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Elrathia kingi
博物館のミュージアムショップなどでよく見かける、安価な三葉虫です。 サイズは20〜30mmと小さいながらも、黒い外骨格や細かく綺麗に並んだ体節など、魅力的な種類です。 非常に多産する種なのですが、ユタ州以外では見つからず、そこの環境に超特化し、繁栄した種だといえます。 他のコレクターの方によると、教科書などによく載っている種だそうです。ちなみに、僕が使っている教科書には福地のGravicalymene yamakoshiiが三葉虫代表として載っています。
一つ目 21mm 二つ目30mm Ptychopariida カンブリア紀Catrilobite
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Ellipsocephalus hoffi
チェコのエリプソセファルスのダブル標本です。(最後の画像の幼体?もありました) 比較的多産し、集団で見つかることも多いようです。 目がない三葉虫と言われることもあるそうですが、最近だと目があるという説が有力です。 この標本にも、小さな目らしきつくりがあります。 一部まだ母岩がかかっていますが、比較的状態の良い標本だと思います。
20mm(両個体共に) Ptychopariida カンブリア紀Catrilobite
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Hamatolenus continuus
モロッコの最初期の三葉虫、Hamatolenusです。 平らで目や尾板が小さく一目でカンブリア紀とわかるような三葉虫です。 産地は詳しくはわかりません。 モロッコのカンブリア紀の三葉虫は、どれも母岩の色と本体のオレンジ色のコントラストが美しいです。 左目や第一胸節あたりの少し色が違うところはおそらく補修されています。 なかなかの大きさがあり、状態も悪くないので気に入っています。 また、僕がヤフオクで初めて購入した三葉虫がこれで、相場の半分以下で買えてしまうオークションの凄さを知ることができた標本でもあります。
92mm Ptychopariida カンブリア紀Catrilobite
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Asaphiscus wheeleri
おそらく最も入手がしやすいであろう三葉虫、Elrathia Kingiと見た目が非常に似ています。 しかし、Elrathia Kingiの体節が13なのに対してAsaphiscus wheeleri の体節は10であり、尾板の割合も後者の方が大きので、簡単に見分けられます。 平坦でシンプルですが、黒光りする外骨格が美しく、かっこいいです。 外骨格には成長線?のようなシワが見られます。
42mm Ptychopariida カンブリア紀Catrilobite