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RÖHRIG TAROT
ドイツのイラストレータ・Carl-W. Röhrig 氏のフルデック。コラージュを駆使した美しいイラストで、小アルカナは大アルカナよりは抽象的だが象徴的で、これは慣れるとリーディングし易そう。 Röhrig氏がドイツの方なのでドイツ語版でしかも2010年の解説書セットを入手。解説書は分厚くてフルカラーで大正解なんだけど、読めないという大問題が。今回MuuseoにUPするにあたりちょっと調べたら英語版はイラストがちょっと異なる(修正が入ってる)らしいので、そっちも探すかどうか思案中。この2010年版が修正版なのかどうかも不明。
Königsfurt-Urania 2010 独Hirot
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Elemental Tarot
錬金術師Paracelsusが16世紀に著した(=四元素との対応を定義した)四大精霊をモチーフとしたタロット。 大アルカナは比較的素直に(ただしMarco Turini 氏らしいヒーローコミック調で)伝統モチーフに沿っているが、小アルカナは各スートに対応した精霊——すなわち Wands=火:サラマンダー / Chalice(Cups)=水:ウンディーネ(ニンフ) / Swords=風:シルフ / Pentacles=地:ノーム を描いている。これが伝統的な数札と同様に「その数の精霊を描く」形になっている上に整列してくれているわけでもなく、また結構な割合で同時に人物も登場しているため、数が大きくなると「絵面がうるさい」「何体いるのかパッと見でわかりづらい」という厄介な状態になっており、決して読みやすくはない。 が、どのカードも単体イラストとして成立しているので、慣れてメッセージを読み取れるようになれば楽しくなりそう。 ちなみにいくつかアジアンテイストなカードも。(写真7枚目)
Lo Scarabeo 2010 伊Hirot