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ミリオンダラー・ベイビー
Million Dollar Baby オチは、そうするしかないのかなぁ。いや、そうすることによって、一瞬の命が輝くって言い方もあるけど。何やら奇跡が起きて四方丸くおさまったらここまでヒットはしなかったろうけど。 パンフレットは左開きの製本タイプ。写真と、細かい字がびっしりの内容が濃い一冊。ページのあちこちから山田康雄の声が聞こえてきそう。(と、思ったが、この作品ができたころにはとっくにお亡くなりになってる。人間の記憶がいい加減なもんだ)
開拓史 監督 クリント・イーストウッド 700円 映画館BLACK
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エレクトラ
Elektra 「デアデビル」からのスピンオフ。なんだけど、デアデビル自体、なんというかその、えーと、そうそう、落ち着いたヒーロー映画だったのでスピンオフといってもなぁ。 パンフレットを見ても、ヒロインたるエレクトラ、あんまり着替えません。というか、赤い服しか着てません。どっかの3倍速い人か。でも、敵役の方が殺陣は速かったりする。 そのパンフレット、小さいな。あまり期待されてなかったのかな。ひたすら十手みたいな武器をかまえたエレクトラ推しです。もちょっとこう、他に色々見せ場が、いや、なかったのか。
ゲルググセイバー 監督 ロブ・ボウマン 600円 映画館BLACK
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香港国際警察/NEW POLICE STORY
原題:新警察故事 傑作、「ポリス・ストーリー」の名前だけ使った、でもジャッキーの作った2004年版。元のポリスストーリーは1985年の作品だから、20年ぶり? 人間、20年も経てばいろいろ衰えるけど、「内面を見せる」方へシフト。もちろん、要所要所でのカンフーは健在。あと、ジャッキーの彼女役が可愛い。 ただ、パンフレットはあんまり「ポリスストーリーの復活!!」てな意気込みはは感じられない。一応、過去の作品にも触れてはいるけど、そこにあの頃のジャッキー映画の無類の楽しさ元気の良さは載ってない。ちょっと残念。
カンフー 監督 ベニー・チャン 600円 映画館BLACK
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頭文字D THE MOVIE
头文字D おなじみイニシャルDを香港のスタッフや俳優で再現した多国籍映画。でも実はかなり真面目に走りを再現してる。ハチロクは撮影用にLSD入れてるし、本当に群馬で(!)ロケしたってんだから、スタッフの本気度が分かろうってもの。 パンフレットは横長で、カレンダーみたいに上下に開くタイプ。役者が若者に見えないってとこはまぁ仕方ないけど、でも車の写真をもう少し載せてほしかった。いやまぁ、当時はどこにでも走ってる車だったから、わざわざ掲載するまでもないと思ったんだろうな。
公道GP 監督 アンドリュー・ラウ 600円 映画館BLACK
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ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]
Fantastic Four 大金かけて作ったのに、まさか10年後に、マーベル再編成大作戦に呑まれてしまうとは……いや、この作品に限ったことじゃないんだけどね。 出てくるヒーローは、体がゴムみたいに伸びたり、岩石イワオだったり、透明人間だったりと、どっかで見たような能力ばっかり。いや、こっちが先だとか言っても始まらない。今やありふれたその能力「だけ」では売りにならない。面白いドラマを作れるかどうかなんだが。 パンフレット、ごく普通。マーベルユニバースの紹介のページあり。「他のヒーローがファンタスティック4と共闘する映画を見てみたい」とか無邪気に書いてある。実現しちゃうけどな。
地球が地球が大ピンチ 監督 ティム・ストーリー 600円 映画館BLACK
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ドミノ
Domino 実話で、モデルにした本人が、映画にちょろっとカメオしていて、かつ映画公開と同時期に薬物の過剰摂取で死んじゃったという、逸話てんこ盛りの一本。 普通、実在の人物の映画化したりすると「こんな美人じゃねぇだろ」ってツッコミが入るもんだけど、本物のドミノはモデルやってたってぇから、「現実離れした美人なのに現実に近い」というねじれた表現になっちゃった。 パンフレットはごく普通。実在のドミノをクローズアップしてほしいところだけど、「ミッキーローク」を押し出してるページもあり。うーん、日本での知名度考えたら仕方ないか。
プロジェクトX 監督 トニー・スコット 600円 映画館BLACK
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シン・シティ
原題:Sin City アメコミの実写化についての新しいアプローチ。やたらに「おしゃれ」。いあ、「おしゃれ」じゃないんだろうが、他に形容する言葉がない。 でも結局、フォロワーは現れなかったなぁ。規模は違うけど、日本で庵野の「ハニメーション」がフォローされなかったのと似てる、かな。 パンフレットは製本タイプ。ページ数えらいこと多い。21世紀のスターウォーズのパンフレット並み。中身も黒と赤のどぎついページが並び、ときおり黄色いさらに攻撃的なページが挟まる。パンフだけでも見ごたえあり。
2.5D 監督 ロバート・ロドリゲス 800円 映画館BLACK
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ブラザーズ・グリム
The Brothers Grimm 昔話作家の創作の苦労とか、民話の収集行脚とか、そういうのを想像してたのに、全然違った件。割と、ありがちな映画になっちゃってたなー。でも、ある程度は昔話の知識があるとより楽しめます。 パンフレットは製本タイプ。表紙がなんだろう、羊皮紙?っぽい紙でできてる。裏表紙はモニカ・ベルッチ。胸の開いた衣装なのに、なぜかヤらしく見えないのが残念。パンフの中身は普通。あ、テリー・ギリアムの作品一覧があるな。この映画の売りどころは監督名だと判断したのかしら。
魔法使いモノ 監督 テリー・ギリアム 700円 映画館BLACK
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七人のマッハ!!!!!!!
原題:เกิดมาลุย, 英題:Born to Fight 『マッハ!!!!!!!!』を連想させますが、直接の関係はありません。主役も替わってる。スタッフが一緒。 で、あの無茶苦茶な「実写優先」の撮り方で「七人」を作ったんだから面白くないわけがない。 ただし。パンフレットは正方形に近い小さな版。もっと大きくしてもよさそうなもんだが。 中身はフルカラー。写真ぎっしり、、レイアウト凝り過ぎ。勢いあまって誤字まである。これはこれで。
七人の侍モノ 監督 パンナー・リットグライ 600円 映画館BLACK
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仮面ライダー THE FIRST
そうそう、こういうのが見たかったんだよ、的なライダー。海の向こうじゃバットマンやらスパイダーマンやらが大金かけてリメイクされてるってのに、本朝ではなかなかそういう作品がでなかったんだよな。産業スパイとしてのバッタ男の使い方とか、ああそうだよな、そうそう、これが本来の改造人間の使い方だよな、とうなづきまくった記憶が。が、まぁその。成績的にはというと。 惜しいなあ。もうちょっとシナリオ練ってくれれば、と思わないでも。 パンフレット、ちょっと枚数多め。オリジナルに近づけつつ、すきっとした現代的なイケメンライダーをたっぷり見せてくれます。よく読むと、スタッフの中に思わぬ大物の名前があったりして、みんな仮面ライダー大好きなんだな、と。ただし、パンフレットの定価は1000円。あらびっくり。
リメイク 監督 長石多可男 1000円 映画館BLACK
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ステルス
Stealth 空母上の特撮はすごいと思った。本当に実物大の飛行機作ったのかと。(実際、本物の空母で撮影したそうですが)。 が、それ以外の部分はというと。まあその。もちょっと現実味のある技術と物語にしてほしかったなぁ。空母のシーンを省いて「スターウォーズ・ドロイドの反乱」ってタイトルにしても信じてしまいそう。あと、映画のタイトルも、どっちかっていうと「ステルス」じゃなくて「無人機」の方がいいよなぁ。 パンフは横長。表紙は空気抵抗とレーダーの反射面積が大きそうな「ステルス無人機」が真ん中。主役だからな。各界の専門家がちゃんと考察書いてくれてるのがうれしい。
ひこう少年 監督 ロブ・コーエン 600円 映画館BLACK
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皇帝ペンギン
原題: La Marche de l'empereur パンフレット、なんだけど。奥付見ると「ガーデンシネマ・イクスプレス第119号」となってる。で、その下に「皇帝ペンギン劇場用パンフレット」と書いてある。あ、表紙にも小さく書いてあるわ。どういう事情なんだろう? で、そのパンフレット。製本タイプで、えらく厚い。写真も一杯。というか、これだけでちょっとしたペンギンの写真集だわ。広告のページも最小限。これで600円? 元がとれるのかな?
動物もの 監督 リュック・ジャケ 600円 映画館BLACK
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SHINOBI-HEART UNDER BLADE-
「一芸忍者」ってのは、うまいこと対戦相手を選べば、そらもう面白くなる。ジョジョのスタンド使い戦のようなもんだ。 でも、役者を優先させるためには、あんまりバトルが面白いのはよくないと考えたひとがいた……わけじゃないんだろうけど。 パンフ、変型判でキラキラ表紙。オールカラーで和紙っぽい紙が挟まってたり、お金かかってる印象。でもこの作品、一般から出資を募ったんじゃなかったっけ。出資者の名前が書かれてないぞ。
山を飛び谷を越え 監督 下山天 800円 映画館BLACK
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バットマン ビギンズ
原題:Batman Begins ノーラン版バットマンの1作目。この次の「ダークナイト」がえらいことモテモテなため、ちょっと割を喰ってる感じ。役者もスタッフも変えてないのになあ。いや、この作品でウォームアップしたから「ダークナイト」が面白くなったと考えようか。 パンフレットは製本タイプ。すごいな。この作品が出たときは、まだそこまでのヒットシリーズになるとは予想できなかっただろうに、すでに「大作」の風格。ざらっとした手触りの表紙と、粒子の粗い写真を使って「ゴッサムシティ」の空気を表現してる。いいパンフ。しかも、このつくりで700円。安い。
ダークナイト 監督 クリストファー・ノーラン 700円 映画館BLACK
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キング・コング
King Kong 2005年の、ピーター・ジャクソン版ですね。ロードオブザリングで得られた技術と経験(と資金)を全部詰め込んで詰め込んで情熱あふれまくりの映画でした。一般人がその「ドンブリからあふれんばかりの(あふれてる)濃い具」を全部食べ切れるかってぇと、またそれは別。 パンフレットは本編に比べたら、ちょい控え目。それでもきれいな印刷で、コングやヒロインの大きい写真を見せてくれます。この話のヒロイン、パンフの写真でもわかる通り、胸のあいた衣装ばっかりなのに、全然色っぽくないのな。76年版とはえらい違いだ。
動物もの 監督 ピーター・ジャクソン 600円 映画館BLACK