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Roads to Leningrad
Roads to Leningrad(GMT)は、1941年、レニングラード南方における北方軍集団とソ連軍の戦いを扱う作戦戦術級。このゲームは、41年7月と8月における、ソリツイとスタラヤ・ルッサ近郊におけるソ連軍の反撃を描いています。2 In 1のゲームです。ユニットは大隊規模で、デザイナーのVance Von Borries氏の本領が発揮できるスケール。通常の作戦級よりも手順が複雑になっていて、CRTは機動と突撃の二つに分かれています。 これの姉妹編というべきRoads to Moscowは、コマンドマガジンの付録になっています(131号、138号)。こちらも、RTMとほぼ同じシステムが採用されています。コマンドマガジンには、リプレイが掲載されており、少し面倒なルールの理解の手助けをしてくれています。
作戦戦術級 あり GMTファイトいっぺい
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Demyansk Shield
1941年の攻勢で,ドイツ軍はレニングラードの南約250キロの地点にあるワルダイ高地を占領し,その地に踏みとどまり越年した。ここに進駐したのはドイツ軍の12個師団だったが,戦線が大きくロシア側に食い込んだ形になっていて,その形は半島状になっていた(最短部分で長さ10キロ)。ここは,モスクワとレニングラードを結ぶ要衝地であったため,ロシア軍は,41年の冬から42年の春にかけて,この地域を包囲しようとした。一時包囲は成功したが,のちに奪い返され,42年11月まで戦線は膠着した。42年11月からのソ連軍の冬期攻勢によって,43年2月,ついにドイツ軍はデミヤンスクから撤退した。 本作品は,このようなデミヤンスクを巡る攻防のうち,42年1月から5月にかけてのロシア軍の攻勢を再現します。パウル・カレルの名著「焦土作戦」においては,42年11月からの記述は濃いのですが,42年初頭の攻勢については,あっさりとしかふれられていません。 デザイナーは,Vance Von Borries氏。Brorries氏の作品は,結構細かいルールが多いのですが,これは比較的あっさりしているようです。
作戦戦術級 なし Region Gamesファイトいっぺい
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Patton’s Best
Paton's Bestは,プレイヤーが,ジョージ・パットン将軍麾下のエリート師団・アメリカ第4機甲師団に属する一戦車長になって,ノルマンディ戦以降の西部戦線を戦い抜くゲーム。ソリティアプレイ専用のゲームで,プレイヤーは戦車長の立場になる。砲手,装填手,操縦手などのクルーも登場し,それぞれに能力値があって,戦闘によって能力が高まったり,死傷したりする。また,戦車も最初はシャーマンM4型が与えられているが,進行に従って,M4A1など,グレードアップしていく。 プレイヤーは1日に1ミッションをこなす。抵抗が少ない日もあれば,激しい反撃を受ける日もある。 約1年間のキャンペーンゲームをこなすのはかなりの時間がかかるが,ロールプレイングの要素があり,実におもしろくすばらしいゲーム。
戦闘級 あり AH/HJファイトいっぺい