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Trochoceras sandbergerii
Species :Trochoceras sandbergerii Age :シルル紀 location:チェコ/クッヘルバート ルトセラス科のノーチラス。 ジャイロコニック(ゆる巻き)で太めのリブを持つ。 この標本は中心が母岩に隠れたり折れたりで観察できないけど、コイル状に巻く珍種。 上から観察すると成長による左右のズレが確認出来る。 トロコセラスの語源は古代ギリシャ語で車輪を意味するトロコロイドから来ているらしく、本属の巻き方は幾何学で言うところのトロコロイドという形状らしい 本来、デボン紀の属らしいけど何故かシルル紀産になっている。 オルドコレクションのため詳細不明。
化石 2024年2月 シルル紀Arato510
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Cyrtoceras cf. plebeium
Species : Cyrtoceras cf. plebeium Age :後期シルル紀ウェンロック location:チェコ/ベロウン オンコセラス目のノーチロイド。 全体的に小型の属。 シルトセラス属の名産地、チェコのプラハ盆地産。 名産地なら流通が多いのかというと、答えはノーだ。 チェコ産の頭足類化石がそもそも流通しない。 コレクターの自慢写真で目にする標本が、軒並みプラハ盆地産ってだけで買える状態で流通してる事は滅多にない。 シルトセラス属に限らずプラハ盆地はオルドビス紀、シルル紀のノーチロイド天国。 だけど、どうやら採石場を閉鎖させて国が保護してるらしく、コレクター品の流出に期待するしかないのが現状。
化石 2023年12月 シルル紀Arato510