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『60セカンズ』エレノア 1/18 GREENLIGHT
2000年公開のニコラス・ケイジ主演映画 邦題『60セカンズ』 原題 "Gone in Sixty Seconds" の劇中車、エレノアです。 1967年型シェルビーGT500ベースと設定されていますが、映画のために造られたクルマであり現実に存在しているクルマではありません。 映画のヒットで所望する人が現れ、レプリカが複数台作成されたようですがそれらは全て「エレノア風」のシェルビーでパーツ等オーナーの好みに合わせたものとのこと。 撮影用の車輛を作成したのは「シネマ・ビークル・サービス」という会社です。 デザインは著名なカーデザイナー「チップ・フース」氏が担当。 所説アリですが3~13台が作成されたそうです。幅があるのはハリボテに近いものからアクション走行に堪えうる車輌までどこまでをカウントするかで意見が分かれるからでしょう。 13台目がプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーのために造られたエレノアで、これが一応「本物」という事になりましょうか。 さて、本品です。 左右ドア、ボンネットフード、トランクが開け閉めできます。 ステアリング連動でFタイヤの角度をつけることも可能。 「Gone in Sixty Seconds」のバッヂが付いています。 外観はほとんどライセンスプレート等含め劇中車そのもので、特徴的なPIAAのフォグ、PSエンジニアリングのホイールなどが奢られていて、ボディカラーや黒のレーシングストライプの入り方も大体同じです。 内装は「GO-BABY-GO」と書かれたニトロスイッチがきちんと造り込まれていて映画を観た人のニヤリポイント。 メーター類がちょっと違うかなぁ。 問題はエンジンルームやアシ廻りを含むアンダー。劇中でフードすら開けられていないのに…しっかり造り込まれているのです。 トランクにはNOSタンクも。 恐らくですが、基本的に同社の他のGT500をリデコし、エレノアのアイデンティティであるフロントフェイスだけ新規で金型を起こしたものなのかと。 そしてエンジンや基本的な内装、アンダーは元になったGT500のものなのでは、と考えております。 そちらは所有していないので確認ができないのですが、調べるとオモシロイのかもしれません。 劇中でエレノアは扱いの難しい「ユニコーン」と呼ばれています。 実際には存在しない架空の動物。 実際には存在しない架空のクルマ。 色々な意味でエレノアにふさわしい二つ名ではないでしょうか。 色々書きましたが、とても好きなミニカーなのであります。
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