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白雲母
雲母の一種だが、銀光沢があり、キラキラして美しい。別名マスコバイト。 薄く剥げる構造で、横から見ると何層にもなっているのがわかる。 耐熱性のある絶縁材料として、真空管やアイロンの材料として使われたり、光沢を活かす顔料として使われたり。 日本でもたくさん産出していて珍しくないが、理科趣味的な蒐集物。 また、雲母といえば生物の授業において、胚の発生の実験で出てくる。分裂前の細胞に雲母片をさしこんで仕切りをつくると、正常に分裂するかというもの。 そのほか、国語の授業でとりあげられる宮沢賢治の『やまなし』。川の中できらめく金雲母が出てきた。 「たしかに、薄く剥がれるから仕切りに使えそう」「あんな感じでキラキラしてるのかな」とこの白雲母を思い浮かべながら授業中にイメージしていた。学習を身近にしてくれていた鉱物コレクションになる。 小学生のときから所持している、リアルタイムで理科少年なときに惹かれたもの。自分の好奇心の原点を呼び起こしてくれる。 #鉱物
鉱物 2.5〜3.5 1992ofugutan
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パパゴアイト・イン・クォーツ
先に投稿したアホーアイトと同じ鉱山で産出するが、さらに希少な鉱物。鮮やかな青い部分がパパゴアイト。 ミネラルショーですら数が少なく、市場にでるのは少なくさらに高価。 この標本は全体に青くパパゴアイトが見られる。全体の透明度はそんなにないが、一箇所きれいに内包しているのが見えるところがある。 また、大きい水晶が上にのっているのがオブジェとして表情があっていいと思った。 アホーアイトとパパゴアイトが水晶に一緒に内包したものも存在するが、もちろんレアかつ非常に高価。 #希少石 #パパゴアイト #パパゴ石 #鉱物
鉱物 5-5.5 ネットショップofugutan
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セラフィナイト(クリノクロア)
研磨するとグリーンの地に、まるで天使の羽を思わせるマーブル模様が浮かぶ様から、セラフィムという熾天使(最高位の天使)を語源とする。 ただし、認知度の高いセラフィナイトという名前は、実は流通名。鉱物的にはクローライト(緑泥石)グループの代表的な石である、クリノクロア(Clinochlore)という鉱物。 ギリシア語の(klinen 傾く)と(chloros 緑色)を組み合せて名付けられたとのこと。 この磨き石は、面が広く非常に「羽模様」がはっきりでていて美しい。 パワーストーンとしては、癒しの石やイライラを鎮める、協調性やコミュニケーション力を高めるなどと言われる。 #鉱物 #パワーストーン
鉱物 2〜2.5 ネットショップofugutan