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雨あがる
After the Rain 不器用な二人(浪人と殿様)の恋物語、って書くとちょっと違うか。「でも、その方、お好きなんでしょう?」と奥さんにお尻叩かれるあたりが映し絵になって、味わい深い一本。上映時間が90分てぇのもすぱっとすっきりでいいですな。 誰ぞの芝居がまずいとか、そんな声もあるけど、それはそれで「不器用」だと思えば。思えない? パンフレットはちょっと大きなサイズ。艶消しの手触りのいい紙。右とじの真ん中二つ折りだけどページ数多し。完成台本全部掲載。太っ腹だな。キャストスタッフも全部(かどうかはわかんないけど、けっこうな人数)掲載。ありがたや。
ちゃんばら 監督 小泉堯史 700円 映画館BLACK
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タイタンA.E.
原題: Titan A.E. 「タイタン」っていやあ「巨人」って意味だ。だから、巨大な宇宙人が出てくるのかと思ったら、巨大な宇宙船の名前だった。 そういえば、ホーガンの「ガニメデの優しい巨人」は、「巨人」なのに、木星なんだな。土星のタイタンとは無関係でややこしい。 それはそれ。 どうにも、こう、メリケンのキャラクターデザインって、変わらないねぇ。いや、向こうの人がみたら全然違うのかもしれないけど、ここのキャラ、別のディズニー作品のモブでも不自然じゃないし。で、彼らの考える「アジア系美人」って、「美人」て。ついでに言うと、エイリアンクイーンの名前は「サスケハナ」(さっきウィキった)だってさ。北米インディアン語じゃねぇか。 まいいや。 壮大な話のはずなのに、パンフレットはちょっと小型。二つ折りタイプ。真ん中見開きは、スタッフ紹介で文字ばっか。「タイタン号」も「女王サスケハナ」もその形がはっきり分かるページなし。巻末に付録としてキャラクターのシールがついている。ただまぁ、この映画のシールをどこぞに貼っても、その、同好の士が釣れるかってぇと。
地球が地球が大ピンチ 監督 ドン・ブルース 600円 映画館BLACK
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ミッション・トゥ・マーズ
原題: Mission to Mars そういや、火星の人面岩ってどうなったんだろう。なんでも、別の方向から撮影したら、全然「人面」じゃなかったとか。まぁそんなもんだ。 「科学が進歩すると、ロマンが失われる」なんてこと言う人もいますが。いやお待ちなさい。そも、科学が進歩したから「不鮮明な人面岩」の写真が得られたんじゃないか、と。 それはそれ。 これ、2000年の作品なんですってよ。2000年に、2020年の出来事を想像して作った映画なんですよ。ひるがえって現実の2020年といえば。 まあ、それもそれ。 映画そのものは、まぁ、あの名作を2000年の文法と観客ウケに従って仕立て直したような作品です。映画監督ですから。「いつかは打倒キューブリック」を夢見ちゃうんでしょう。……てなこと考えながら見てたら、パンフレットの中に、全く同じこと書いてあった。やっぱり誰でもそう思うよね。ほら、ヘルメットの形が。
2001年もの 監督 ブライアン・デ・パルマ 500円 映画館BLACK
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グラディエーター
原題:Gladiator 2000年の映画。2000年て、20世紀なんだよな。前世紀。 えーと。パンフレットによると、舞台は西暦180年。おお、くしくも東洋では「三国志」の英雄たちが旗揚げを始めた頃じゃありませんか。そやって観れば、ちょとだけ親しみが湧いたりして。船が流されて東アジアに流れ着いたら、ラッセルクロウが曹操の部下になったかも。 パンフレットには「21世紀に語り継がれる壮大なスペクタクル・ドラマ」とか書いてある。そら、まだ20世紀だからな。でも、パンフレットそのものは真ん中折りのごく普通のもの。ただ、この手の映画にしては珍しく、スタッフロールが全部載ってる。好感度+1。
ジャーンジャーン 監督 リドリー・スコット 600円 映画館BLACK
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M:I-2
トム・クルーズ版スパイ大作戦の2作目。 えーと、公開は、2000年!? ええっ? そんなに昔? 20世紀の映画じゃん。いや、パラマウントだよとかそういうツッコミは置いといて。この駄文書くために、どんな話だったかうぃきってみたけど、これっぽっちも思い出さない。いいんだよそれで。 で。パンフレットは大判。「大作!」って自己主張がパンフレットからもにじみ出てます。でかいパンフレットは写真がメイン。いいんだよトム・クルーズなんだから。 そんでまぁ、この作品から20年後もやっぱりミッションインポッシブル作ってるのがすごいね。
スパイ大作戦 監督 ジョン・ウー 800円 映画館BLACK
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X-メン
原題: X-Men 今ぐぐったら、正式な日本語タイトルは「メン」なんだな。いや、だからどうってわけじゃないけど。 壮大なシリーズの一本目。パンフレットも大判で、さあ大河ドラマの始まりだと訴えてます。もちろん、ヒュー・ジャックマンのウルヴァリンがえらいことかっこいい。それに加えて、両陣営のボスが魅力的なおっさんであることに気づかされます。ページをめくってると、おっさんのでかい写真が目に飛び込んでくる。世界を変える/救うのはおっさんなのだ。 大河ドラマはふくらんでふくらんで、でも「ヒュー・ジャックマンのウルヴァリン」に関しては、きちんと完結させたのがすごいな。好きなシリーズです。
X-MEN 監督 ブライアン・シンガー 700円 映画館BLACK
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バトル・ロワイアル
これも、映画そのものよりも、出演者や映画を取り巻く場外乱闘の方が話題になった一本。悪名は無名に勝る、というわけで、結果として映画が売れたからこれでいいのだ。 パンフは、「R」と「B」の二本立て。ただし、どちらも薄くてグラビア紙は使ってない。「B」は役者、「R」は物語、スタッフについて書いてある。文字いっぱい。黒背景に赤文字は読みにくいなー。
実写化 監督 深作欣二 不明 映画館BLACK
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ダイナソー
原題:Dinosaur ジュラシック・パークを横目で見ながら「おいらにだってそのくらいできらぁ!」とディズニーが作った恐竜映画。が、まあ、「恐竜がいるパークへ行く」わけではなく、恐竜をディズニー帝国のルールにあわせて動かしただけなんで、ドラマ的には別に恐竜でなくてもいいんいじゃねぇの? と思わないでも。 パンフレットはごく普通のつくり。日本語吹き替えキャストにも1ページをさいてインタビューしてる。あ、この頃の「恐竜」は、まだ毛だらけじゃなかったんだ。
NHKスペシャル 監督 エリック・レイトン 600円 映画館BLACK
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007 ワールド・イズ・ノット・イナフ
The World Is Not Enough ↑日本語だとどう訳せばいいんだろう? 「ボンドにゃ地球は狭すぎる」とかすると字幕っぽい? ぐぐったらボンド家の家訓だそうで。 パンフは普通のつくり。表紙はちょっとやっつけ仕事っぽい(失礼)。あと、本編がそうだから仕方ないけど、「タンクトップを着た美人」はテロリストに見えちゃうぞ(偏見)。 例によって「007のひみつ」みたいなページもある。ボンドカーがBMWってのがちょと悲しい。まあ、次回作から英国車が復活するけどな。
スパイ大作戦 監督 マイケル・アプテッド 600円 映画館BLACK
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マルコヴィッチの穴
Being John Malkovich 公開当時はあんなに面白がって映画館へ行ったのに、「映画館へ行った」記憶は残ってても、どこがどう、どんな理由で面白かったか思い出せないなぁ。 奇抜な脚本が刺さる年代、とかそういうのがあるのかしら。 パンフレットを読み返してみても「面白いとアノ人が言ってる」「面白い映画を作った人のインタビューが載ってる」ばっかりで、映画の面白さのツボがよく判らない。やっぱり、人を選ぶんだろう。
思い出せない 監督 スパイク・ジョーンズ 600円 映画館BLACK
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ダンサー
The Dancer いやまあ、どうでもいいが(よくない)、こらまた検索しにくいタイトルだなあ。21世紀では致命的ではなかろうか。それはそれ。 美少女発掘人リュック・ベッソンの本領発揮……かと思ったんだが、主演の女の子、この後は目立った活躍なし。うぃきに独立したページがないぞ。謎だ。 パンフレットは横長。映画のメインディッシュである、ダンスのシーンの写真山盛り。普通サイズにして、もっと大きな写真を使ってくれれば、と思わないでもない。
シンデレラ 監督 フレッド・ギャルソン 600円 映画館BLACK
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マッドマックス
Mad Max 「ジャンル」に「プロモーション物」って入れたけど、主演のメル・ギブソンだけじゃない。V8インターセプターも、ソウドオフのショットガンも、カワサキの1000も、黒いレザーの上下も、画面に登場する全てのものがカッコイイ。 バットだがしかし。このパンフはかなり謎。(公開当時ではなく、かなり後から友人に譲ってもらったものです) まず、表紙。と表紙をめくったところのイラスト。どちらもヘルメットを被った人物がショットガンを構えてる。この映画の中でヘルメットを被った警官はグースしかいないんだが、グースは短いショットガンを持ってない。いつ作られたイラストだろう? 同様に真ん中見開きのイラスト(永井豪!!)でも、アームプロテクタをつけた人物(グース?)がショットガンを構えてる。ちなみにこの人、腰に拳銃を、しかも逆向きに吊ってる。誰だ? それから、キャスト、スタッフの解説が全くゼロってのも不自然。いくら新人とはいえ、それまでの経歴や年齢くらい載せてくれてもいいような気も。 パンフレットが作られたのは「ヒットした後」なんだから、いくらでも調べる時間はあったと思うんだが。ちなみに例の「撮影中にスタントマンが死亡」はこのパンフレットにもちゃんと載ってる。
プロモーション映画 監督 ジョージ・ミラー 譲渡 不明BLACK
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TAXi2
TAXi2 まだまだ面白い、TAXiの二作目。これは日本のヤクザが悪役で、ランエボが出てくる作品だな。作品中の日本人の描かれ方が、「得体の知れない東洋人」っていう、古きよきハリウッド映画そのまんまなところが素敵。あと、エマ・シューベルイのノーパンアクションも楽しめるのはこの作品だったっけ? パンフは横長。表紙の裏側は三菱の広告。裏表紙の裏側はプジョーの広告。判ってるねぇ。
フランス映画 監督 ジェラール・クラヴジック 600円 映画館BLACK
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60セカンズ
Gone in Sixty Seconds 「昔、バニシングin60っていうすげー面白い映画があったんだけど。」 「あれ、ほとんど監督の手作りなんだよね」 「あれをさ、大スターとVFX駆使してリメイクしたらもっと面白くなるんじゃねぇ?」 って会話が、どっかで交わされたんだろうなぁ。面白くなったかと言うと。まぁその。 パンフレットも、「主役はスター」です。せっかくの「エレノア」も手前にぼんやり顔のスター様を立たせての撮影。
リメイク 監督 ドミニク・セナ 500円 映画館BLACK
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スペース カウボーイ
原題:Space Cowboys ダイスキな一本。とにかくジジイがかっこいい。同じ「宇宙で自分探し」なら、このくらいエンタメに落とし込んでくれなくちゃ。 パンフレットも、ほら表紙がかっこいい。キャストスタッフ全員掲載が素敵。クリントイーストウッドについて6ページさいて「小事典」載せてる。主演の4ジジイについては、それぞれ別のライターが、いかにそのジジイがかっこいいかについて熱弁ふるってる。パンフレットだけでも魅力的。
いろいろ刻んだシワの数 監督 クリント・イーストウッド 700円 映画館BLACK