要マーケットとなっており、生産終了後も「クラシックミニ」等の愛称で親しまれ、専門店が数多く生まれる程となっています。 嘗てレギュラートミカでも登場しているモーリスミニですが、プレミアムでも実車の可愛らしさは健在です。軽自動車の様に小さなボディに愛らしいフロントマスクこそこの車の魅力である事を再認識させてくれます。赤いボディに白いルーフの組み合わせもお洒落で大変魅力的です。ハンドル位置は右側です。
1/50 タカラトミー 740円 エディオンRatteboss
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マツダファミリア800
マツダの小型大衆車、ファミリアの初代モデルです。1964年式の2ドアセダンがモデルとなっています。 ファミリアはマツダ初の小型車として1963年10月に登場しましたが、市場調査の結果ライトバンの開発が優先された故まずライトバンからのデビューとなりました。翌1964年、乗用仕様となりワゴン、4ドアセダン、2ドアセダンが順次登場しています。エンジンは同社の軽乗用車キャロル用のエンジン排気量を拡大した水冷直4OHVを搭載し、最高出力42psを発生しました。(後に1000ccモデルも追加)個性的で美しいイタリアンデザインが特徴だった初代ファミリアは、商業的に成功を収めました。因みに、800cc車は前方のナンバープレートを上方にめくり上げるとバンパーにクランク棒を通す穴があり、これによりバッテリー上がり時にクランク棒による始動が出来たのも特徴です。 ミニカーでは製品化される事の少ない初代ファミリアですが、嘗てのアルファロメオにも通ずるイタリアンなスタイリングが大変魅力的です。個性的なフロントマスクもリアルに再現されています。明るく上品な空色のボディカラーも美しいスタイリングによく似合っています。 2023年現在ではOEM供給を受けるライトバンのみにその名を残すファミリアであり、個人的にはFF初代の3ドア1500XGのイメージが強いブランドでありますが、こうして見ると初代モデルこそもっと注目されても良いのではと思える魅力的な車種である様に感じられます。
ノレブ 550円 HARDOFF マツダRatteboss
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トヨタカローラ1100 2ドアセダン
トヨタを代表する大衆車、カローラの初代モデルです。1100ccの2ドアセダンを再現しています。 初代カローラは800cc級のパブリカと1500cc級のコロナの中間を埋めるモデルとして1966年11月に発売されました。当時の大衆車が軒並み排気量1000ccであったのに対し、カローラは1100ccのエンジンを搭載し「プラス100ccの余裕」をキャッチコピーが採用されてライバルに対しての余裕がアピールされました。装備と価格のバランスが良く、そこそこの高級感もあった事からライバルの日産サニー(初代)を凌駕し意図した通りの商業的成功を収めました。1969年には車名別年間販売台数で首位を獲得し、その記録は2001年までの33年間に渡り続く事となりました。カローラがベストセラーカーとして認知されるきっかけとなったモデルと言えます。因みに、当初は2ドアセダンのみの設定でしたが登場翌年の1967年には4ドアセダンとバンが追加されています。 カローラの原点であった2ドアセダンモデルのミニカーですが、コンパクトな車体ながらゆとりのある室内空間を有していた事がうかがえます。2ドアとはいえ実用性をしっかり追求した雰囲気があり、当初から4ドアセダンの追加を前提に設計されていた事がよく分かる雰囲気です。赤いボディカラーがお洒落で魅力的に映ります。
1/64 トミーテック 1000円 リサイクルショップRatteboss
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三菱ランサー1600GSR
三菱の小型セダン、初代ランサーの高性能グレードとなる1600GSRです。 ランサーは1973年にギャランとミニカの間を埋めるモデルとして登場、2ドア及び4ドアセダン、ライトバンをラインナップしていました。グレード構成も幅広く、中でも高性能グレードである1600GSRはラリーでも大いに活躍しました。後のランタボ、ランエボに繋がるスポーツセダンのイメージを確立しています。 チョロQでは実車のイメージカラーであるグリーンのボディカラーを纏い、スチールホイールとの組み合わせで渋い雰囲気となっています。フロントマスクも実車の特徴をしっかり捉えリアルに再現されています。端正な2ドアセダンのスタイルが、デフォルメボディの制約の中で綺麗に再現されているのもまた魅力的です。
タカラ(現タカラトミー) 330円 BOOKOFF No.97Ratteboss
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トヨタパブリカ
トヨタパブリカの初代モデル、2ドアセダンです。 トヨタ初の大衆車として1961年に登場し、後のパブリカ・スターレット→スターレット→ヴィッツ→ヤリスの源流となりトヨタのボトムレンジを支えました。現代の日本車ではまず存在しない700cc及び800ccの排気量となっており、国産大衆車初の水平対向エンジンの採用が特徴でした。 1/64スケールのミニカーとなると可愛らしいサイズ感となっています。軽自動車+αのサイズであった実車のコンパクトさがよく分かります。優しい雰囲気のライトブルーのボディカラーや、ヘッドレストの無い黒いシートがノスタルジックな雰囲気を感じさせます。メッキで再現されたバンパー及びフロントグリル、ホイールのリアルな再現が魅力的です。 どことなくフォード・アングリアに似た雰囲気を感じさせます。
1/64 トミーテック 400円 リサイクルショップRatteboss