ホンダ1300 77S
ホンダが嘗て生産・販売していた小型車、ホンダ1300です。シングルキャブ仕様である77のSグレードを再現しています。
ホンダ1300は1969年4月、ホンダ初の4ドアセダンとして発表され同年6月頃より販売開始されました。シングルキャブ仕様の「77」、4連キャブ仕様の「99」が存在しており、翌年にはポンティアック風のフロントマスクが特徴の「クーペ7/クーペ9」も追加されました。水冷よりも空冷を推す故・本田宗一郎氏の技術的信念により、当時でもこのクラスでは珍しくなっていた空冷エンジンを採用していたのが大きな特徴です。エンジンはオールアルミ製の1.3ℓ直列4気筒で最高出力はシングルキャブレターで100ps、4連キャブレター仕様で115psを発生しました。これは当時の1.8ℓ〜2ℓクラス並みの出力となっており、ライバル車と比較して極めて優秀なものでした。
しかし販売面はまったく振るわず、結果的にわずか3年で販売終了となりホンダ最後の空冷エンジン搭載の4輪車となりました。
ミニカー化の珍しいホンダ1300ですが、こうして見るとバランスの良いスタイリングと言った印象であり、黄緑色のカラーリングも良い感じです。ホイールデザインもスポーティでホンダ車ならではの個性が感じられます。後にホンダは初代シビックが国内外でヒットしていますが、このシビックのヒットはこの車の存在あってこそだった、という事を改めて感じさせます。
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トミーテック
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